ナウマン, ヨハン・ゴットリープ(1741-1801)
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グラス・ハーモニカとは、重ねたコップを水で濡らした指でこすって音を出す珍しい楽器。これが何故か電子音っぽい摩訶不思議な音で、電子楽器オンド・マルトノの名手でもある当盤の奏者ブロシュが興味を持つのも当然かもしれません。この楽器も18~19世紀に好まれた時代があり、何と言ってもモーツァルトが作品を残したほどです。ベートーヴェンも「フィデリオ」の前身作で使用しましたが、オペラファンなら「ルチア」の名場面15のオリジナル版に登場していたという事実はおさえておきたいもの。奏者自作など現代感覚も盛り込まれ、ナクソスのカタログでもひときわ異彩を放つ一枚です。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555295 |
ドイツ・ザクセンに生まれ、イタリアで学びオペラ上演を精力的にこなし、ストックホルムからコペンハーゲンまで活躍の幅を広げたというヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801)によるオラトリオ「イエス・キリストの受難」です。この作品のリブレットはピエトロ・メタスタシオが担当、1767年に完成したもので、全曲は牧歌的な雰囲気を湛えた清澄な作風に貫かれています。録音には日本を代表するバロックテノールの櫻田亮氏も参加しています。 (2008/05/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777365-2 |
1726年にパドヴァでタルティーニが開いたヴァイオリン教室は「諸国民の学校」と呼ばれるほど、国際色豊かな弟子たちが集まりました。ここで学んだ彼らはフランス、ドイツ、イタリア、オランダなど、それぞれの出身国に戻り、タルティーニの教えを守りながら数多くの作品を生み出し、故郷の音楽的発展に貢献していきます。このシスコヴィッチとフェッリーニが演奏するアルバムは第1集(CDS-723)に続く、タルティーニから教えを受けた弟子たちの作品を集めたもの。フランス出身のノエル・パガン、ドイツ出身でタルティーニがその作品に興味を示したというナウマン、オランダ出身で、後半生はイギリスで活躍したヘレンダール、イタリア出身、タルティーニの門下の中でも最も優秀な弟子のひとりとみなされていたフェッラーリ、ロンドンで演奏活動を行ったのち、パルマ公爵家に仕えたモリージ、この5人の作品が収録されています。彼らの作品はどれも、18世紀半ばの名人芸や抒情的な表現に、タルティーニのスタイリッシュで闊達な装飾的技法が織り込まれています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7939 |