ロイトホルト, ハインリヒ(1827-1879)
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聖書に描かれた失楽園を初めとして、人間の歴史には「罪」がつきまとってきました。誰かを愛するあまり恋敵の破滅を願ったり、自分の思い通りにならない恋の相手を呪ったり...このような強烈で背徳的な感情は、古今の文学や芸術作品のテーマにもなり、今も映画や小説やテレビ・ドラマに顔を出します。このアルバムには、そうしたテーマで選曲されたモーツァルトからベリオに至る歌曲が並び、聴き手はカタリーナ・ルックガーバーの歌を通じて目まぐるしく変化する強烈な感情を経験することとなります。映画『007 死ぬのは奴らだ』の原題”Live And Let Die”をもじったタイトルが意味深です。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM405 |
19世紀は産業革命、技術革命と並行して音楽も発展、多くの作曲家がこれまでの音楽理論のルールから脱却し、自由な作風を模索していきます。このアルバムにはこの時代に活躍した作曲家たちの宗教的な合唱作品を収録。素朴な美しさが魅力のブルックナーの作品をはじめ、オルガン作品が知られるラインベルガー、バッハ時代のコラールを思わせるレーガーの作品、晩年のリストが書いた内省的な「Ave verum corpus」の他、あまり耳にすることのない作曲家の作品まで幅広い選曲が魅力的な1枚です。演奏は1992年3月にデビューして以来、ヨーロッパで絶大な人気を誇る声楽アンサンブル、ジンガー・プア。安定のハーモニーから生まれる澄んだ響きが静謐な音響世界を描いています。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1728 |
オーストリア出身のドイツの作曲家トゥイレ(1861-1907)。「ミュンヘン楽派」の一人とされながら、彼の音楽のほとんどは忘れられてしまい、今ではほんのわずかの室内楽作品がカタログの隅の方にひっそりと残っているばかりです。しかし同世代のR.シュトラウス(親交もあった)と同じく、かなり多くの歌曲を書いています。使われている歌詞も共通のものがありますが、全体的にトゥイレの歌は内省的と言えそうです。例えば、有名な「万霊節」での2人の作風を比べてみるのも興味深いでしょう。秋晴れを思わせる穏やかさで始まるシュトラウスに対し、トゥイレの曲は夏の嵐の前のような緊迫感に満ちています。トレーケルの艶のある美しい声によるこれらの歌曲は、ドイツ・リートを聴く喜びを心行くまで味わわせてくれることでしょう。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5058 |
スイスの若手ソプラノ歌手シュテファニー・ビュールマンはデビュー・アルバムの選曲に際して、母国の作曲家の作品を研究し、素晴らしい作品なのに現代のコンサートではめったにプログラムに載らない曲をいくつも発見しました。魔法、大気、自然、魂、平和、故郷を主題とするこれらの歌はドイツ語とフランス語で書かれています。その多くが20世紀の作品で、後期ロマン派の伝統を受け継ぐ心地よい旋律と印象的なハーモニーを持ち、時にリヒャルト・シュトラウスの歌曲を思わせます。ビュールマンの透明感のある声と解釈もあって、多くの人が作曲年代から想像するよりも、シンプルで美しく、親しみやすいと感じることでしょう。ビュールマンは、ハルトムート・ヘルのクラスでリートを学び、テノールのダニエル・ベーレとの共演を通じて更なる研鑽を積んでいます。このCDにはべーレの作品も収録。彼女の歌曲でのパートナーであるベンヤミン・エンゲーリが、民謡風の素朴なテイストの歌から苦悩を全面に押し出した歌まで、見事なピアノで彼女を支えています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM384 |