セイシャス, カルロス・デ(1704-1742)
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18~19世紀にかけての、スペインとポルトガルのオーケストラ作品集で、それぞれがバロック後期から古典を経てロマン派の芽生えの時期という、時代相応の響きを持っていますが、中でも特筆大書すべきは「スペインのモーツァルト」とも称せられる、アリアーガの作品の素晴らしさです。僅か20年でその生涯の幕を下ろしてしまった夭逝の天才ですが、その音楽からは、まさに選ばれし者のみが纏うこのできる、まばゆい輝きが感じられます。特に長調の持つ輝かしさと、短調のデモーニッシュさの両者を巧みにブレンドした交響曲が聴かせる、ドラマチックな展開には息を呑む思いがします。「幸福な奴隷」の洗練された美しさもまた格別で、聴けば聴くほどこの作曲家の早世が惜しまれてなりません!(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557207 |
ポルトガルのハープシコード奏者にして、作曲家のセイシャスの作品は、その多くが1755年のリスボン大地震で失われましたが、それでも約100曲のハープシコード・ソナタが遺されたことで、現代の我々は大きな喜びを手にすることができました。残念ながら同時代のドメニコ・スカルラッティと比べると、知名度には恵まれていませんが、電光石火の技巧的パッセージをふんだんに含むセイシャス作品の魅力は、いささかも劣らぬものといえましょう。ヴィラ=ロボスの超絶技巧作品の演奏などでも知られる、ピアニストとしても辣腕のデボラ・ハラースの演奏は緩急自在で、作品にふさわしい輝かしいものとなっています。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557459 |
第1集(8.557459)が高い評価を受けたスカルラッティと同時代の作曲家、セイシャス(1704-1742)のチェンバロ・ソナタの第2集です。ご存知の通り、セイシャスが残した作品の多くは、1755年のリスボン大地震で失われてしまいました。現存しているのは、およそ100曲のソナタと若干の典礼作品のみです。しかし、この残された作品だけでも、聴き手に限りない喜びを与えてくれています。一聴してわかる通り、スカルラッティの作品よりも難しそうなパッセージに満ちており、ものすごく華やかで、聴き映えのする曲です。地響きがするような迫力のある演奏は、第1集と同じデボラ・ハラスによるものです。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570216 |
18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578184 |