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レヒリッツ, ヨハン・フリードリヒ(1769-1842)

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    シューベルト:歌曲集(愛の声)(イアン&ジェニファー・パートリッジ)

    2023年6月12日に85歳の誕生日を迎えるイギリスの名テノール歌手イアン・パートリッジ。モンテヴェルディやエリザベス朝のリュート曲から、シェーンベルクとブリテンなどまで幅広いレパートリーを持つパートリッジですが、このアルバムは彼が1968年から72年にかけてBBCラジオで歌った、彼が最も愛するというシューベルトの歌曲を20曲収録したものです。多くの曲の伴奏を務めるのは彼の妹ジェニファーで、二人は長らく共演し、多くのリサイタルと録音を行っています。アーネスト・ラッシュも彼が信頼するピアニスト。またパートリッジ自らピアノを演奏して歌った3曲も収録されています。(2023/06/23 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0670

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    シューベルト:声楽と室内楽作品集(シューベルティアーデ・ウィズ・アルペジョーネ)(バレストラッチ/ラモローソ)

    【ウィーンで流行していた楽器で、素顔のシューベルトへ。ガンバの名手バレストラッチが伝えるアルペジョーネの機微】チェロのように縦に構えて弓で弾く、しかし指板にはギター風のフレットがついている……19世紀初頭に一時だけ流行したアルペジョーネという弦楽器は、シューベルトの傑作ソナタひとつによってその名を歴史にとどめたと言っても過言ではありません。その演奏に慣れ親しんだ奏者は今や非常に少なく、かの「アルペジョーネ・ソナタ」も今日ではチェロで演奏されることも多いのですが、しかし作曲家自身が想定していた通りアルペジョーネと当時のピアノの響きで聴けば、実にいろいろな発見に驚かされるもの。できれば手練の名手の演奏で聴きたいところですが、そんな渇を癒してあまりある新譜がここに登場します。古楽器録音に実績の多いベルギーRicercarレーベルが世に問う新たなシューベルト・アルバムには、今や失われたアルペジョーネという楽器をたくみに操る敏腕ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者グイード・バレストラッチを中心に、19世紀初頭当時に使われていたギターやフォルテピアノの名手が加わる編成。たおやかでどこか切ないアルペジョーネの響きを、かの有名なソナタだけに閉じ込めず、ヴァイオリンのために書かれたソナチネや歌曲でも活躍させ、作風との相性をあざやかに浮き彫りにしてみせています。シューベルトも愛した19世紀初頭のギターが活躍するトラックも多く、時には当時まだ楽器が残存していたに違いないリュートも適宜使っている点は見過ごせません。深い作品愛が形をとった、企画先行に終わらない充実の古楽器系シューベルト・アルバムです。(2020/01/31 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC409

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    シューベルト:ドイツ語歌曲全集 11 「北ドイツの詩人による歌曲」

    フィッシャー=ディースカウに師事し、古楽系の指揮者との共演から歌曲、そしてオペラと幅広いジャンルで大活躍、来日経験もあるミュラー=ブラハマンの名唱が光るアルバムです。バス・バリトンの落ち着いた安定感のある語り口は、夜一人でじっくり耳を傾けるのに相応しいものです。最も多い9曲が収録されたシュルツェによる歌曲では「春に」が、とびきりの名曲。ロッホリツによる歌曲では、「リュートに寄せて」と「アリンデ」が特に好まれています。アルバムを締めくくる3曲も有名なものですが、特に「さすらい人」は演奏者の声質と相性ばっちりの名演。アイゼンロールのピアノも相変わらず見事です。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555780

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    シューベルト:ドイツ語歌曲全集 33 - パート・ソング集 3

    第1集(8.570961)、第2集(8.570962)が大好評、シューベルトのパート・ソングの第3集です。ここに収録されているのは、全て男声のための作品です。当時のドイツの風潮からしても、女声を含んだ曲に比べると男声のための作品の方がレヴェルが高いことは否めません。男たちは事あるごとに酒場に集い、歌っては友好を深め、また愛国心を深めていたに違いありません。「歌う社会」はほとんどの町の中で形成され、彼らのアンサンブルのための曲は幾つあっても足りなかったことでしょう。もちろんシューベルト自身がその「歌う社会」の中の住人だったことも忘れてはいけません。そんな理由で(女性としては悔しいですが・・・)このような素晴らしい作品が数多く生まれてきたのです。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572110

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    シュポア:オラトリオ「最後の審判」(カペラ・コロニエンシス/ヴァイル)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C60135

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    シュポア:オラトリオ「最後の審判」(マシューズ/ゲルトナー/オヴェンデン/フォスター=ウィリアムズ/ザルツブルク・バッハ合唱団/ザルツブルク・モーツァルテウム管/ボルトン)

    2014年に生誕260年を迎えた作曲家ルイ・シュポア(1784-1859)のオラトリオ「最後の審判」は、彼の活動の絶頂期である1825年から26年に書かれました。彼はヴァイオリニストとして高名でしたが、指揮者としても有能で1805年から12年まではゴータの宮廷楽長を務めた後、アン・デア・ウィーン劇場、フランクフルト歌劇場の指揮者、監督を務め、1822年から亡くなるまではカッセルの宮廷楽長を務めるほど、歌劇などにも精通していたのです。この作品はカッセル時代に書かれたもので、当時の「貧困層の利益のために」と催された、ルター派マルタン教会の聖金曜日のミサで初演されたものです。200人以上の演奏家と2000人以上の聴衆がこの記念碑的な演奏会を経験したといわれています。テキストはタイトルの通り、ヨハネの黙示録の"最後の審判"を元にしており、正義、責任と償還など人間の根本的な問題を扱っています。初演時の興奮が2013年に再度降臨した奇跡的な名演です。(2014/09/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC438

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    ベートーヴェン/ブラームス/シューベルト/シューマン/ヴォルフ/R. シュトラウス:歌曲集(ヴンダーリヒ)(1955-1965)

    ドイツのテノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒ(1930-1966)がSWR放送に残した録音をまとめたシリーズの第7弾。今回は、彼の歌の神髄とも言えるドイツ・リート集です。ヴンダーリヒの代名詞であるシューマンの「詩人の恋」は1965年の録音。ヴンダーリヒとギーゼンによる同作品にはミュンヘンにおける11月録音の名盤がありますが、こちらは5月、スイスでの録音であり、まさに「美しい五月に」から始まる抒情的な歌声を聴くことができます。【CD1】には1955年の歌声も収録されており、短い一生を駆け抜けた不世出の歌手ヴンダーリヒの10年間の歩みが感じられます。(2018/10/17 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19064CD