Rene, Otis(1898-1970)
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ミュージカル、オペレッタ、そして映画などで大活躍したネルソン・エディですが、この人ももともとはオペラ畑の出身。デビュー期にフィラデルフィアでヴェルディの歌劇《アイーダ》のアモナズロ役を歌ったというのは、「ふ~ん」という感じですが、1931年にベルクの歌劇《ヴォツェック》のアメリカ初演(指揮はストコフスキー)で歌っているというのを知ったときには、さすがにビックリしましたネ。エディの歌には、のびやかさと同時に、折り目正しい好青年がそのまま成長したような感じが漂うのですが、天性のものというよりは、演じる役柄に合わせたスタイルなのかもしれません。しかし、実にハマっています。本当にステキな歌いっぷりです。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120591 |
イギリスで人気を誇った歌姫・ヴェラ・リンの第2集は、10代後半から20代半ばにかけての録音を集めています。アメリカ系のシンガーのように、個性や色っぽさを露骨にアピールすることはありませんが、エレガントで素直な持ち味が独特のかぐわしさを発散しています。いわば、育ちがよくて勉強もできる学級委員長(しかも美人ね)に通じるイメージかもしれません・・・。あのマントヴァーニと共演した一連の録音が、これまたふるいつきたくなるような表情に富んでいます。木管楽器やヴィブラフォーンなどを活かしたアレンジもなかなか冴えていて、これはヴォーカル・ファンのみならず、イージー・リスニングの愛好家にも大推薦のアルバムです。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120601 |
なんとも大ざっぱな味わいが癖になりそうなインク・スポッツですが、そのブルージーでリラックスしたフィーリングは、トミー・ドーシー楽団で有名な《センチになって》でも全編にわたって炸裂しています。テナー・パートを担当するビル・ケニーのソフトな高音を活かしたスタイルが、とにかく印象的! 主旋律をハモらずに、コーラスは「ム~、ア~」といった動きが主体なので、イメージとしては、マンハッタン・トランスファーよりも、はるかにクール・ファイブ寄りと書いても、決して間違いではないと思います。後に大巨匠に成長する、若き日のエラ・フィッツジェラルドが参加した3曲のナンバーにおけるスウィンギーな味わいも耳に残ります。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120624 |
キング・コール・トリオももう第6集です。聴き続けて気付いたことがあります。この「pf+g+b」編成のトリオで、相当に大きな鍵を握っているのは、ギターのオスカー・ムーアではないですかね。このトリオが曲をどうやってアレンジしているか判りませんが、多分、最初はキング・コールがリハ時にヘッド・アレンジでイメージを伝えながら、譜面に落とす段階までにはオスカー・ムーアのアイデアをだいぶ入れ込みながらやっているのではないかな。掛け合いや時々入るユニゾンのセカンド・リフ等は、寧ろオスカー・ムーアのギターを活かすような形になっている。三位一体トリオの名に恥じぬ。(2004/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120727 |
(2002/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120609 |
あれ、ジャケットの写真を見たらベシェがクラリネットを持ってる、というわけで、ベシェのクラとソプラノ・サックスの双方が楽しめる好音盤がこれです。ベシェのいいところは、アドリブ・ソロの「入り」が実にキャッチーでやはり「名人は上手い」と否応なく感じさせるところですな。タッグマッチでタッチを受けていきなりショートレンジのドロップキックをかますような感じ。ここでは周りのメンツは引き立て役で十分。おっと、トラック12~15にはアール・ハインズ御大が、うち13~15にはレックス・スチュアートが入ってさすがの貫禄です。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120699 |
シドニー・ベシェの音は、ヴィブラートが強く、部分的にノン・ヴィブラートに近いスティーヴ・レイシーや、もう少し洗練されたヴィブラートをかけるコルトレーン等ともだいぶサウンドが違う。しかし、何ですな。このCD、冒頭2曲は第2次世界大戦中の欧州戦線の兵士の慰問用に録音された「V-ディスク(余談ですが、VはVictoryの略)」からの収録です。物資に乏しい日本が柳家金吾楼あたりを旧満州に「わらわし隊」とか言って派遣していた(これは「荒鷲隊」という部隊名のパロディだそうな)のとは大違いです。戦時下に塩ビを潤沢に使える工業力というのは音にも反映されるのか。太くてリッチなサウンドです。おっと、ホット・リップス・ペイジの泥臭い歌やベシェの最大の「小さな花」も入ってお得な1枚。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120741 |