ドッジソン, スティーヴン(1924-2013)
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イギリスの作曲家ドジソン(1924-2013)は、日本ではほとんど知られていませんが、彼が活躍していた当時はブリテンと並ぶほどの人気と名声を博したイギリス音楽界の重鎮でした。彼はギタリスト、ジョン・ウィリアムズの師であり、ギターの性能に魅せられ素晴らしいギター協奏曲を書いたことでも知られていますが、このアルバムに収録されたチェロの作品も、パーセルなどのイギリス伝統の音楽に、ちょっと皮肉やユーモアを加えた「ショスタコーヴィチ風」の味付けが施された優れた作品です。新古典派的な60年代から70年代の曲と、内省的な90年代から2000年代の曲の違いも聴き比べも楽しいです。また、ドジソンの父方の親戚には「不思議な国のアリス」の作者ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)がいることでも知られています。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0353 |
イギリス、ロンドン生まれの作曲家スティーヴン・ドッジソン。生前はブリテンと並ぶほどの知名度があったものの、死後、急速に忘れられてしまった人です。ギタリスト、ジョン・ウィリアムズの師として知られ、ギター作品はしばしば演奏されますが、数多くの演奏家たちのために書いた多彩な室内楽作品はほとんど知られていません。彼は複雑な響きと多彩な音色を好み、1975年に最初に出版された「七重奏のための変奏」でも弦楽四重奏にフルート、クラリネット、ハープを組み合わせるという珍しい編成を取り、楽器の性能を極限まで生かした名人芸を聴かせながら曲が発展していくという形式で書かれています。「牧歌的ソナタ」はジュリアン・ブリームの依頼によって書かれた作品で、初演はブリームが行い、その後ジョン・ウィリアムズも演奏しています。エレガントな「序曲」、抒情的な「エレジー」、活気のある「謝肉祭」の3曲がコンパクトにまとめられています。他には、パヌフニクに献呈された「ソルウェイ組曲」、ヴィオラとギターのための「秋のこだま」など独創的な作品が並んでいます。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573857 |
「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン)の遠縁にあたる作曲家スティーブン・ドッジソン。このアルバムは彼の10周忌を記念して制作された1枚で、1956年から2005年に書かれた多彩な作品が収録されています。この中には晩年に書かれた充実した内容を持つピアノ・ソナタ第7番なども含まれ、英国の作曲家ロバート・マシュー=ウォーカーが「都会的で文化的」と評したドッジソンの音楽を存分にお楽しみいただけます。演奏はオックスフォード生まれで「Chandos Young Musician of the Year」の受賞経験を持つオスマン・タック。2022年からドッジソン作品をバーンズ音楽祭などで演奏し、作品の普及に尽力しています。(2024/04/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0684 |