バッハ, ヨハン・ゼバスティアン(1685-1750)
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「ソナタ」という形式ながら時代も様式も全く異なる3つの作品を、それぞれ異なる特長をメニューインはとらえつつ愛奏しました。バッハは「気高く清らかな音質が必要」であり、過度な情緒を排除し用意周到なアプローチをもって演奏しています。ジプシー的な即興に憧れていた幼少期に親しんだエネスコの3番のソナタは、「当時は即興には不向きだった自分のスタイル」に、ジプシーらしい奔放な表現を可能としてくれたと述懐しています。「レクィエム」と皇紀2600年の記念に委嘱された「交響曲」でなお残しているピッツェッティのソナタは、1932年のイギリスツアーの際にレパートリーに取り入れられたもので、幽玄な響きが特長です。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111127 |
無伴奏ヴァイオリンのための作品集で一躍その名を轟かせたバロック・ヴァイオリンの名手ファン・ダールが、知る人ぞ知るチェンバロの名手ファン・アスペレンと組んで再びお送りするバッハ。今回はチェンバロ伴奏付きの6曲のソナタで、バッハを好きになれそうな人なら是非聴いておきたい作品の一つです。派手さは無くても、何度反復鑑賞しても飽きない奥深さを備えた逸品。受難曲のアリアを聴いているかのような感動に包まれる短調の緩徐楽章、クリスマスのメロディーを連想させる8などが特にお薦め。同時発売の第2集(8.554783)も併せてどうぞ。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554614 |
この作品集は一見地味ながら人気が高く、録音は多数発売されていますが、当盤の最大の特徴は、第6番の決定稿以外の異稿による演奏も収録していること、これはバッハ・ファンには貴重です。同時発売の第1集(8.554614)と併せて、是非全曲をお楽しみください。息子カール・フィリップ・エマヌエルが、「亡き父の最も偉大な作品の一つ」と呼んだ傑作ソナタ集が、女流ヴァイオリニスト、ファン・ダールによる、古楽器ならではの微妙なニュアンスに富んだ柔らかい演奏によって、作曲後数百年経ってもなお新鮮な輝きを放ちます。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554783 |
現代最高のリュート、ギター奏者アクセル・ヴォルフ。彼はハンス・ミヒャエル。コッホに師事し、ナイジェル・ノース、ホプキンスン・スミスのマスター・コースを受講し、ロルフ・リスレヴァントにも師事し研鑽を重ねて来ました。OEHMSレーベルを始め、これまでにも何枚ものCDをリリース。演奏活動も活発に行っています。このアルバムは輝かしさと仄暗さが相俟った独特の静かな音楽で知られるヴァイスの作品を中心に収録した1枚です。彼のオリジナルの作品のいくつかを冒頭に置き、やはり素晴らしいリュート作曲家であるながら、あまり知られる事のなかったバロンのソナタを1曲。そしてヴァイスが編曲したバッハの「ヴァイオリンとチェンバロのための組曲」のリュート版、またヴァイスのオリジナル作品を最後に置くというプログラムで、曲の間に流れる親密な空気が、そのまま演奏家たちの間に流れているというもの。「FRIENDS」と言う言葉がぴったりの1枚です。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC876 |
クラシックからジャズまで、マルチな才能を発揮するオーストリアのヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット。このアルバムではバッハの様々な作品からインスパイアされたインプロヴィゼーションを披露しています。有名なカンタータのアリアがモダンな姿で蘇るだけでなく、クルト・ヴァイルやジャンゴ・ラインハルト、ジェローム・カーンらの楽曲もさりげなく取り入れられるなど、全く耳を飽きさせることがありません。彼の友人たちも様々な楽器を持ちより、演奏をバックアップ、親密なセッションをお楽しみいただけます。(2019/07/26 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1892 |
【カルミニョーラとブルネロによる二重協奏曲集!バッハの名曲2台ヴァイオリンも収録!】名手カルミニョーラがARCANAレーベルに登場。ブルネロとのデュオで、バッハとヴィヴァルディの二重協奏曲を聴かせる驚きのアルバムを世に問います。ここでブルネロが奏でるのは、『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』を全曲移調無しで弾いた(A469/NYCX-10100)4弦のチェロ・ピッコロ。この楽器は、通常のチェロに張られる4本の弦に上のE弦を足し(バッハの「無伴奏チェロ組曲第6番」は、この5弦のチェロ・ピッコロを想定していると言われます)、さらに一番下のC弦を省いて4本としたもので、アルバム・タイトルのSonar in Ottava (オクターヴで鳴る)が示すように、ヴァイオリンの丁度1オクターヴ下の調弦となっています。ヴァイオリンとチェロ・ピッコロを独奏として奏でられるのは、バッハの名曲BWV1043を始めとした、主に2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲。通常は同音域で重なるため区別し辛い2つの声部が、片方がオクターヴ低いことでたいへん引き立ちます。2つのチェンバロが原曲(ヴァイオリンとオーボエでもお馴染み)のBWV1060ではさらにくっきり。その結果立ち上がるのは二人の丁々発止のやり取りと、目から鱗が落ちるような旋律の綾の面白さ。ドーニとアッカデーミア・デラヌンチアータによるアンサンブルも、非常に前掛かりの演奏で名手たちの競演を大いに盛り立てています。それぞれの作品がぐっと身近に、面白く感じるアルバムです。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A472 |
J.S.バッハとヴィヴァルディ。人気の高い二人の作曲家の名作を「独奏マンドリンとマンドリンオーケストラ」で演奏するというコンセプトのアルバム。原曲のほとんどは2つ以上のヴァイオリンのための協奏曲(弦楽と通奏低音を伴う)ですが、これをマンドリンで演奏することで生まれる響きはとても珍しく、また魅力的です。指揮は、自らマンドリンも演奏するドリーナ・フラティが担当。最後の曲はもともとマンドリンのための協奏曲ですが、こちらも更にエレガントな音を楽しむことができます。もちろんどの曲もマンドリンの超絶技巧が駆使された素晴らしいアレンジです。(2017/05/19 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7787 |
オーストラリア出身のガンバ奏者、ローラ・ヴォーガンと、ニュージーランドの古楽奏者ジェームズ・ティブルズのコンビによるJ.S.バッハのガンバ・ソナタ集。BWV1027からBWV1029の3曲は、バッハ自身の手による作品も含め、様々な他の楽器のために編曲されているという経緯もあり、ティブルズはこのアルバムのために2曲の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」をハープシコード用に編曲したものを演奏。バッハのトランスクリプションに敬意を捧げています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0090 |