マルセル, マリー=マルタン(1769-1861)
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現在、ほとんど忘れられたイタリア系フランス人作曲家マルセル・ド・マリン。作曲家、ヴァイオリニストの父ギョームから音楽の手ほどきを受け、レオポルド・モーツァルトも賞賛したヴァイオリニスト、ピエトロ・ナルディーニにヴァイオリン演奏を師事するかたわら、フランスで短期間ハープを学んだ記録が残っています。しかし同時代の批評家に「彼はハープ奏者としてはライヴァルがいなかったが、ヴァイオリニストとしては“最高のアマチュア”だ」と称されたほど、ハープ演奏のみに秀でていたようです。フランス革命の際はヴェルサイユ宮殿で大尉として軍事活動に従事し、休暇中にオーストリアからスペインまでハープの演奏旅行をし好評を博したという彼の作品は、18世紀の鍵盤音楽の様式を取り入れた先進的な作風を誇り、同時代のハープ作品とは一線を画しています。演奏しているパセッティはいくつもの国際コンクールで賞を獲得し、現在は自身が資金協力をしたイタリア・ハープ協会の会長を務める実力派です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7792 |