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ストロッツィ, バルバラ(1619-1677)

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    オルティス/ストロッツィ/ロッシ/モンテヴェルディ:声楽と室内楽作品集(ヴィユトレイ/アンサンブル・デマレ/ハリル)

    バロック時代に「聖母マリア」について書かれた様々な作品を集めた演奏会のライヴ。ソプラノのヴィユトレイは9歳でブルターニュのマスター・クラスに参加しその歌声を認められたという神童。その後は順調に年齢を重ね、現在では様々なバロック・アンサンブル(アマリリス、ピグマリオン、リチェルカール・コンソートなど)と共演、またバロック以外の分野でも活躍しています。作曲家アンリ・デマレの名を冠したアンサンブル「アンサンブル・デマレ」はパリのシンガー・ポリニャック財団のレジデント・アーティストを務める注目の団体です。メンバーにはヴィオラ・ダ・ガンバのロビン・パロとロナルド・マーティン・アロンソ、アーチリュートのマルク・ウォルフ、オルガンを演奏しているのは話題のジャン・ロンドーなど錚々たる顔ぶれが揃っています。(2018/10/31 発売)

    レーベル名:B Records
    カタログ番号:LBM005

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    カッチーニ/F. クープラン/ヘンデル:バロック室内楽作品集(フィオーリ・ムジカーリ・オーストリア)

    アラベスクとはイスラム美術発祥の幾何学模様で、その多くは絡み合う植物の蔦や茎を図案化したものです。このアルバムでは西洋のバロック音楽、特に中南部ヨーロッパの音楽と、中東の音楽、イベリア半島のセファルディ伝承の音楽を組み合わせ、その地域間の民族移動などの関係性を探っていきます。例えばヘンデルがイギリスではなくスペインに移住していたとすれば・・・そんな観点から編曲が施された歌劇《アルチーナ》のアリアなどは聴き手の想像力に強く働きかけることでしょう。他にもチェンバロ奏者のマリンカ・ブレシェリが趣味のよいアレンジを施した哀愁漂うセファルディ伝承曲やギリシャの伝承曲など多彩な音楽が並べられています。演奏するフィオーリ・ムジカーリ・オーストリアは古楽器とさまざまなパーカッション、歌によるアンサンブル。今作ではワールド・ミュージックの分野でも名高いウードの名手、アルワ・サレハも演奏に参加、更なる彩りを加えています。(2022/10/28 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola99279

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    カッチーニ/ストロッツィ/ジャケ・ド・ラ・ゲール:声楽と器楽アンサンブル作品集(ディ・ラッチオ/エイカーズ/ライト/アウダチウム・バロック・アンサンブル)

    歴史に名を遺すことができた女性作曲家たちは多くありません。ここでは、バロック時代にイタリア、フランス、そしてイギリスの宮廷で活躍した女性作曲家たちの作品をソプラノのガブリエラ・ディ・ラッチオと、古楽器演奏と研究で定評のあるバロック・アンサンブル、アウダチウムが鮮やかに描きだしています。初期バロック時代のフランチェスカ・カッチーニは、有名なジュリオ・カッチーニの娘で、女性で初めてオペラ『ルッジェーロの救出』を作曲。バルバラ・ストロッツィは、ヴェネツィアで自身も歌手として活動、いくつかの声楽作品で知られています。2019年は彼女の生誕400年周年を迎え、日本でも画期的な記念演奏会が開催され話題となりました。ド・ラ・ゲールはフランスのルイ14世の御前演奏で認められ、ヴェルサイユで華やかに活躍した演奏家。デ・ガンバリーニはイギリスで活躍したイタリア系の音楽家。1746年、ヘンデルの『機会オラトリオ』の初演に第2ソプラノとして出演したという記録が残っています。そんな女性作曲家たちによる音楽を紹介する“Donne Collection”シリーズの新しい1枚です。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA008

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    カッチーニ/フレスコバルディ/メールラ/モンテヴェルディ:17世紀イタリアの声楽作品集(ディ・ラッチオ/コルデッラ)

    17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽は、総じて「バロック=ポルトガル語で“いびつな真珠”」音楽と呼ばれます。しかし、その当時の作曲家たちは自らのスタイルを決して「バロック」であるとは考えていませんでした。このアルバムに収録された音楽を聴いてみても、全く「ゆがんだ、不規則な」という感想を持つことはないでしょう。歌手ガブリエラ・ディ・ラッチオ自身がブックレットでも説明している通り、この時代の音楽はルネサンス時代の技術的な複雑さと規律から脱却し、比較的単純な和声進行を伴う、自由な感情を表現するのにふさわしい形式によって書かれており、まるでロマン派の音楽のように劇的な感情を表出することができるものです。とりわけイタリアで発達したオペラと通奏低音は、当時のヨーロッパ全体に大きな影響を与え、数多くの作曲家がイタリアの様式を取り入れた作品を書きました。このアルバムに収録されているのは、当時のイタリアを代表する名作で、超絶技巧を要するアリアや悲歌は高い人気を誇りました。ディ・ラッチオが見事に全曲を歌い上げています。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA006

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    言葉と音楽の融合により生まれた16~17世紀フィレンツェの作品集(アモ/メナ/ラルモニア・デッリ・アフェッティ/ウエウバーノ)

    (2021/11/12 発売)

    レーベル名:IBS Classical
    カタログ番号:IBS-132021

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    喪失の嘆き - アルテミジア・ジェンティレスキと彼女の同世代の音楽(フガリート/アカデミア・ダルカディア/リューリヒ)

    17世紀、カラヴァッジオ派に属した女性画家ジェンティレスキ。工房を営む父から絵画を学び、幼少時から優れた才能を開花させました。しかし18歳の時に、父が彼女のための教師として雇った画家アゴスティーノ・タッシから性暴力を受けたことで生活が一変。タッシは有罪判決を受けたものの、裁判の流れでジェンティレスキは心に深い傷を負い、その心理は代表作「ホロフェルネスの首を斬るユーディット」として描き出されたことでも知られています。その後はフィレンツェ芸術院で初の女性会員として受け入れられ、多くの芸術家と親交を結び数多くの作品を残しましたが、彼女の成功の根源には若い頃の苦しい経験があったことは想像に難くありません。このアルバムには彼女の13枚の絵画を掲載、その絵にふさわしい作品をアカデミア・ダルカディアが演奏しています。愛、涙、戦い・・・これらのタイトルが彼女の生涯を端的に表現しているかのようです。(2018/11/28 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7829

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    バロック悲歌集 1

    バロック時代のラメントは激しい感情表出を伴うテキストに導かれた声が甘く激しく聴く私達の心へダイレクトにメッセージを届ける。特にサンチェスの作品の単純な下降音階の上に繰り広げられる「嘆き」には息をもつかせぬ緊張感がある。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553318

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    バロック悲歌集 2

    バロック時代のオペラの結末の前に激しい悲しみの感情を歌うアリア、ラメントの第2巻です。冒頭のモンテヴェルディの作品は有名で、大胆な不協和音の表現効果に驚かされます。以下はごく珍しい曲を集めていますが、演奏機会が少ないのが不思議な程、いずれ劣らぬ名品です。歌と通奏低音だけという簡単な組み合わせゆえに、却って音楽が心に染み渡ります。待望の、イタリアの歌手達による、語感の表現も見事な録音です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553319

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    バロック悲歌集 3(サン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレ・ソロイスツ/ヴァルトロ)

    イタリアのバロック・オペラの終幕近くで歌われる劇的なアリア、ラメントの第3弾、ついに名曲中の名曲「アリアンナの嘆き」が登場。他の部分は失われたオペラ「アリアンナ」の中で唯一現存するこのアリアは、現代まで聴く者に数多の涙を流させてきた嘆きの歌です。ここで聴ける他の珍しいラメントも、いずれ劣らぬ見事な歌揃い。特に、オラトリオの大家として有名なカリッシミのラメントで聴ける壮絶なまでの緊張感は見事というよりありません。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553320

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    メールラ/ダ・ガリアーノ/ストラーチェ/モンテヴェルディ:声楽作品集(レモス)

    中世のヨーロッパにおいては、女性が教会や舞台で歌うことは禁じられていました。そのため高音パートは、変声期前の少年(ボーイソプラノ)が担当するか、もしくは成人した男性がファルセット(裏声)で歌うことでカバーしていました。これがカウンターテナーの始まりであり、今は衰退したカストラートと混同されることも多く、また、女性歌手たちが普通に舞台、教会で歌うようになってからは、あまり表にでることもなかったと言えるでしょう。しかし最近になってからは、優れたカウンターテナー歌手が多く出現し、またバロック・オペラの復興も追い風となり、この「素晴らしい声」が愛されるようになってきています。このホセ・レモスはブラジルで生まれ、ボストン音楽院を始めとしたアメリカの学校で学び、タンクルウッドでブリテンの「夏の夜の夢」などに出演。めきめきと実力を伸ばしている人です。レパートリーはヘンデルを中心としたバロックものから、現代曲までと幅広く、またアンサンブル「ブリオ」のメンバーとしてsono luminusレーベルからも3枚のCDをリリース。その魅力はすでに多くの人に知られています。ここでは17世紀のイタリア歌曲を、友人のギタリスト、フォックスとグラミー賞にもノミネートされたハープシコード奏者ヴィニクールとともに演奏。深淵なる世界を見せてくれます。(2013/09/25 発売)

    レーベル名:Sono Luminus
    カタログ番号:DSL-92172