デュビュニョン, リシャール(1968-)
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【文豪ヴィクトル・ユゴーの次女アデルの歌曲集が登場!】ヴィクトル・ユゴーの次女(5番目の末子)アデル・ユゴー。繊細で感受性豊かな彼女は幼いころから音楽への強い情熱を抱き、ピアノを習得するとすぐに作曲を始めるなど、若くしてその才能を開花させました。しかしその後は精神の不安定に苦しみ総合失調症を発症、24歳の頃出会ったイギリスの将校に恋をし、その後41歳になるまで彼を世界中追いかけて生きたという劇的な半生は、フランソワ・トリュフォーの映画『アデルの恋の物語』の下地となりました。フランスに戻ってからは42歳から85歳で亡くなるまで、パリ郊外の精神病院で後半生を過ごしたといわれます。そして近年、若い日の彼女の手による多くの手稿譜が発見されました。ヴィクトル・ユゴー博物館はこれをローザンヌ生まれの作曲家リシャール・デュビュニョンに託します。デュビュニョンは、彼女の父ヴィクトル・ユゴーによる詩や『レ・ミゼラブル』のテキストに基づく、断片を含むこれらの手稿を研究して再構築のうえ伴奏にオーケストレーションを施し、管弦楽伴奏による歌曲と、ピアノ伴奏の5つの器楽作品へと仕上げました。作品は優しく繊細な美しさを感じさせるものが多く、『レ・ミゼラブル』に登場する浮浪児ガヴローシュの歌での快活さなど(そしてラストは哀しい運命の暗示)も聴きもので、いずれもアデルの豊かな才能を今に伝えてくれる秀作揃いです。フランス楽壇きっての名歌手たちとユゴーの名を冠した管弦楽団が、活き活きとした演奏で作品の素晴らしさを引き立てます。(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1086 |
リシャール・デュビュニョンはローザンヌ生まれの作曲家。80曲以上の作品が世界中で演奏され、2014年にスイスの「Swiss Prix Culturel Vaudois」を獲得するなど高く評価されています。ニューヨーク・タイムズ紙が“現代的感覚に牽引された遊び心”と評するなど、彼の作品はとてもユニークで、ドイツ音楽の複雑な構造と、メシアンにも似たカラフルなオーケストレーションは、同時代の作曲家の作品の中でも異彩を放つものです。アルバムの冒頭に置かれた「神秘交響曲」は各楽章にタロットカードのシンボルの名が付けられた寓意的な作品で、カードに用いられた色が楽器群に反映され、またカードの番号がリズムパターン、音符の長さに関係するなど、様々な仕掛けが施されています。全曲を演奏しても良いし、このアルバムのように無作為に選曲してもよいという作曲家自身の指定があります。フランスの小説家エーメとコラボレーションした「三部作」、「サリナスの夢」はどちらも革新的なオーケストレーションが用いられ、また劇的な内容を持っています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573687 |
仏紙「ル・フィガロ」に「ラヴェルとプロコフィエフの息子」と評された、ローザンヌ出身の俊英作曲家デュビュニョンの室内楽には、確かにフランス近代的な和声感やリリシズムと、ロシア的な切れ味のあるリズム感とが同居しています。いずれも無調でありながら、前衛的な作曲手法とは一線を画した、現代の音楽としては耳に馴染みやすいものです。後期のスクリャービンの影響下にある「呪文」の神秘的和声感には思わず陶然。自身でコントラバスを弾いている「フィンランドの思い出」は並外れた説得力があり、代表作と言えるでしょう。カッコーの描写にも注目。作曲家自身による解説付きです。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555778 |
レニー・トラスラー児童基金は、2007年にヴァイオリニスト、マシュー・トラスラーとマヤ・コッホによって設立された財団です。彼らの息子が重篤な腎臓病を患いこの世を去ってしまったという悲しい出来事がきっかけで、重病の新生児を援助するのが目的のこの財団は、最高の音楽家と作曲家をフィーチャーし、定期的に演奏会を行い、またアルバムをリリースすることで、資金を賄っています。このアルバムもそんな1枚。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」にインスパイアされたアルバムで、イギリスの映画女優、モーリーン・リップマンの魅力的な朗読を彩るのは、現代を代表する作曲家たちの楽しい小品たち。様々な趣向が凝らされた曲とアリスのお話が融合した聴き応えのある1枚です。このアルバムのための楽しい短編映画も製作されています。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100060 |