ハルシャーニ, ティボール(1898-1954)
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「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(ジャズにあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストン(両膝をつけたまま、足を交互に跳ね上げるダンス)などとともに大流行、そしてこの流行は瞬く間にヨーロッパ一帯にも及びました。さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、第1集ではオーストリアとチェコの作品、第2集ではドイツで生まれた作品を採り上げましたが、この第3集では中央、東ヨーロッパからロシアまで9か国に及ぶ作曲家のフォックストロットを収録。中には大指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーの「フォックス=トロット」などの珍しい曲も含まれています。世界初録音作品も多数収録。28の魅惑的な作品が並びます。(2021/10/08 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP854 |
1918年にジャン・コクトーが発表した評論「雄鶏とアルルカン」。これまで流行していたワーグナーやドビュッシーの色彩豊かな音楽を「アルルカン」に例え、シンプルなサティの音楽を「雄鶏」と呼び、装飾をそぎ落とした音楽を擁護するコクトーの意見は、第一次世界大戦後の荒廃したパリに新しい音楽美学をもたらしました。ちょうど同じ頃、目覚ましい発展を遂げていた木管楽器(特にフルート)のために、この美学に基づいた軽妙でシンプルな作品が多く作曲され、これらは現在でも奏者たちの大切なレパートリーになっています。このアルバムでは世界初録音を含む、多彩な作品を収録。プーランクやオーリックをはじめ、タンスマンやハルシャーニーなど、当時フランスで活動していた他国の作曲家たちまでが、この美学に影響を受けていたことがよくわかります。(2019/06/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579045 |
第一次世界大戦後、才能ある若い芸術家たちがフランスに集結。パリのモンマルトルやモンパルナスで活動を行っていました。1925年、出版業を営むミシェル・ディラールは彼らを「エコール・ド・パリ(パリ楽派)」と呼び、とりわけ才能が突出していたハルシャーニ、タンスマン、マルティヌー、チェレプニン、ミハロヴィチの作品の普及に尽力しました。このアルバムでは、この5人のフルートのための作品に、やはり才能に満ちたスイス出身のコンラート・ベックのソナチネを加え紹介。世界初録音を含む多彩な曲を“オーパス・クラシック賞“受賞歴を持つフルーティスト、タチアナ・ルーラントがピアノのトリンドルとともに演奏しています。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC494 |
20世紀初頭の作曲家、ハルシャーニ(1898-1954)はハンガリーで生まれ、ブダペストでコダーイに師事し、その後ヴェネツアを始めとしたヨーロッパ各地でピアニスト、指揮者として活躍。その後はパリで、マルティヌー、タンスマン、ミハロヴィチ、チェレプニンら各国からやってきていた作曲家たちと交流を結び「エコール・ド・パリ(パリ派)」を結成します。彼らはパリの雰囲気を吸収しながらも、決して自国の固有の文化を捨てることなく、独特の音楽を熟成させていくこととなります。ハルシャーニの作品は、初期のものは本質的にロマンティックで、1919年のヴァイオリン・ソナチネの冒頭はフランクのソナタを思わせるけだるさもある面白い曲調を持っています。やがて当時ヨーロッパを席巻したジャズのリズムを取り込み、また同胞であるバルトークの民族的要素も取り込みと、その作品は肥大しながら複雑さと土臭さを兼ね備えていくことになるのです。最晩年の「ヴィオラ・ソナタ」では、その民族的要素が洗練された姿で現れ、抑制された表情を持った傑作となっているところにも注目。アメリカの名手ウェザービーによる演奏です。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573556 |
ハンガリーで生まれフランスで活躍した作曲家ティボール・ハルシャーニ。彼はブダペストでコダーイに学び、ピアニスト、指揮者として活躍。1923年からはパリに拠点を置き、マルティヌー、タンスマン、ミハロヴィチ、アレクサンドル・チェレプニンら各国からパリにやってきた作曲家たちと「エコール・ド・パリ」を結成。自身はハンガリーの民謡と北米、南米のリズムを融合させたユニークな作品を数多く作曲しました。このアルバムには彼の特徴を端的に示す曲集を収録。なかでも「踊る赤ちゃん」では、さまざまなダンスのリズムを用いた小品が並び、当時のヨーロッパの流行の一端を伺うことができます。また「LA SEMAINE=1週間」と題された作品にも、風変わりな民謡や静寂の夜想曲など、ヴァラエティ豊かな曲が含まれています。スペイン、東欧の作品を得意とする名手ジョルジオ・コウクルの演奏です。(2020/02/07 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP806 |
ハンガリー出身の作曲家ハルシャーニ。ブダペストでコダーイに学んだ後、1923年よりパリに滞在、マルティヌー、タンスマン、チェレプニンら異国からやってきた他の作曲家とともに「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれるグループを結成。フランス近代やジャズの作風とハンガリー民謡を融合させたユニークな作品を数多く生み出したことで知られています。この第2巻には明瞭な旋律を持った1920年代の作品が中心に収録されており、マルティヌーの権威であるピアニスト、ジョルジオ・コウクルの巧みな演奏により、ハルシャーニが目指した様式を伺うことができます。他には15歳の時の愛らしい「ワルツ」から、1944年作曲の戦争の苦悩が表現された「叙情的な小品」、最晩年のバルトークを思わせる「練習曲」まで多彩な作品をお楽しみいただけます。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP807 |
ハンガリー出身の作曲家ハルシャーニ。ブダペストでコダーイに学んだ後、1923年よりパリに滞在、マルティヌー、タンスマン、チェレプニンら異国からやってきた作曲家たちとともに「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれるグループを結成。フランス近代やジャズの作風とハンガリー民謡を融合させたユニークな作品を数多く生み出したことで知られています。第3集には1920年代の作品を中心に、晩年の「3つの即興曲」を収録。ほとんどは世界初録音であり、ハルシャーニの多彩な作風を楽しめます。情熱的な舞曲のリズムと抒情が融合した「ピアノ・ソナタ」や、ジャズ風の「ブルレスケ」、瞑想的な雰囲気を持つ「ピアノ組曲」などの作品を、第1集、第2集と同じくチェコ出身のピアニスト、ジョルジオ・コウクルが見事なテクニックで聴かせます。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP831 |