バッハ, ヨハン・ゼバスティアン(1685-1750)
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【大バッハ自身が得意としたオルガンの新銘器で、名手が《音楽の捧げもの》を読み解く】古楽から現代音楽まで広範な分野に対応できる優れたオルガニストが少なくないベルギーで、今最も期待されている名手の一人シンディ・カスティーヨが、現代屈指の重要工房によるドイツ・バロック式オルガンでバッハ晩年の重要作《音楽の捧げもの》の小宇宙を読み解く意欲的企画。次男カール・フィリップ・エマヌエルの職場となったフリードリヒ大王の宮廷を訪問した晩年の即興演奏をもとにバッハが編み上げたこの作品は、収録曲の大半が楽器指定がないポリフォニー楽曲で占められていますが、全曲録音時には大王が得意としたフルートはじめ、ヴァイオリンや通奏低音楽器などを用いたアンサンブルで臨む場合がほとんど。リフシッツ(ORFEO/C676071)やバーラミ(DECCA)などピアニスト一人による全曲録音が折に触れ登場する一方、作曲家自身が得意としていたオルガン独奏での演奏は近年めったに現れません。カスティーヨが弾いているのは2023年に落成したばかりのナミュールの教会の楽器で、世界的奏者たちからの信望も厚いドミニク・トマ工房がバロック後期のドイツ中部と北部の特徴を踏まえ建造。各音色が明瞭に際立ちながら整ったハーモニーで溶け合う音響はきわめて美しいだけでなく、バッハ自身の脳裏にこう響いていたのではと思わせる説得力にも満ちています。カスティーヨのタッチの確かさと音色選択の妙も見事で、多声の綾を残響でぼかすことなく、その複雑さを心ゆくまで味わわせてくれます。(2025/01/24 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC472 |
イギリスのオルガニスト、チェンバロ奏者ニコラス・ジャクソン。1964年に自身が設立したオーケストラとともにバッハのチェンバロ協奏曲を録音しただけでなく、1970年代にロンドンで最も有名な2つの教会(聖ジェームズ、聖ローレンス)のオルガニストを務めるなど、国際的な奏者として知られています。また、スペインのカタルーニャではバッハ・フェスティヴァルのディレクターを務めるなどバッハの大家としても活躍しており、このアルバムでは、バッハの「チェンバロ協奏曲」と「音楽の捧げもの」を演奏、アルバムの最後はジャクソンが編曲したトリオ・ソナタで締めくくられます。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD077 |
バッハはプロイセン国王・フリードリヒ2世の御前で演奏を行った際、王自らが与えた主題に基づき様々な即興演奏を繰り広げ、王をいたく感心させました。そして後にこの「王の主題」に基づく様々な楽曲を集成し、王に献呈したのがこの「音楽の捧げもの」です。御前演奏時には即興できなかった6声のフーガを、改めて書き下した最終回答「6声のリチェルカーレ」、恐るべき工夫に満ちた各種の厳格なカノン、あるいは比較的ライトな感覚もある「トリオ・ソナタ」等、一つの材料を変幻自在に調理してしまうバッハの、「音楽の鉄人」ぶりを御堪能下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553286 |
組曲第3番の「アリア」は、バッハの作品の中でも特にロマンティックで、後にバイオリン独奏用に編曲されて「G線上のアリア」として有名になりました。組曲第2番のフルートが活躍する「ポロネーズ」や「バディネリ」も親しまれていて、誰もがどこかで耳にしていることでしょう。そんなとびきりの名曲を含むバッハの4つの管弦楽組曲を、たった1枚のCDに入れてしまうのはナクソスだけ。初めて発売された時に欧米で絶賛された演奏が、更にお買い得盤になって再登場です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554043 |
人類が続く限り残りそうなバッハの名旋律といえば「G線上のアリア」になるでしょう。あの旋律の原曲16や、フルートの名曲として有名な12や14(名手カイザーのスリリングなパフォーマンス!)を含む管弦楽のための組曲(又は「序曲」)全4曲を、快適テンポで演奏してCD一枚に収めてしまいました(ニ枚にまたがる事が多い)。ドイツの名演奏家アーベントロートやシュナイダーハンの伝統を受け継ぐ指揮者の下、現代楽器を使用しながら古楽奏法の長所を取りいれたこの演奏こそ、現代人にもアピールするスタンダードなバッハ像と言えるでしょう。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554609 |
【俊英オリヴィエ・フォルタンと名手たちが解き明かす、管弦楽組曲が生まれたときの姿】カナダ出身のチェンバロ奏者オリヴィエ・フォルタンほか、世界各地の有名古楽器アンサンブルで活躍する名手たちが集ったアンサンブル・マスク。来日公演で日本での知名度も上がっている彼らは、それぞれの高い技術と音楽性、そして極小編成での親密なコミュニケーションを生かし、作品本来の姿を明らかにするパフォーマンスで定評があります。ここでもバッハの名曲、管弦楽組曲を各パート1人の編成で収録していますが、それだけではなく、現在知られている形の原型とされる、弦楽とオーボエを中心とした編成を再現してみせました。中でも特徴的なのは通常フルートの独奏が入る組曲第2番で、調を全音下げてイ短調としたうえでオーボエが独奏を受け持ちます。フルートの重要レパートリーとなっている「バディネリ」も、もちろんオーボエが演奏。さらに、通常トランペットとティンパニが入る華麗な第3番は弦楽器のみ、同じく第4番では3本のオーボエが加わります。いずれも、バッハが本来構想したであろう形であることも興味深いですが、通常と全く違う響きが味わえることにまず興味を惹かれるアルバムと言えそうです。(2022/06/17 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA832 |
【室内楽のごとく絞り込まれた編成で、18世紀の生々しい作品美の真相に迫る!】ヘンデルやバッハの大作声楽曲でユニークな解釈を打ち出し、LINNに数多くの名盤を刻んできたスコットランドの古楽器アンサンブル、ダニーデン・コンソート。久々の器楽のみの録音は彼らならではの丁寧な解釈が映えるバッハの管弦楽組曲です。バッハの多くの合奏作品と同じく、これら4つの組曲は礼拝に音楽を使わない宗派のケーテン宮廷に彼が仕えていた頃、大半の原型が作曲されていたと考えられていますが、現在広く知られている版はライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督としての仕事に追われながら、市内のコーヒーハウスで定期的に音楽会を指揮するなど、充実した活躍が続いた後年にまとめられており、第3番と第4番は金管・打楽器も入る祝典的な構成。ここでダニーデン・コンソートはあえて18世紀の一般的な楽団規模に近い小ぶりの弦楽編成をとり(ヴァイオリンは3人と2人、ヴィオラ1人に対しチェロとコントラバスは各2人)、各声部の動きが平明に伝わる流れの中で、それぞれのプレイヤーの持ち味を活かした端正にして躍動感あふれる音作りを披露してくれます。LINNならではの自然な息吹を伝えるエンジニアリングもあり、細部までよく考え抜かれたバッハの音楽を改めて深く味わえる抜群の好演として見過ごせません。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD666 |
これまでにも「無伴奏チェロ組曲」や「ブランデンブルク協奏曲」などJ.S.バッハ作品をピアノ用にアレンジし、演奏してきたエレノア・バインドマン。今作では舞曲を中心としたバッハの名作「管弦楽組曲」の華やかな響きを、4手ピアノに置き換えることで、美しい旋律と巧みに施された対旋律を露わにしています。通常のオーケストラ版とはまた違った味わいをお楽しみください。※こちらのCDの収録時間は81分27秒と長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。(2022/11/11 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP915 |