クレメッティ, ヘイッキ(1876-1953)
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近代フィンランド音楽、特に合唱音楽への多大な貢献で知られるヘイッキ・クレメッティのオルガン音楽を収めた1枚。彼は青年時代に留学したベルリンで優れたオルガン奏者オットー・ディーネルに師事し、次いでベルリンの教会音楽アカデミーでオルガン製作を学び、オルガン検査官の資格とオルガニストの学位を取得しました。オルガン作品も遺していますが、生前に出版されたのは15曲に留まり、それらも現在では演奏の機会にめぐまれません。彼のオルガン作品には自身の演奏を書き留めたと思われる即興的で粗削りなものもありますが、このアルバムに収録された曲はどれもしっかりと作り込まれており、同時代のシベリウスやヴォー ン・ウィリアムズ、そして彼の研究対象でもあったオストロボスニア民謡の影響も感じさせます。録音に使われたタンペレ大聖堂のオルガンは1907年建造、フィンランド国内でも最大級のロマンティック・スタイルによる歴史的オルガンです。1929年に改造工事を受けましたが、2021年に当アルバム演奏者レヘトラの監修のもとで復元工事が行われ、往時の響きを取り戻しました。(2024/07/05 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0705 |