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ロックバーグ, ジョージ(1918-2005)

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    J.S. バッハ/イザイ/ベリオ/ロックバーグ/エルンスト/ブラム/メシアン:ヴァイオリン作品集(ドッズ)

    時間を超越する音楽の旅の始まりです。バッハのシャコンヌの普遍的な順序、イザイのバラードに見られる胸の鼓動のようなテンション、ベリオ「ゼクエンツァ」の永久に続くかのような繰り返し、パガニーニでの短い動機が拡大し変化する姿、ロックバーグの破壊的なまでの変容、エルンストでは美しく飾り付けられていくバラの花、ブレムでの耳に残る執拗なリズム・・・そしてメシアンでの止まりゆく時の流れ。極めて多くのことを語りかけるストーリー性を持ったアルバムです。
    オーストリアに生まれた中国系のヴァイオリニスト、ダニエル(ハオ=ミン)・ドッズは5歳でデビュー、数多くの奨学金を得て、スイスに留学しました。ミルシテインのマスター・クラスに参加した時はミルシテインから「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたと言います。現在では室内楽、ソロの両面で活躍し、世界中で名声を博しています。現在は、ルツェルンの財団から貸与された1717年製のストラディヴァリウス「EXバウムガルトナー」を愛奏。滴る美音がたまりません。(2012/05/09 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC832

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    バンクス/ヒスコックス/クーネ/マスランカ/ロックバーグ/スカルソープ:ピアノ作品集(マッケイブ)

    イギリスのピアニスト兼作曲家、ジョン・マッケイヴ(1939-2015)。ピアニストとしてはハイドン演奏のスペシャリストであるとともに、同時代の作品にも精通しており、数多くの作品を紹介、録音してきました。このアルバムは1985年に録音されたオーストラリアとアメリカの現代音楽を集めた1枚で、これを録音するためにマッケイヴはわざわざシドニーのEMIスタジオに出向いたのですが、出来上がったものは何故かリリースされることがありませんでした。このマスターは、スタジオが閉鎖された際に紛失したと思われていましたが、2018年に奇跡的にカセットコピーが発見され、これをリマスタリング。今回CDとして蘇りました。マッケイヴ自身が選んだ様々なスタイルによる作品は、どれもユニークで聴きごたえのあるものばかりです。(2019/07/19 発売)

    レーベル名:Metier
    カタログ番号:MSV28585

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    ホヴァネス/コーエン/ニコルソン/フレンチ/ブラックウッド/クルーツ/フェリス/ホワイト:声楽作品集(ウィリアム・フェリス・コラール)

    (2011/08/10 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-109

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    ロックバーグ/アラッド/ベリオ/ラン:ヴィオラ作品集(ワトラス)

    多くの作曲家たちからも絶大な信頼を寄せられている女性ヴィオラ奏者、メリア・ウォトラスが演奏する「現代のヴィオラ作品集」です。アメリカの偉大な作曲家ロックバーグの作品と、この曲に触発されたアラドのカプリース(アラドはここでヴィオラを演奏しているウォトラスの師)、アメリカ、イタリア、アゼルバイジャン、アルメニアなどの民謡を現代風にアレンジしたベリオの作品、そしてウォトラスが心酔しているというランの無伴奏作品まで、多彩な曲が収録されています。(2015/11/25 発売)

    レーベル名:Sono Luminus
    カタログ番号:SLE-70002

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    ロックバーグ:ヴァイオリン協奏曲(スケアヴェズ/ザールブリュッケン放送響/リンドン=ジー)

    ロックバーグのヴァイオリン協奏曲は、かつてアイザック・スターンの演奏、LP録音により、知る人ぞ知る曲でした。しかしそれは、この大ヴァイオリニストの意向で、作曲者のオリジナルの着想よりも、大幅に短縮されたものでした。ロックバーグといえば、無伴奏ヴァイオリンのために、パガニーニの主題による、何と51もの変奏からなるカプリス変奏曲を手掛けたことでも知られています。それだけにあって、当初の姿を復元した本録音は、特にヴァイオリン・ファンにとっては待望の新録音といえましょう。決して徒に名人芸的な曲ではありませんが、濃密な書法が随所に登場してうならされます。(2004/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559129

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    ロックバーグ:交響曲第1番(ザールブリュッケン放送響/リンドン=ジー)

    同じロックバーグの作品である「パッヘルベルのカノンの変奏」や弦楽のための「超絶変奏曲」を聴く限りでは、この人は後期ロマン派の末裔だと思われそうですが、1960年代までは、音列技法を用いた難解で激しい作品を書いていました。この交響曲第1番もそうで、この曲の第3楽章を彼の師であるL・マンズに見せたところ「これは、私がこれまでに見た最も狂った音楽です!」とまで言われてしまったほど。彼がこのような作風を捨てたのは愛息の死がきっかけで、以降は耳当たりのよい調性音楽を書くようになったのです。(2008/03/05 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559214

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    ロックバーグ:交響曲第2番/イマーゴ・ムンディ(ザールブリュッケン放送響/リンドン=ジー)

    ロックバーグは兵役のため、音楽を学ぶ学生生活と新婚生活から引き離されたあげく、バルジ戦線で大怪我をしてしまいました。そんな彼の戦争に対する感情が反映されたのが、交響曲第2番です。彼自身が「ハード・ロマンティシズム」と形容したこの曲は、独自の12音技法によっており、憤怒に満ちたような、厳しい響きで全曲が支配されています。一方「イマーゴ・ムンディ」は、日本訪問をきっかけに、雅楽からのインスピレーションを得て、生まれた作品です。オーケストラによる「ピー・ヒャラ・ドン」雅楽そのもののイミテーションと、雅楽とも西洋音楽ともつかぬ、不思議な楽想が交錯しており、特に日本人にとっては楽しみやすい音楽と申せましょう。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559182

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    ロックバーグ:交響曲第5番/ブラック・サウンズ(ザールブリュッケン放送響/リンドン=ジー)

    ニュージャージー生まれの現代ロマン派の大御所ロックバーグの作品は、聴くものの胸を直接揺さぶるようなものを持っており、現代音楽としては「敷居の低い」部類に入るのではないかと思います。「交響曲第5番」は、12音技法によるところも大きいですが、生々しい情念を感じさせるような卓抜なオーケストレーションにより、必ずしも難解な印象を与えません。一方弦楽オーケストラのための「超絶変奏曲」は、スローテンポを基本とし、イ長調という明確な調性を中心にした音楽ですが、その繊細にして豊麗な弦の絡み合いは、まさに超絶的な美しさ、天国的な響きとすら申せましょう。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559115

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    ロックバーグ/ジャコビ/シュルマン/ポーター/リーバーマン:ヴィオラ作品集

    (2011/08/10 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-053

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    ロックバーグ:ピアノ作品集 1 - サークル・オブ・ファイア(ハーシュ=ピンカス・ピアノ・デュオ)

    心の内部、そして脳の内部に炎は宿ります。それは太陽系を銀河系を形造る普遍的な炎であり、小惑星、彗星すらも内包しています。それらは大きな軌道に乗り、巨大な螺旋を描きつつ、数百万マイルという想像を絶する距離を横切って流れていきます。そんな風景を心に描いてください。この15曲からなるピアノ・デュオ曲は想像を絶する世界を目の前に見せてくれるかのようです。ある時は煌めき、ある時はぶつかり合い、湧き上がる音の炎を丹念に描いていきます。静かに燃える炎、くるくる回る炎。人間の原始的感覚に直接訴える音楽です。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559631