カラビツ, イヴァン(1945-2002)
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ウクライナで生まれ、キエフ音楽院でリャトシンスキーとスコリクに学んだカラビッツ(1945-2002 指揮者のキリルは言うまでもなく息子)。彼は1991年のウクライナ独立後、この国の音楽界を牽引する立場となり、キエフ音楽祭の芸術監督を務め、またキエフ・チャイコフスキー音楽院で作曲の教授として後進を指導、数々の業績を残しました。彼の作風はマーラーやショスタコーヴィチ、シチェドリンの影響を感じさせながらも、自国の民族音楽の特徴を巧みに取り入れたもので、この色彩的で、時として豊かに響き過ぎる音楽は聴き手の心をつかむことは間違いありません。この3つの管弦楽のための協奏曲は彼の魅力を端的に伝えるものです。そして57年という決して長くはない生涯を閉じてしまった彼のために、同胞シルヴェストロフ(1937-)が書いた2つのメモリアル…素材にカラビッツのスケッチを用いた2人の友人の親密な会話であり、とりわけ優しく包み込むような「別れのセレナーデ」のモデラートの部分は涙なくしては聞けません。(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572633 |