ハイネ, ハインリヒ(1797-1856)
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父親が出版業を営んでいた事もあり、若い頃から音楽だけでなく、文学にも強い関心を抱いていたシューマン(1810-1856)でしたが、不思議なことに歌曲の作曲にはほとんど興味を示しませんでした。しかし、愛するクララと結婚が決まった時から、突然堰を切ったかのように歌曲を書き始めた彼、たった1年の間に「ミルテの花」や「詩人の恋」などを始めとした名作を次々と作曲するのです。歌曲の作曲に没頭していた彼はクララに手紙を書きました。「私はほとんど死にそうだよ。ああ、クララ。歌を書くことの至福を私は長い間逃していたようだ・・・。」そんなシューマンは、それ以降も事ある毎に美しい歌曲を書き続けました。そして、そんな珠玉の歌曲を歌うのは名歌手パウル・アルミン・エーデルマン(彼の父は偉大なるバス・バリトン歌手オットー・エーデルマンです)。シューマンのデリケートな感情を丁寧に紡ぎ出し、全てのフレーズに心が通った、きめ細やかな歌がここにあります。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5172 |
1840年にシューマン(1810-1856)が「詩人の恋」を作曲してから、それこそ数え切れないほどの歌い手たちがこの歌を歌って来ました。男声歌手、時には女声歌手も歌うこの歌曲集には汲めども尽きぬ魅力があることは間違いありません。このアルバムでは同じ年に書かれた「リーダークライス Op.24」と、同じハイネの詩に付けられた4つの歌曲を集めています。シューマンがこれらの詩にどれほどまでに寄り添って、美しいメロディをつけたかを味わっていただけることでしょう。ハイネの詩自体は、批評精神に裏打ちされているものも多く、ドビュッシーを始めとした後世の人々は「シューマンはハイネを理解していない」と批判したとも言われますが、少なくともシューマンは、詩から崇高なエッセンスを抜き出すことで言葉に永遠の命を与えたのではないでしょうか。ここで艶やかな歌を聞かせるのはベルリン生まれのノアックです。彼はフィッシャー=ディースカウやアリベルト・ライマンに学び、数々のオペラに出演する実力派です。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーの客員教授を務めています。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1816 |
迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。前作「流浪と情熱の歌」では、彼の祖先たちが伝えてきた音楽を取り上げ、はるかな土地への望郷の念や憧れをじっくりと歌い上げましたが、今作ではシューマンの「詩人の恋」を始めとした作曲家、および詩人たちの逡巡の心が込められた作品をじっくり歌い上げています。躊躇いがちな若者の心に潜む官能や憧れを見事に描き出した「詩人の恋」、妖しく夢幻的なデュパルクの「旅へのいざない」、美しいパンヴィルの詩に付けられたドビュッシーの「星の夜」、エデンの地に思いを馳せたヴィオーの詩によるアーンの「クロイスに」。プーランク初の歌曲集である「動物説話集」では、皮肉たっぷりのアポリネールの歌詞も、カウンターテナーの柔らかい声によって歌われることで、幻想的な雰囲気を獲得しています。/" (2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573780 |