ファーガソン, ハワード(1908-1999)
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ニコラス・ダニエルは、1980年にBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで優勝し、ヨーロッパを中心に活躍するイギリスの名オーボエ奏者です。彼はバロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、デュティユー、ジョン・タヴナー、マクミラン、ティペットらの作品を初演して高い評価を得ています。また、ブリテン・シンフォニア、ハフナー・ウインド・アンサンブル、オルシノ・アンサンブル、ブリテン・オーボエ四重奏団の創設メンバーでもあります。このアルバムにはシューマン夫妻の作品を収録。オリジナルのオーボエ曲は冒頭ロベルトの『3つのロマンス』だけで、他はダニエル自身の編曲に加え、クラリネット版やヴァイオリン版の編曲を収録、ダニエルはいずれも見事に吹きこなしています。また、室内楽の達人ジュリアス・ドレイクのピアノもたいへん味わい深いものです。(2024/09/27 発売)
レーベル名 | :Chandos |
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カタログ番号 | :CHAN20295 |
作曲家として、また詩人として活躍したアイヴァー・ガーニー、幼い頃から楽才に恵まれ、フィンジとともにヴォーン・ウィリアムズから教えを受けたハワード・ファーガソン。あまり耳にすることのない2人のピアノ曲を併せた1枚。ガーニーは歌曲の作曲家として知られますが、ピアノ曲でも抒情的な旋律を駆使した独自の世界を見せています。かたや、ファーガソンが遺した作品は生涯で19作と非常に少ないのですが、ピアノ・ソナタはマイラ・ヘスが愛奏したことで有名。力強く沸き上がるような楽想に溢れた見事な作品です。イギリス音楽のオーソリティ、ペッビントンの共感に満ちた演奏で。(2019/11/22 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD038 |
20世紀前半を代表するコントラルト歌手キャスリーン・フェリアー。41年という短い生涯の間に数々の名唱を遺し、これらの録音は現在でも広く愛されています。このアルバムは、彼女が歌うあまり知られていない英国歌曲を収録。これらの中で、もっとも初期の録音は1946年に録音されたブリテンの《ルクレシアの凌辱》の「花の歌」で、以降、1953年に彼女が亡くなる9か月前までの様々な時期の歌唱が収録されています。これらはどれもDECCAとBBCのために録音された音源ですが、レノックス・バークリーの「アビラの聖テレサの4つの詩」はこれまでに発表されたことがありません。アルバムに添えられたブックレット(英文)を執筆したのは、現在「キャスリーン・フェリアー賞」の管財人を務めるバリトン歌手、トーマス・アレン。作品の解説とともにフェリアーの類まれなる才能とその歌唱に改めて光を当てています。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :ARIADNE5010 |
イギリスは弦楽合奏王国で、NAXOSでも多くのタイトルをリリースしてきましたが、そこに超強力な一枚が加わります。今回は弦楽とピアノのための協奏曲の数々で、イギリス音楽演奏にも定評がある超絶技巧ピアニストのドノホーが、なんと弾き振りで登場します。4人の作曲者の音楽は四者それぞれですが、いずれの曲も引き締った響きと、独奏パートに対する過酷な要求という共通項があり、まさにドノホーにはうってつけと申せましょう。とりわけ肉付きと歯切れのよいタッチでブリブリと弾き進められる急速楽章の爽快さは特筆ものです。メカニカルな無窮動的パッセージが特徴的なダーントンの終楽章など、ちょっとスゴいことになっています。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557290 |
北アイルランド、ベルファスト生まれの作曲家、ファーガソンは幼い頃から早熟で、14歳の彼の評判を聞きつけたピアニスト、ハロルド・サミュエルがロンドンに呼びたいと両親に申し出たほどでした。イギリスに渡った彼はフィンジらと共に、ヴォーン・ウィリアムスの教えを受け、イギリス風の作風を身につけました。実際に作曲に勤しんでいたのは1928年から1959年までの短い間で、声楽曲を含む19の作品のみが公表されています。このアルバムには1935年から1944年までの作品が収録されていて、中でも連作歌曲集「発見」は本来テノールのための歌曲ですが、名アルト歌手キャスリーン・フェリアが愛した曲として知られています。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572289 |