ニールセン, カール ニルセン(1865-1931)
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19世紀から20世紀にかけて活躍した3人の作曲家の色彩豊かなオーケストラ作品を集めた1枚。ニールセンの「アラジン組曲」はアダム・エーレンシュレーアーの戯曲のための音楽。アルバムの指揮者チャウドゥーリーがとりわけ心を惹かれる作品と語っています。全曲は80分を超える長いもので彼のオペラに次ぐ長さを持つ大作で、東洋的な音階を用いた音域の狭いフレーズを繰り返して異国情緒を演出したり、4群に分けられたオーケストラが異なる調とテンポで同時に演奏し市場の喧騒を表す実験的な書法などが用いられています。他にはチェコの伝統を引き継いだフェルステルの美しい「愛の歌」、「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」と呼ばれたラビツキーの親しみやすい「カールスバート・ワルツ」が収録されています。「愛の歌」を歌うエステル・パブルーはプラハ音楽院出身のメゾ・ソプラノ。イルジービエロフラーヴェク、ピエタリ・インキネンら世界的指揮者との共演もある実力派です。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0228 |
ニルセン(1865-1931)の3つの協奏曲は、彼の6曲の交響曲と同じように、全ての管弦楽作品の中核を構成するものです。どれもが古典的な伝統に則りつつも、独自の作風が模索されており、各々の楽器の特性にも配慮された見事なものです。中でもヴァイオリン協奏曲は、優れたヴァイオリニストであったニルセンらしく、共感に満ち溢れています。この曲はグリーグの未亡人ニーナに招待された「作曲家の小屋」で書かれたもので、かなり型破りで荒々しい音楽に満ちています。フルート協奏曲はコペンハーゲン管楽五重奏団のメンバーのために書かれた曲で、アンサンブルのフルート奏者ギルベルト=イェスペルセンに献呈されています。技巧的な面と静かな面を併せ持つ面白い曲です。クラリネット協奏曲も同じアンサンブルのクラリネット奏者オーゲ・オクセンヴァドに献呈された作品で、小編成のオーケストラを用いた特徴的な音楽です。縦横無尽に動き回るクラリネットのパッセージは賛否両論を巻き起こしましたが、現在ではこの意外性が愛されています。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220556 |
バッハとベートーヴェン作品における解釈で名を馳せるアンドリュー・ランジェルが、20世紀前半に作曲されたピアノ曲の中から、実験的な作風で知られるアイヴズの「ピアノ・ソナタ第2番」を中心に、ニールセン、シェーンベルク、エネスクの作品を選曲し、1枚のアルバムにまとめたもの。ランジェルは2008年にアイヴズのピアノ・ソナタ第1番をBridge Records(BCD9295)に録音、その際にもニールセンの組曲「明けの明星」を組み合わせており、今回のアルバムは事実上の続編になります。(2020/12/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30100 |
交響曲や協奏曲など、大規模な作品で知られるデンマークの作曲家ニールセン。しかし、彼の作品リストを詳細に眺めてみると、室内楽や合唱作品などあらゆるジャンルに名曲が存在することに気がつくのではないでしょうか?このアルバムに収録されたオルガン曲は、合唱団とともに演奏するための平易な作品から、彼の最後の作品である「コムモーティオ(心の震えの意味)」まで、本当に多彩な表情を持っています。中でも、1931年に完成された長大で神秘的な「コムモーティオ」はニールセンの創作技術の結晶とも言える内容を持ち、1913年頃から彼がずっと温めてきた「オルガン作品への構想と、内なる衝動」が昇華されたというニールセンにとっても自信作となった1曲です。コペンハーゲンのNikolaj Kunsthal教会のオルガンは、一度は1795年に焼失するも、20世紀初頭に再建されたデンマークを代表する楽器であり、ロマン派の作品を演奏するにふさわしい音色を備えています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220635 |
今ひとつマイナーなイメージが付き纏うニルセンですが、当盤を聴いていただければ、その親しみやすい魅力の一端に触れていただけることと思います。序曲「ヘリオス」は、エーゲ海での日の出と日の入りを音楽化するという、わかりやすい構想を持ちますが、息の長いクレッシェンドやディミヌエンドの妙、フーガ的な手法も導入した職人芸は、見事というほかありません。吹奏楽用の編曲でも演奏される「アラディン」組曲も、エキゾティシズムの演出、クライマックスでの圧倒的な盛り上がりと、よい意味での通俗性にも事欠かない上に、重層的な音の積み上げには高度な独創性がうかがわれ、隠れた名曲と申せましょう。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557164 |
デンマークの偉大な作曲家ニールセンと言えば、交響曲だけが広く好まれている感がありますが、実は意外と録音も多い傑作が、ここに聴く3つの協奏曲。交響曲の次に聴くのに最適な一枚としてお薦めします。自身が親しんだ楽器ヴァイオリンのための協奏曲は、ニールセンらしい交響楽的力感とノルウェーのグリーグばりの抒情との絶妙なブレンド、第2楽章のテーマにバッハの名前を借用などが聴きどころ。初演の指揮をした甥に「他の惑星からの音楽」と言わしめたクラリネット協奏曲はドラムと、フルート協奏曲はトロンボーンと、いずれも独奏楽器とのバトルが興味津々です。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554189 |