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バッハ, ヨハン・ゼバスティアン(1685-1750)

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    J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001, 1002, 1004 (メニューイン)(1934-1935)

    本来ならば、芳醇な楽器の響きを求めてやまなかったバッハの作品を、現代にはびこる無味乾燥でメトロノミカルなものにしてしまった元凶は一体どこにあるのでしょうか? 天才児メニューインが、弱冠18・9歳で既に具現化した、古典的端正さを失うことなく、しかし甘く馥郁たる音色で弾かれたこの輝かしい演奏こそ、真実に近いというのは過言でしょうか? まずはCD一番最後のシャコンヌからお聴きください。そこに後年メニューインが語った言葉の全てが凝縮されています。「バッハの演奏は、ヴァイオリニストとしての完成度が試される究極の試練である」と。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110918

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    J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1005, 1006 (メニューイン)(1934-1944) 

    「ハープシコードと演奏するは、音の質そのものから変える必要がある」と語ったメニューイン。このCDには、わずか18歳のときに妹ヘフシバのピアノの伴奏による演奏と、28歳のとき、かの女傑ランドフスカのハープシコードとの伴奏版2種を収録。メニューインの演奏が言葉どおりであることを証明する盤です。音質だけでなく、音楽のアプローチ自体も、伴奏楽器によって違えているのは、年齢による円熟というよりも、彼にもとから備わっていた音楽性と見るべきでしょう。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110964

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    J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ第1集 - ソナタ第1番、第2番/パルティータ第1番(ロッター)

    優れた指揮者でもあるリュディガー・ロッターですが、やはり彼の本質はヴァイオリンにあるようです。このバッハ(1685-1750)の作品には、有名な「シャコンヌ」が含まれており、ヴァイオリンの音色と技術を思う存分聴かせることができるものですが、ここでのロッターの演奏と言ったら、もう言葉に尽くせないほどの見事さです。彼のシャコンヌと言えば、以前発売されているビーバーの「ロザリオ・ソナタ」(OC514)でリリアルテのメンバーとして、終曲であるシャコンヌ…同じパターンによる変奏曲の形式…を自由自在に演奏していたのを思い出す人も多いことでしょう。バロック音楽に漂う堅苦しさを一掃する新時代の演奏家です。(2013/02/20 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC838

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    J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1001-1003 (ファン・ダール)

    今日では古楽器による演奏も当たり前になり、作曲当時の楽器による、原作が意図した響きにより近い音楽を楽しめるありがたい時代になりました。ならばバッハの名曲、無伴奏ヴァイオリンのための作品も古楽器でも聴いておきたいもの。ここで注目は、ナクソスが起用した演奏者が地味ながら名手であること。オランダ出身の女流奏者ダールは、ブリュッヘンが創設して有名になった「18世紀オーケストラ」でコンサートマスターを長く務めた、知る人ぞ知る存在なのです。彼女のナクソス・デビューとなるバッハ至高の名曲、同時発売の第2集(8.554423)と合わせてどうぞ。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554422

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    J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1004-1006 (ファン・ダール)

    バッハに名曲は数あれど、「シャコンヌ」が最高と考える愛好家がたくさんいます。映画で使われたのも記憶に新しいところ。ホ長調の「パルティータ第3番」も実に懐が深く、ピアノに編曲されたり、親しみやすいガヴォットはテレビCMなどにも登場。バロック・ヴァイオリンの女流名人ダールによるバッハ、この第2集には「超」の字がつく名曲が並んでいます。聴き手の心にじわじわっと感動が押し寄せてくる点では、現代の楽器より優っているかもしれません。ナクソス価格だから、同時発売の第1集(8.554422)もお忘れなく。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554423

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV 1007-1012 (カザルス)(1927 - 1939)

    スペインのチェリスト、パブロ・カザルス(1876~1973)によるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲の録音は、同組曲の録音史において「不滅の古典」というほかない価値をもっています。こまぎれに演奏されることがほとんどだったこれらの組曲を、「ひとつの作品」として集中的に演奏することをはじめたのは、このカザルスだったといわれます。36年から39年にかけて、スペイン動乱から第二次世界大戦へと突入する直前の数年間に録音されたこれらのSPは、時代楽器が全盛となった現代においても、なお繰り返し聴かれるべき生命力に充ちています。バッハの小品の録音も聴きものです。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110915-16

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV 1007-1012 (クリーゲル)

    バッハの無伴奏チェロ組曲は、この楽器の近代的な有り様を最初に提示した楽曲であるにもかかわらず、同時に実はほとんど終着点ともいえる内容となっているのは、驚くべきことでしょう。各曲は当時の標準的な組曲の形式、すなわち前奏曲と引き続く舞曲群という体裁をとっており、それが楽曲の基本的性格を定めていますが、その雄大な音の流れは、もう実用的な「踊り」を遥かに超越した、生命の躍動そのものを感じさせてくれるかのようです。NAXOSの看板チェリスト、クリーゲルが満を持して、この「チェリストの聖典」ともいうべき曲集に挑み、スケールの大きい名演を聴かせてくれます。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557280-81

  • J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番、第2番、第5番 BWV 1007、1008、1011 (エレディ)

    ハンガリーのバロック・チェロ奏者ジェンジ・エレディによる「バッハ無伴奏」新録音は、オーストリアの小さな礼拝堂の音響を活かした、レーベル側も大いに胸を張るサウンドが魅力。奏者エレディは音楽学者としての知見にもすぐれ、バッハの時代における音の「語り進め方」(修辞学)をふまえながら、時にはチェロ本体を打楽器のように使うなど即興的要素も盛り込み、バロック期の演奏習慣と作品本来のあり方を最大限に活かした21世紀型の古楽アプローチで、三つの傑作の解釈に新鮮な風を吹き込みます。短調の2作品のあいだに有名な第1組曲を配した選曲からしてユニークですが、彼女は楽章ごとに個々の独立した物語としての存在感を意識、全18楽章それぞれに詩や散文も寄せています(原文解説)。17世紀に遡っての徹底した歴史資料研究にもとづき再現された3種の弓を使い分け、ナポリ18世紀の名工グヮダニーニのモデルによるバロック・チェロから豊かな音色美を引き出しながら、多角的な視座のもと浮き彫りにしてゆく立体的作品像。改めて注目したい新録音です。(2018/12/07 発売)

    レーベル名:Carpe Diem
    カタログ番号:CD-16318

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 - 第3番 BWV 1007-1009 (ヴラシャンコヴァ)

    1975年、チェコ全土の音楽学校で開催されたコンクールで最優秀賞を獲得したチェリスト、イトカ・ヴラシャンコヴァ。現在、1976年に設立された伝統ある「マルティヌー四重奏団」のメンバーとして活躍中の彼女が弾く渾身のバッハは、重々しく艶やかな音色と確かな技術に支えられた堂々たる造形美を誇っています。厳しさの中にも心地よさを秘めた演奏です。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:ArcoDiva
    カタログ番号:UP0173-2

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    J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 - 第3番(カルバーリョ)

    イギリス、イタリア、ドイツ、ロシアとヨーロッパ各地のコンクールでの入賞歴を誇り、英国サセックスの弦楽合奏団、アンサンブル・レザの音楽監督を務めるパヴロス・カルバーリョによる無伴奏第1弾。堂々とした深い歌い込みと、豊かな表現がたいへん魅力的です。(2022/12/23 発売)

    レーベル名:Willowhayne Records
    カタログ番号:WHR072