アダムズ, ジョン(1947-)
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グリーグ、フランク、ショーソンのソナタ(ORC100040)とプーランク、フォーレ、ラヴェルのヴァイオリン作品集(ORC100053)で印象的な演奏を披露したカラム・スマート。今作では彼がこれまで生きてきて影響を強く受けたという2つの国、アメリカとイギリスの近現代の音楽を演奏しています。イギリスからは彼が「黄金の音に満ちている」と語るエルガーのソナタ、そのエルガーが“遠く離れた仲間”と擁護したサミュエル・コールリッジ=テイラーのロマンス、ロンドンを拠点とする女性作曲家ホイットリーの「3つの小品」、アメリカからはエイミー・ビーチのロマンスと、ジョン・アダムズのエキサイティングな「ロード・ムーヴィーズ」を各々演奏。最後には彼自身がアレンジした「アメイジング・グレイス」を置くという凝った選曲が魅力です。(2020/11/20 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100149 |
ここでピアノを演奏するジョアン・ピアース・マーティンはロサンゼルス・フィルの首席ピアノ奏者であり、ジョン・アダムスの60歳の誕生記念に「チャイナ・ゲイツ」をパフォーマンス込みで演奏し話題を呼ぶなど、なかなか刺激的な活動を行い、また、アメリカ、ヨーロッパの多くのオーケストラに定期的に客演を行う実力派です。このアルバムは激しいショパンの後に優しいモーツァルトが置かれるなど、選曲からピアニストの個性がかなり強くでており、一連の物語として聞くものありと思わせる1枚です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Yarlung Records |
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カタログ番号 | :YAR79580 |
タイトルにある「インターセクションズ」とは、数々の交差点とでも言った意味でしょうか?このアルバムには、まさにアメリカの音楽文化の坩堝!多彩な曲が収録されています。ヨーロッパとアメリカの音楽の融合、もしくはラテンアメリカとアフリカを起源とする音楽の融合。そしてミニマル音楽への発展。これらは、確かにヨーロッパの中だけでは完成しない世界でもあり、ヨーロッパの伝統もなくしては存在しない世界でもあります。バーバーの気楽な「スーヴェニール」を取ってみても、いくつかの伝統がないまぜになっていることが瞬時に理解できるでしょう。このアルバムは、全ての作品を2台ピアノで演奏することにより、壮大な響きが齎されています。TWOPIANISTSレーベルを代表する2人の奏者、シューマンとマガリャアエスの息のあった演奏で、この広大な世界を味わってみてください。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039220 |
【刺激的な美しさ!バッハとミニマル、インプロヴィゼーションの出会い】シモン=ピエール・ベスティオンが2015年に結成したラ・タンペート。これまで主に声楽アンサンブルとしてCDをリリースしてきましたが、器楽アンサンブルにも力を入れている彼らならではの、目の覚めるような弦楽合奏によるアルバムが届けられました。ベスティオンが「まるで現代の曲のように聴こえる」という大バッハのチェンバロ協奏曲第1番第1楽章から、同じニ短調で書かれたグレツキの協奏曲になだれ込むというオープニングからたいへんスリリング。チェンバロは、指揮者ベスティオンの弟でアンサンブル・レ・シュルプリーズの共同主宰者でもあるルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラが担当しています。またガット弦を用いているため、ジョン・アダムズなどはたいへん新鮮な響き。現代ノルウェーの作曲家クヌート・ニーステッドが、バッハのコラール「甘き死よ来たれ」BWV 478を元にゆったりとしたインプロヴィゼーションの要素を加えて作曲した合唱曲「不滅のバッハ」は、弦楽合奏版とラ・タンペートのためのア・カペラ版と2回収録しており、トーンクラスターが美しく響くこの作品で、今回ただ1曲だけ彼らの高度な合唱(メンバーはアンサンブルと兼任)を聴くことが出来ます。最後は、視力を失った死の床のバッハが口伝で譜面を起こさせたという伝説を持つ美しいコラールを小編成で収録。これまでのアルバムでも古楽と現代を行き来する先鋭的なプログラムを得意としてきた彼らですが、今回はより刺激的な構成になっているといえるでしょう。(2023/08/25 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA985 |
【アンソニー・ロマニウクのソロ第2弾、鍵盤作品縦横無尽!】バロックからロマン派、現代に至るまで幅広い時代の作品を、広く深い知見とテクニックに裏打ちされた類まれな適応力で演奏し、世界各地のアーティストから篤い信頼を得ているアンソニー・ロマニウク。来日公演でもその個性で聴衆を魅了した彼のセカンド・ソロ・アルバムは、前作『BELLS 鐘』(NYCX-10300/ALPHA631)の方向性をさらに推し進めたものといえ、古楽器から現代楽器、そして電子楽器までを操り、バロックから現代音楽、ポップスに至るまでを、まさに縦横無尽に行き交う内容となっています。一見ばらばらな選曲ですがその流れが極めて自然なことにまず驚かされ、聴き進むほどに、それぞれの作品を引き立てる楽器選択の素晴らしさにも気付かされることでしょう。これからの鍵盤楽器のありようを提案しつつ、際立って優れた構成力で全体を美しくまとめ上げた、新しい魅力に溢れるアルバムです。(2023/02/10 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA913 |
リュドヴィク・モルローが振るシアトル交響楽団の最新録音は名テノール、イアン・ボストリッジを独唱者に迎えたフランス歌曲集。ボストリッジは2004年にもドビュッシーやフォーレ、プーランクなどのフランス歌曲を録音していましたが、今回はベルリオーズの「夏の夜」やラヴェルの「シェエラザード」など、どちらかというとドラマティックな作品が選ばれています。作品を徹底的に研究し、独自の解釈を施すことで知られるボストリッジ、今回も作品の文学性を追求し、劇的な表情で巧みな発声で全曲を歌っています。女声で歌われることの多い「夏の夜」やシェエラザードがとても新鮮に耳に残ります。ドビュッシーの「ボードレールの5つ」の歌は、ピアノ・パートをジョン・アダムスがオーケストラ用に編曲したヴァージョンを用い、原曲よりも更に色彩的な響きが追求されています。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Seattle Symphony Media |
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カタログ番号 | :SSM1021 |