メニン, ピーター(1923-1983)
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イタリア移民の家庭に生まれ、W.シューマンやD.ダイアモンドらと、アメリカ近代音楽の基礎を作ったピーター・メニン(1923-1983)の作品集です。先進的な作風が特徴的で、半音階手法を駆使したダイナミックな音楽は、当時の聴衆にはうけが悪かったようですが、今になって改めて聞いてみると、逆に伝統に則った素晴らしい音楽として耳に残るものです。彼の作品のほとんどは、純粋音楽であり、具体的な内容を持つものではありませんが、唯一の例外が、ハーマン・メルヴィルの「白鯨」によるコンチェルタート「モビー・ディック」です。最初はオペラとして着想されたのですが、結局、彼は一つの音楽物語としてこの作品を書きあげました。途方もないエネルギーを秘めた熱い曲には驚きを禁じ得ません。伝統的な3楽章形式で書かれた「第3番」、瞑想的な雰囲気で始まり、大きな起伏が素晴らしい「第7番」の交響曲も見事です。(2012/08/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559718 |
ノーマン・ロイド(1909-1980)とピーター・メニン(1922-1983)。この2人の作曲家はどちらもペンシルバニア州で生まれ、2人とも、1947年から1958年までは、ジュリアード音楽院で教えるなど後進の指導に熱心にあたったことでも知られています。ロイドは、当時ジュリアード音楽院の校長であったウィリアム・シューマンとともに、アメリカの音楽教育に革命をもたらすほどのプログラムを開発したことでも知られますが、彼自身はモダンダンスに魅入られ、その分野を極めていくことになります。彼は「自分は作曲家である」とは考えていなかったようで、その作品のほとんどは未発表であり、演奏されることもあまりありません。小学生のピアノレッスンのために書かれた「記憶の中の3つの情景」を始めとした、ウィットに富んだ現代的な曲は、幅広い層に受け入れられるに違いありません。もう一人の作曲家メニンは、ウィリアム・シューマンの後を継いでそのままジュリアード音楽院の校長に就任。亡くなる直前までその職にありました。作風は若干晦渋ですが、決してわかりにくいものではありません。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559767 |