キーンツル, ヴィルヘルム(1857-1941)
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【20世紀に一世を風靡した歌手たちの歴史的録音を集めた6枚組BOX】CD1にはニコライ・ゲッダが歌う様々なアリアと歌曲。CD2にはふくよかな声が魅力的なマーティナ・アーロヨの1968年「歌曲の夕べ」。CD3と4には2枚にわたり、ペーター・アンダースが歌うアリアと歌曲を収録。CD5には1992年、円熟期のマリリン・ホーンによる「ロッシーニの歌曲の夕べ」。CD6には名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが歌うバロック・アリア集。それぞれが収録されています。総収録時間:426分◎ニコライ・ゲッダ(1925-2017)…ロシア系スウェーデンのテノール。7か国語を自在に操る語学力と、澄んだ美声を駆使し、幅広いレパートリーを誇りました。◎マーティナ・アーロヨ(1937-):アメリカのソプラノ。チューリヒ歌劇場で活躍後、1965年からはメトロポリタン歌劇場で花形として1978年まで花形として活躍。ヴェルディとプッチーニの歌唱で高い評価を受けました。◎ペーター・アンダース(1908-1954):1931年にデビューし、ドイツを中心に活躍したテノール。1938年から40年まではバイエルン国立歌劇場、1940年から48年までベルリン国立歌劇場で歌い、以降はヨーロッパ全土で活躍しましたが、交通事故により46歳の若さで逝去しました。◎マリリン・ホーン(1934-):アメリカのメゾ・ソプラノ。1954年にロサンゼルスでデビューし、70年代はメトロポリタン歌劇場を中心に活躍。とりわけ《タンクレーディ》などのロッシーニ歌劇のズボン役での名唱が知られています。◎ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925-2012):ドイツのバリトン。よくコントロールされた声と知的な表現で、20世紀最高の歌手として称えられ、オペラ、歌曲のどちらにも素晴らしい録音を遺しています。(2023/08/25 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19436CD |
ワーグナー以後のオペラのあり方を模索していた時代のオペラの一形態の典型を示す作品で、キーンツルは台本も自分で書き、全3幕3時間20分にも及ぶ大作に仕上げました。ワーグナーの影響は強いものの、より明るく親しみやすく、むしろメルヘン・オペラの流れを汲む作品と言えるでしょう。充実した響きのオーケストラや重厚な朗唱など聴き応え十分ですが、さすがにワーグナーのような魔術的な音楽には及ばないので、長さを感じさせるのも事実です。死を前にしたドン・キホーテのモノローグは、男の哀しさがひしひしと伝わる絶唱です。余談ですが、解説書のキーンツルの写真は、まさにドン・キホーテその人といった感じで、雰囲気満点です。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999873-2 |
オーストリア、ザルツブルク近郊の街、フェックラブルック出身のバリトン歌手ホルツマイアー。オペラ、オペレッタ歌手として世界中の舞台で活躍するだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウム大学のリート・オラトリオ科教授としても多くの後進を育てています。1952年生まれということもあり、2014年には引退表明を出していますが、この2011年のリサイタルでは熟練の歌唱を披露。アルニムとブレンターノが編纂した詩集「不思議な角笛」を題材にしたメンデルスゾーンから近代作曲家までのさまざまな歌曲、その歌唱からは、リート歌手としての幅広いレパートリーと、彼が歩んできた確かな足跡が感じられます。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :col legno |
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カタログ番号 | :WWE1CD60024 |
このアルバムには後期ロマン派の時代に活躍した2人の作曲家のピアノ三重奏曲が収録されています。イタリア人の父とオーストリア人の母を持つシルヴィオ・ラザーリは、パリでショーソンと親交を結び、その後フランクと出会ったことで強い影響を受けた作曲家。このピアノ三重奏曲は、彼が愛したワーグナー風の重厚な響きと情熱的な旋律に満ち溢れています。第1楽章の冒頭、ユニゾンで奏される旋律は特に印象的、そして第3楽章はウィーン風のワルツで書かれた美しい作品です。ラザーリと同年に生まれたキーンツルもワーグナーに魅せられた作曲家。何曲かのオペラで知られていますが、このピアノ三重奏曲は学生時代の作品で、シューベルトを彷彿させる流麗な雰囲気を持っています。最後に添えられたイェラルの「ウィーン風セレナード」はクライスラーに献呈された小さな曲。アルバムにおけるアンコールとしての位置づけであり、魅力的なデザートとしての役割を担っています。(2020/11/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777761-2 |
ポピュラーからオペレッタ、オペラのみでなくピアノも弾き、指揮もしたというマルチな活躍をしたタウバー。クラシック以外の分野に手を染めたテノールというと、際物であるかのような誤解を受けがちですが、彼の天性の甘い声、ウェットながらつぼを押さえた歌いまわしは文句の付け所はなく、事実、プッチーニやチャイコフスキーなどの甘美なアリアが絶大な人気を博したというのもうなずけるところです。このCDは、そうした彼が得意としたオペラ・アリアの第1弾。すべてドイツ語で歌われていますが、これは彼が他国語で歌って発声を損ねるよりも、母国語で歌ったほうが良いとの考えからのことでしょう。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110729 |
20世紀前半の最も偉大なテノールの一人、リヒャルト・タウバー。聞く者をうっとりさせる絶美の甘い声からワーグナーも歌える張りのある強い声まで幅広く歌える抜群の表現力で、聴衆を魅了してやまないスーパースターでした。タウバーが「ドン・ジョヴァンニ」に出演するとジョヴァンニを食ってしまって「ドン・オッターヴィオ」になってた、なんて笑い話も。この第2集には、20年に渡る録音から独伊仏の様々なオペラからアリアを選び抜いています。彼がドイツ初演を歌ったプッチーニの「トゥーランドット」もヒロイック!(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111001 |
ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston-新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1875 |