ヤコビ, ヴィクトル(1883-1921)
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1919年から1924年にかけての、クライスラーの珠玉の録音集です。1914年に勃発した第1次世界大戦で、重傷を負い除隊後はニューヨークに戻ったクライスラーですが、アメリカにとってオーストリアが敵国だったため、演奏活動は自粛し、そのかわりにオペレッタ「りんごの花ざかり」の作曲などに力を入れていたのです。その後少しずつ演奏会を再開しますが、やなりまだ「敵国人」とみなす米国在郷軍人会からの反発もあり、なかなか思うような活動はできなかったようです。しかし、この録音が行われた頃には理解も進み、彼は思う存分美しい調べを奏でていたのです。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111398 |
第一次世界大戦では陸軍中尉として戦争に参加、しかし重傷を負い除隊となったクライスラー。その後はニューヨークに戻り演奏活動を再開したものの、様々な事情で活動は軌道に乗らず、結局はヨーロッパに戻ることとなり、1923年には日本を含む極東ツアーを行い、1924年から1934年まではベルリンに拠点を置くこととなります。この第7集はそんな波乱万丈の時代の録音集。特に重要なのはHMV録音で聴ける、クライスラーの9歳離れた弟で才能あるチェリスト、フーゴとのアンサンブルです。フリッツの影響を受けたと思われる豊かなカンタービレに満ちた音は、まさに典型的なウィーン風。素晴らしく息のあった演奏です。ピアニスト、ラムソンと行ったビクター・トーキング・マシーンへの録音は、初のエレクトリカル・レコーディングであり、いくつかのテイクを失敗するなど、新しいシステムでの試行錯誤がうかがわれるものの、1733年製のストラディヴァリの豊かな響きが余すことなく記録されました。 (2017/07/28 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111406 |