ヴィエイヤール, ピエール=アンジュ(1778-1862)
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古典派における偉大なギタリストの一人、フェルナンド・ソル。この時代には未だ独奏楽器として地位を確立していなかったギターの地位を格段に引き上げた人として賞賛されています。しかし、ソルはギター作品だけを作曲したのではなく、管弦楽作品やバレエ、オペラなど多彩な作品を残しています。中でも数多く残された歌曲は、素晴らしい出来栄えなのですが、現在ほとんど聞かれることはありません。このアルバムではソルのギター伴奏による歌曲を収録。冒頭に置かれているのは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」のアリアを編曲したもの。独立した歌曲として強い存在感を放っています。対して「スペインの歌曲集」はソルの面目躍如といった作品。ギターと声がお互いを尊重しながら魅力的な音楽を紡ぎ出しています。(2017/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573686 |
1980年代の終わりから、優れたバロック・ソプラノとして独特の存在感を見せていたヴェロニク・ジャンス。バロック・オペラや声楽曲の録音にもしばしばフィーチャーされ、澄み切った歌声を聞かせていました。しかし、2000年頃になって立て続けにフランス歌曲、とりわけベルリオーズの歌曲を積極的に録音し、清冽かつドラマティックな側面を見せてくれたことは、今でも鮮烈な記憶として脳裏へと焼き付けている人も多いのではないでしょうか? ( 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1200-2 |
( 発売)
レーベル名 | :さて、そんな彼女はこの度ONDINEと正式契約を結び、最初にリリースするのが、ベルリオーズとラヴェルの歌曲集。とりわけ「夏の夜」については、およそ12年ぶりの再録音となり、その表現の深まりについても興味深いところです。当時、あれほど熱望して手に入れた愛妻ハリエットとの間に亀裂が生じ、心が揺れ動いていたベルリオーズの、ちょっぴり悩ましい心情を、テオフィル・ゴーティエの詩を借りて歌い上げたもので、ここでのジャンスは美しく流麗なフランス語、そしてまるで呼吸するかのような自然な歌い口で表現します。優しさと情熱を併せ持つ6曲の歌曲は、まさに珠玉の美しさを備えています。 |
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カタログ番号 | : |
( 発売)
レーベル名 | :抒情的情景「エルミニー」は、ベルリオーズが1828年(ハリエットに一目ぼれした年)に書かれた作品で、すでに幻想交響曲の「イデー-フィクス(固定楽想)」が随所に表れています。彼はこの曲でローマ賞に挑戦、惜しくも2票差で1位を逃してしまいますが、彼は大いなる自信を得て、そのまま「幻想交響曲」の作曲にいそしむのです。 |
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カタログ番号 | : |
( 発売)
レーベル名 | :ラヴェルの「シェエラザード」はトリスタン・クリングゾールの詩につけられた3つの歌曲。色彩豊かな管弦楽法はいかにもラヴェルであり、ほのかなオリエンタリズムも感じられます。 |
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カタログ番号 | : |
( 発売)
レーベル名 | :類い稀なるカリスマ性を発揮する指揮者ジョン・アクセルロッドによるフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団の絶妙な伴奏も、この零れ落ちそうな歌唱に彩りを添えています。 |
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カタログ番号 | : |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
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カタログ番号 | :2012.07.11 |
冒頭から驚かされます、これはあの、「幻想交響曲」のテーマ(かの有名な"固定楽想")ではありませんか。ナポレオンが創設した、当時の若手作曲家たちが世に認められるための登竜門となった作曲賞「ローマ賞」に、ベルリオーズが4年間にわたって出品した声楽曲が一堂に会しただけでも価値があるアルバムですが、この「エルミニ」のような興味深い、そしてテーマの美しさだけでも感銘を受けてしまう曲が含まれているのです!他3曲も、ベルリオーズならではの情熱が、はちきれんばかりに詰め込まれた力作。カザドシュの棒の見事さもあいまって、劇的な音空間の創造に成功しています。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555810 |
ベルリオーズ(1803-1869)自身が「私の人生はとても多くの興味深い内容を盛った小説である」と語り、また45歳のときには実際に「回想録」の執筆もはじめるなど、その生き方も音楽に負けず劣らず波乱万丈の一途を辿った人でした。この回想録は彼の死後、1870年に出版されましたが、これを読んだ読者たちは、ここに横溢する狂気に驚くと同時に、彼の天才についての思いを巡らせたのです。このアルバムは、ベルリオーズがシェイクスピア作品に触発された作品が主に収録されていますが、極度に歪曲、拡大された人物描写や壮大な音楽、濃厚な表情は、確かに他の作曲家たちの同傾向の作品に比べると、一味も二味も違うもの。ベルリオーズという人物の特異さが遺憾なく強調されていると言ってもよいでしょう。今回、これらの作品を演奏するのは、オペラでも活躍するアイヴォー・ボルトン。「クレオパトラの死」では名歌手カサロヴァを迎え、充実した演奏を聴かせます。また、ヴァイオリン協奏曲ともいえる「夢想とカプリス」は歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」から派生した作品で、こちらも興味深い音楽です。ユン・ソヨンの力強い演奏が魅力的です。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Basel Symphony Orchestra |
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カタログ番号 | :SOB08 |
【バーバラ・ヘンドリックス蔵出し音源のベルリオーズ】その50年に渡るキャリアの中でフランス歌曲はたいへん大きな位置を占めていたと語るバーバラ・ヘンドリックス。中でも「夏の夜」は重要なレパートリーの一つでしたが、今回初登場となる「エルミニー」「クレオパトラ(の死)」を含むベルリオーズ・アルバムが登場しました。25歳のベルリオーズがローマ賞へ応募し惜しくも2位となった「エルミニー」には、後に「幻想交響曲」の固定楽想へと転用される主題が聴かれます。師のジェニー・トゥーレルへのオマージュであるというこのアルバムで、ヘンドリックスはメゾを思わせる豊かな中低音域と張りのある高音で奥行きのある歌声を聴かせています。(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Arte Verum |
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カタログ番号 | :ARV016 |