パロモ, ロレンソ(1938-2024)
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現代のスペインで最も高名な作曲家の一人、ロレンソ・パロモの作品集。すでにリリースされた「シンフォニア・コルドバフルゴレス」(8.573326)とともに、名指揮者ヘスス・ロペス=コボスの晩年の録音です。このアルバムには、全て世界初録音となる3作品を収録。ヴァイオリン協奏曲の形式による、コルドバの街に溶け込む唐草模様(アラベスク)から想起された「アラベスコス」、ダンス音楽として作られた「カリビアーナ」、コントラバスとオーケストラのための「フモレスカ」。どれも充実したリズムと洗練された旋律を持つ情熱的な作品です。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573693 |
パロモは現代スペインが生んだ作曲家の中でも最も成功した人物の一人。良い作曲家の周囲には優れた演奏家が集まります。「アンダルシアの夜想曲」は名ギタリスト、ロメロのために作曲・初演されています(ちなみに日本初演時のギタリストは村治佳織)。また歌曲は名歌手カバリエのために作曲され、ここではカバリエの後継者とも言えるソプラノ歌手バーヨが歌います。アンダルシアの民謡に根ざし、ユダヤ人、ムーア人の文化やフラメンコの要素を取り入れ、またベルリン・ドイツオペラでも活躍するというバックグラウンドに育まれた音楽が持つ抒情や情熱が、現代人の心を揺すぶるのです。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557135 |
現代のスペインで最も高名な作曲家の一人、ロレンソ・パロモ。彼はホアキン・トゥリーナの後継者としてスペインの民族要素を取り入れた管弦楽曲やギター曲を数多く作曲、その作品は多くの人から愛されています。この「シンフォニア・コルドバ」はスペイン、アンダルシア州の長い歴史を持つ都市コルドバの風景が映し出された作品。2015年にコルドバ大劇場で初演された歌を伴う抒情的な曲です。第1楽章ではコルドバの大聖堂に向かう道行が描かれており、ギターの伴奏を伴う美しい歌も聴こえてきます。第2楽章では街を流れるグアダルキビール川の周辺の風景、第3楽章では5月に開催される「春を祝う祭り」でにぎわう街の風景が描かれています。「フルゴレス」は名指揮者ファエル・フリューベック・デ・ブルゴスのために書かれた曲。2011年にブルゴスが初演を担っています。ギターとヴァイオリンが激しい応酬を繰り返す中、オーケストラが控え目に割って入り、すぐに豊かな対話が始まり、最後は祝祭的な雰囲気で終わる楽しい曲です。スペインを代表する名手、ロペス=コボスの情熱的な演奏が曲を盛り立てています。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573326 |
17世紀に流行していた騎士道物語。セルバンテスが描いた「ドン・キホーテ」はそのパロディ小説だという説もあります。確かに勇敢な騎士に憧れた老人、ドン・キホーテは、奇行ばかりが目に付きますが、実は正義感に溢れた熱血な人。永遠に愛を追い求め、悪を砕く・・・そんなところが今でも愛されているに違いありません。この物語は多くの画家や音楽家に影響を与え、様々な名作を生み出していますが、このパロモの作品は、彼の行いを壮大なカンタータとして描いています。様々な場面を想起させるために多彩な管弦楽を駆使し、ペーソス溢れる物語を生き生きと表出するパロモの才能。恐ろしいまでに冴えています。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572577 |
心沸き立つギターの音色、夢引き裂くかのような歌声、どことなくエキゾチックなメロディ、これらを聴いて背中がぞくぞくしない人はいないでしょう。名歌手マリア・バーヨとペペ・ロメロによってこの世に生を受けた歌曲たちは、夜の寂しさと妖艶さの中に微かに香る狂気までをも、恐ろしいまでに表現し尽くしています。また、ペペ・ロメロ率いるギター・カルテットと熱血指揮者、デ・ブルゴスの共演による「シエンフエゴスの協奏曲」も聴きもの。前半を聴いて瞑想的になり過ぎてしまったと思ったらぜひ最後まで聴きとおしてください。あなたの脳が心地よい汗をかくこと間違いなしです。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572139 |