ラザロ, エルド・ディ(1902-1968)
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イギリスが生んだ偉大なコメディエンヌ・グレイシー・フィールズの第2弾が登場。声色を使い、笑ったり、怒ったり、しょげたり、とにかく表現力豊かな芸の細かさが圧巻です。その一方で、スタンダード・ナンバーの〈夢見る頃を過ぎても〉ではのびやかな高音を華麗に駆使するなど、達者な歌いっぷりも印象的。「あまりにも濃厚で付いていけない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、これだけの個性の持ち主というのは、そうザラにはいないでしょう。アルバムのラストに収められた12分に及ぶ〈アワ・グレイシー・ウィズ・ザ・ボーイズ・イン・フランス〉の臨場感に満ちた“濃い”世界は、在りし日の彼女の魅力を活き活きと伝えてくれます。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120524 |
“ロマンスのナポレオン”、“歌のヴァレンティノ”とも称されたティノ・ロッシは、コルシカ島で1907年に生まれました。甘く感傷的な恋の歌を美しい声で歌い上げる「魅惑のシャンソン(シャンソン・ド・シャルム)」と呼ばれるジャンルの代表選手でもあり、その切ない歌声がなんとも魅力的です。快適なリズムを伴い、常春の風情が漂う《マリネラ》は、シャンソンというよりは、ノスタルジックなラテン・ナンバーの趣に満ちていますし、往年のヒット・ナンバー《アマポーラ》なども、ムーディーな歌い口が広くポップス・ファンにアピールすることでしょう。もちろん、ロッシの代表作《小雨降る径》や《聞けマンドリンの調べを》も収録されています。(2002/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120594 |
20世紀前半には、ラジオや映画を通じて数多くのスター歌手が誕生しましたが、1902年にイタリア・フローレス近郊のサン・フレディアーノで生まれたカルロ・ブティも、その一人です。クラシック音楽畑で研鑽を積んだ後、ナポリ・ソングをはじめ、イタリアのポピュラー・ソング界で活躍。軽やかさと甘さをたたえた歌い口は、SP盤を通じて、広く知られ、アメリカはもとより、南アメリカでも愛されるようになりました。当アルバムの1曲目に収録されている《美しい娘》は、チャイコフスキーが《イタリア奇想曲》の中で用いた晴れやかなメロディの曲ですが、それを実に親しみやすく歌い上げているブティのポップなセンスが、見事なまでに光っています。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120596 |
ヨーロッパでの戦争を尻目に、世論的には戦争に巻き込まれたくないという孤立主義的傾向が優勢だった1940年のアメリカでヒットした曲を集めたディスクです。さすがのスウィング黄金時代もやや翳りが見えてきたものの、アーティ・ショウ、ベニー・グッドマン、グレン・ミラーなどの人気バンドは依然健在で、洗練されたハーモニーが身上のアンドリュー・シスターズもヒットを連発! 若きフランク・シナトラを擁したトミー・ドーシー楽団の〈アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン〉(「苦楽は共に」という邦題もあり)、ディズニー・ソングの〈星に願いを〉など、厳しい世界情勢から逃避するかのように、スウィートなナンバーも大ヒットしました。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120636 |