シモーニ, レナート(1875-1952)
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美声であることはいうまでもなく、ジーリを長きに渡りテノールの第一人者としての位置におかしめたのは、表現力の豊かさでした。トラック2「我が思いあおる火よ」のマルチェルロで聴かせる切ないまでの「影」の表現、ドニゼッティの繊細さ、トラック8「だれも寝てはならぬ」のプッチーニでは圧巻たる英雄性と、ジーリ節は変わらずともその幅広い歌唱表現は、今なお現役で活躍する歌手達を凌駕すると言っても過言ではないでしょう。このCDは、戦後彼が復帰してから収録されたオペラ・アリアが中心となっていますが録音状態も良く、なお光彩を失っていなかった彼の偉大な足跡を味わうことが出来ます。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111103 |
音楽をジャンルの壁無しで楽しめる時代になった21世紀、今や映画はクラシック音楽抜きでは語れなくなりました。「戦場のピアニスト」のように、ショパンのピアノ曲そのものがメインになる作品も登場しました。ピアノ・サウンドが多いのが特徴の当アルバムの中でも、特にお薦めはモンポウのピアノ曲。まるでオリジナルの映画音楽として作曲されたかのようなロマン、これは知っておきたい小品ですね。映画で選択されるということは、世相を反映しているはず。映画館での感動を自宅に持ち帰りたい貴方だけでなく、トレンドに敏感な貴方にもお薦めします。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556696 |
20世紀最高のミミの一人、ミレッラ・フレーニ(1935-)の素晴らしい歌を聴く一枚です。幼い頃から歌手としての才能を現わした彼女は、19歳でミカエラ役でデビューするも、一時は子育てのために歌手活動を断念します。しかし、1958年にコンクールで優勝し、歌手活動に復帰、着々と名声を高めて行きます。彼女の名が飛躍的に知れ渡ったのは、何と言っても1963年のカラヤンとの「ボエーム」ミミ役で、これをきっかけにカラヤンと共演を重ね、1965年にはメトロポリタン歌劇場でもミミ役でデビューを飾りました。このアルバムは世界的な名声を得た彼女の自信に満ち溢れた歌唱を収録したものです。なお、指揮を執るギャウロフは、彼女の2度目の夫となったニコライ・ギャウロフの息子です。録音 1971,1983,1987年ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より(2011/06/08 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900303 |
マイナーなアリアに注目しましょう。グリンカ作品6では、トランペット・テノールの声の聴かせどころとして象徴的に言われるハイCの更に半音上となる変ニ音を、力むことなく歌ってしまいます(同じ音は7でも登場)。もっとマイナーなアダン作品9では、更に半音上のニ音を事も無げに!序曲ばかりが有名なロッシーニ作品8では、最後にハイCを伸ばしまくり。他はヴェルディ、ジョルダーノらの有名作を並べ、最後はお約束の「だれも寝てはならぬ」で興奮のうちに締めくくります。スロヴェニア出身で世界中の歌劇場で活躍するロトリッチ。彼の名を是非覚えてください!(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555920 |