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マクドナルド, バラード(1882-1935)

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    アール・ハインズ「ジ・アール」オリジナル・レコーディングス 1928-1941 フィーチャリング ルイ・アームストロング&シドニー・ベシェ

    アール・ハインズって、テディ・ウィルソンほどのバランス感覚は無いけど、ピアノという、ことジャズにおいてはダイナミック・レンジの狭くなりがちな楽器をダイナミックに鳴らすということにかけては第一人者ですな。テディ・ウィルソンの美学がハンク・ジョーンズに引き継がれたとすれば、アール・ハインズの美学はエロール・ガーナーに受け継がれたと言ってもいいな。ここでの聴き物は、ピアノ・ソロで彼の美学がフルに味わえる(3)(4)(7)(10)(12)(16) といったところでしょうな。調律のあまり良くないピアノで弾いたのが気の毒だが、結構ハマりそう!(2002/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120581

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    ハリー・ジェームス:「コンチェルト・フォー・トランペット」オリジナル・レコーディングス1939-1941

    サッチモと対極をなす甘いトランペット ハリー・ジェームズ恐るべし。ハリー・ジェームスなんて、日頃ダンモ聴いてる僕等は結構ナメてたよね。上手いラッパといえば、1にフレディ、2にウディ・ショー、芸風が違うが、3、4がなくて5がジョン・ファディス、なんてのが80年代にバンドマン生活を送っていた僕等の感覚。ウィントンはケニー・カークランドとジェフ・ワッツがいた頃は聴いていたが、リーダーのラッパはいまいちだった。ラッパ吹きはズボンのケツが破れるような演奏をして欲しいよな。ハリー・ジェームスのプレイはこれがピストン3つの楽器から生まれるとは信じがたい。Concerto for Trumpet 聴いてみて! それにしても、ウィントンがカリスマとなる現代ジャズ界はなんかおかしくないか?(2002/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120618

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    エロル・ガーナー:イェスタディズ (1944-1949)

    俗にpf+b+dsのトリオはバド・パウエルが始めたことになっているが、ここではパウエル以前にエロール・ガーナーがやってるじゃないですか! カクテル・スタイルの祖!ホテルのラウンジなんかの仕事に絶対不自由しなさそうな華麗でロマンティックなスタイル! 45年以降、左手が例のガーナー・スタイルになり、これ見よがしのストライド奏法は少し控えてます。Indiana や Somebody Loves Me 等、パウエルのルースト版とも共通する選曲。パウエルも実は相当にガーナー・スタイルを勉強したのだろう、ということも判ります。(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120528

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    ベニー・グッドマン:バンブルビー・ストンプ (1937-1939)

    グッドマンは言うまでもなく上手い。クラリネットという難しい楽器でやはりここまでの逸材は出ない(その証拠にモダン期にはバディ・デフランコ一人が気を吐くのみ)。フルバンのグッドマン、これは明らかに「横綱相撲」なのですね。美味しいところだけ吹いている。ま、グッドマンを堪能したいならコンボになりますが、横綱相撲の愉しさは「豪華」「陽気」「スマート」というところ。ここではベイシー額案のオハコの「ジャンピン・アット・ザ・ウッドサイド」なんぞもやったりして、余裕のヨッチャンです。このフルバンを再現してそれでダンパをやってみたい。すっごい贅沢!(2004/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120677