バッハ, ヨハン・ゼバスティアン(1685-1750)
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とりわけ19世紀後半から20世紀前半には、様々な演奏家、作曲家らによって、バッハの編曲が行われました。そのオーケストラ部門の4番打者ともいえるのが、編曲魔ストコフスキーによる数々の作品です。もちろん、ピリオド・アプローチや原典主義とは対照的な路線であり、20世紀後半は、このような編曲作品が価値の低いものと見做されがちな時代でしたが、次第に原作とは別の尺度で評価すべき芸術として認められつつあることは、喜ばしいことといえましょう。「パッサカリア」での圧倒的な音響の大伽藍、あるいは濃厚にロマンティックな味付けの「アリア」やコラール編曲などをお楽しみください。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557883 |
【グルダ若き日のライヴ2種!得意のベートーヴェン、バッハの希少録音など】フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリリースするシリーズ第5弾。最終回となる今回は、グルダが29歳を迎える前後、1959年にドイツの城館で行われた2つのライヴです。このうち、これが彼にとって最初のライヴ収録となる「夜のガスパール」を含むブルッフザール城でのリサイタルは初CD化。「テンペスト」を始め、得意のベートーヴェンのソナタが3曲収録されているのも嬉しいところです。グルダにとってこれが唯一の録音となるバッハの「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(DGより既発)では、抒情性と躍動感の対比を実に生き生きと描いています。いずれもモノラルながら、音質、ダイナミック・レンジともに申し分なく、若きグルダの瑞々しいタッチを堪能することが出来ます。拍手は収録されていません。(2021/02/12 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19098CD |
ソロ歌手がバスとなると地味な気もしますが、バッハの数多いカンタータ中でも、エモーショナルな音楽という点では、最高の傑作が含まれています。特に「第56番」と「第82番」はハイライトと言えるでしょう。「第56番」は、人生を荒波にもまれる船旅にたとえ、最後は死によって神の国にたどり着くという内容です。「第82番」は永遠の安息である死をテーマにしたもので、アリア「いざ眠れ、疲れし眼よ」はバッハの全作品中でも特に有名なアリアです。全体に派手さは皆無ですが、ミュラー=ブラハマンの落ち着いた歌唱に耳を傾けてみてください。静かな感動が広がる音楽が、ここにはあります。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557616 |
バリトン歌手トーマス.E.バウアー。彼が現在最も力を入れているバッハ(1685-1750)のバス・カンタータ集です。「冬の旅」を始め、数々のアルバムで名唱を聴かせるバウアーですが、近年ますます声に深みを加え、今回はバッハでも素晴らしいソロを歌っています。彼は1970年に生まれ、少年時代はレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊に属していました。その後ミュンヘン音楽大学を卒業し、ヘレヴェッヘを始めとした大指揮者たちと共演。その実力を広く世界に知らしめています。このバッハのカンタータは、多くのバス・バリトン歌手たちに愛され、様々な解釈が施されていますが、ここでの彼らの演奏はどちらかというと厳しさよりも優しさを追求したものであり、バウアーの艶やかで甘さを含んだ声がその表現を後押ししているかのようです。BWV82のオーボエ・ソロの自由闊達さにも耳を奪われます。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC887 |
【リフシッツ待望のトッカータ全曲は、現代英国の作曲家シーボーンとのコラボレーション!】ウクライナ第2の都市ハリキウ(ハリコフ)に生まれたリフシッツ。バッハは当初から重要なレパートリーの一つで、1994年に録音したゴルトベルク変奏曲は大きなセンセーションを巻き起こしました。これまでにフーガの技法や音楽の捧げもの、ピアノ協奏曲全集などをOrfeoに録音してきたリフシッツの最新作は、2022年5月の東京公演でもとりあげるバッハのトッカータに、イギリスの作曲家ピーター・シーボーンの作品を組み合わせたもの。リフシッツはこのプログラムで、千変万化する音のテクスチャーとテンポによってピアノ演奏における技巧の魅力と心の深くに訴える力の両方を伝えることを狙ったそうです。1曲だけ収録されたC.P.E.バッハのファンタジアもリフシッツの本領が遺憾なく発揮され、大胆かつダイナミックな楽想の変化を聞かせます。(2022/07/15 発売)
レーベル名 | :Willowhayne Records |
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カタログ番号 | :WHR073 |
クリスティアン・ツィメルマン、レオン・フライシャーなど著名なピアニストに師事し、その才能が高く評価されているピアニスト、エドナ・スターン。彼女はベルギーで生まれ、イスラエルで少女時代を送ります。6歳でピアノを始め、その後1996年から4年間ツィメルマンに師事、スイスのバーゼルに移ってからも数多くのピアニストの薫陶を受けています。2003年からはフォルテピアノの演奏も手掛けるようになり、J.S.バッハ(1685-1750)やC.P.E.バッハの作品から、ルチアーノ・ベリオの作品まで幅広いレパートリーを有することでも知られています。日本にも来日経験があり、何枚かのCDでも素晴らしい演奏を披露しています。このアルバムの演奏からも、彼女がどれほどバッハの作品を大切にしているかが理解できるのではないでしょうか?タイトルの「Me-Su-Bach」というのは、彼女によると一種の言葉遊びで、《Me-私の個人的で重要な、そして主観的な要素を交えた解釈》《Su-イタリア語の前置詞「Su」は英語で「そのあたり」のような意味を持ち、一般的には「近いもの」》《Bach-これがメインテーマ》、こんな意味合いが込められているのだそうです。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100050 |
伝説のピアニスト、ギーゼキングは今でこそモーツァルト、ベートーヴェンやラヴェル、ドビュッシーのオーソリティとして認知されていますが、本当は「ピアノのための曲なら何でも弾ける」のがウリの人でした。ここで聴けるバッハは彼の初期の録音ですが、タッチのコントロールと強弱の付け方は本当に見事です。ベートーヴェンの「テンペスト」は、完璧な指さばきと堅固な解釈が見て取れます。ピアノ演奏の歴史に金字塔を打ち立てた名演の一つです。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111353 |