ロマーニ, フェリーチェ(1788-1865)
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村一番の金持ちで美人に惚れた純朴な青年ネモリーヌ君、告白なんてとてもできない。逞しい軍人が彼女に求婚したのを知って、果敢にアタックするも撃沈。そこに通りかかったインチキ薬売りから「惚れ薬」を買い、再度アタック!はてさて薬の効きめは・・・?あてつけに軍人との結婚に走る彼女、急に別の女にモテ始めたネモリーヌ君と微笑ましいドタバタを展開する人気ラヴコメオペラだ。そんじょそこらのムード歌謡には負けない濃厚名旋律「人知れぬ涙」はまさに絶品!(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660045-46 |
純情な農夫ネモリーノと領主様の娘アディーナが繰り広げる恋愛ドタバタ喜劇。身分の壁を乗り越え、愛が成就するまでの物語。既発売の全曲盤から聴きどころを選んだハイライト盤(有名オペラなのに何故か少ない!)です。ネモリーノくんがアディーナ嬢への思いを吐露する1も良いですが、何と言っても歴史的名曲が14「人知れぬ涙が」。喜劇の筈だったのにヤケに深刻な歌になってしまいますが、これは男なら、テノールなら一度は歌ってみたいもの(単なる胸キュン恋愛ソングとは違います)。オペラならお任せのモランディの指揮にもご注目ください。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554704 |
1949年クリスマス・イヴのマチネー公演の実況録音です。アディーナを歌うブラジル生まれのビドゥ・サヤンは、37年にメトに初登場して以来この歌劇場で活躍する、この年47才のベテラン。対してフェルッチョ・タリアヴィーニはこの年36才、メトに来て3シーズン目を迎えたばかりですが、名テノールのジーリの芸風を継ぐリリック・テノールとして、早くも不動の人気を得ていました。この主役ふたりを支えて軽妙に活躍するのが、ブッフォ・バスの第一人者サルヴァトーレ・バッカローニと、トスカニーニに重用されたバリトン、ジュゼッペ・ヴァルデンコ。モノラルですが聴きやすい音質です。(山崎浩太郎)(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110125-26 |
1833年、ドニゼッティがユゴーの戯曲『リュクレース・ボルジア』をもとに作曲しミラノで初演された歌劇《ルクレツィア・ボルジア》。この作品をナポリで上演するために、ドニゼッティは大幅な手直しを行行い《ダリンダ》と改題したものの検閲を通すことができず、この版は未上演のまま忘れられてしまいました。近年、この楽譜が音楽学者エレオノーラ・ディ・シンティラによって発見され、彼女の綿密な調査とドニゼッティ研究家のロジャー・パーカーの協力により作品を復元、リコルディ社から比較校訂版が出版されました。それによって実現した2023年5月14日の本公演(セミステージ上演)は、ドニゼッティが意図したイスラム教徒とキリスト教徒の間の宗教的、社会的軋轢が上手く描き出されたことで評判となりました。題名役ダリンダを歌うリディア・フリードマンは高い歌唱力を生かし、息子への愛と自身の忠誠心の間で揺れ動く取り乱した母親を演じ、息子イルデマロ役のルチアーノ・ガンチも絶妙な歌唱を聴かせます。敵対するアクメットを歌うパオロ・ボルドーニャはビロードのような声で統治者のプライドを歌いきっています。騎士の一人には日本のバス・バリトン、内山建人もキャスティングされています。2010年にフェリックス・クリーガーによって設立されたベルリン・オペラグループは年に1回、珍しい歌劇を表演することで知られる団体。これまでにマスカーニの《イリス》などを上演、非常に高く評価されています。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC989 |
ヒロインのルチア役を歌うリーナ・パリューギ(1908~80)は、30年代から40年代にかけてのイタリアを代表するコロラトゥーラ・ソプラノです。先輩のトーティ・ダル・モンテの流れを継ぐ彼女は、マルゲリータ・カロージオとともに、マリア・カラス出現以前の典型的なルチア歌いでした。歌手としての衰えは早く、40年代後半の全曲録音などでは冴えませんが、この39年録音は全盛期の状態をつたえる貴重なものです。相手役のジョヴァンニ・マリピエロ(1906~70)はパドヴァ出身の歌手で、大戦中にはイタリア各地で活躍したテノールです。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110150-51 |
ドニゼッティだけでなく、原作者ヴィクトル・ユゴーの最高傑作でもあるこのオペラです。当時の人々にとって、全ての悪(拷問、近親相姦、同性愛、殺人、陰謀、らんちき騒ぎ、)を網羅したかのような内容で、全く救いの手が差し伸べられることはありませんが、ドニゼッティは全ての行為を感動的な結論に導けるように、素晴らしいアリア、デュエット、合唱を用意しました。劇的な内容もオペラを聴く醍醐味の一つと言えるかもしれません。初演から再演まで3年の月日をかけ、様々な改訂を施したこの問題作、タイトル・ロールのテオドッシュを始めとした見事な歌手たちの演奏でお聴きください。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660257-58 |
ドニゼッティは歌劇を作曲する際に、ソリストが活躍できる瞬間だけでなく、アンサンブルも重要視していました。ベルカント・オペラのレパートリーはプリマドンナを中心に展開していましたが、彼はテノールや特に低音域の役にも注目し、当時活躍していたバリトン歌手ジョルジョ・ロンコーニやバス歌手ルイージ・ラブラーチェを起用することで、作品に深みを与えました。このアルバムでは、ドニゼッティの歌劇におけるバリトンのアリアとアンサンブルの重要性に焦点を当てています。2016年のアッビアーティ賞受賞者であるバリトン歌手ニコラ・アライモは、高潔で英雄的かつロマンチックな登場人物を生き生きと表現、ジャコモ・サグリパンティが指揮するフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団がバックを務め、流麗な音楽を聴かせます。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS8042 |
デル・モナコ、ステファノらと並び賞されていた絶頂期に、わずか49歳で急逝したビョルリンク。ファンを魅了した彼の緊張度の高く輝かしい声は、50年代以降の録音でなじみの深いものですが、若き日よりそのトレードマークの美声は頭角を現していました。この盤では、そうした彼の、20代から30代にかけての履歴を収録、まさにテノール・アリアの名曲のオンパレードです。スウェーデン生まれのため、この頃のビョルリンクはイタリア語のディクションが弱いとも言われていましたが、麗しい声と音楽の構築の巧みさは、それを払拭して余りあると言えるでしょう。歌手が真のスターであった時代、古き良きオペラ黄金期を彷彿させる、偉大なる歌手の貴重なポートレイトとも言える1枚です。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110701 |