ポンセ, マヌエル・マリア(1882-1948)
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著名アーティストとの共演、舞台での演奏・音楽制作、教授活動など、多方面で活躍めざましい長谷川智恵によるヴァイオリン・アルバム。 クライスラーをはじめとする有名なヴァイオリン・ソロ曲に、独自編曲によって姿を変えたドヴォルザーク『ロマンス』・フィビヒ『ポエム』・ワーグナー『アルバムブラット』(原曲:ピアノ伴奏・オーケストラ伴奏)の弦楽四重奏伴奏版(ヴァイオリン+弦楽四重奏)が所を得て差し挟まれ、昏暁を見るようなあわいの色彩を響かせる。チャイコフスキー『アンダンテ・カンタービレ』(交響曲第五番第2楽章)も全くの独自編曲で、チャイコフスキー版”運命交響曲”ともいえる原曲の、”運命”の主題が連なる中間部は思い切りよくカットされ、甘美な”ラブソング”としてピアノとヴァイオリンのみで奏でられている、エルガーやクライスラーの愛に応えた形と思しい。ソロと弦楽四重奏伴奏を積み重ねる構成から、最後はオリジナル曲『しづ心なく花の散るらむ』にて、どこか現代の風も吹く日本の旋律の粋をもって締め括られる。 演奏家にとどまらない構成家によるアルバムで、確かなヴァイオリニストでありつつも西洋クラシックの変容あらわで、今後のクラシック音楽界が楽しみになってしまう。長谷川智恵(ヴァイオリン、作曲・編曲)東京音楽大学器楽専攻音楽学部音楽学科ヴァイオリン科卒業。 2012年、Disney on Classic全国ツアーに参加。2017年第11回セシリア国際音楽コンクール室内楽部門入賞。第18回大阪国際音楽コンクール室内楽部門ファイナリスト。2019年より織田哲郎『幻奏夜』シリーズツアーに参加。2021年、AIRDOボーディングミュージックのアレンジ及び演奏を担当するなど、首都圏を中心に幅広く演奏活動を展開。(2023/04/07 発売)
レーベル名 | :le petite disque |
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カタログ番号 | :LPDCD022 |
80年生まれ(若い!)で本国クロアチアではテレビ出演などで話題のギタリストの登場です。美少女演奏家も今や珍しくありません、才能が伴わなきゃというわけですが、このバッハは聴き物です。テレビCMなどでポピュラーになってきたヴァイオリンの名曲、リュートで演奏されることもありますが、ギターでこのように颯爽と弾かれると、奏者の才能に唸るしかありません(編曲もグッド)。ポンセ、タルレガといったお決まりのレパに加え、母国の作曲家シューレク作品(特に16)やイギリスのウォルトン作品(特に19,21)の演奏には、しびれ、そして惚れます。"(2000/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554563 |
(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574045 |
まさに「耳を楽しませるために企画された」極上の1枚です。今や過ぎ去ったロマンティックな時代の作品から20世紀の知られざる秘曲まで20曲のメキシコの作曲家による小品が詰まっています。恐らくショパンやリストのピアノ曲からインスピレーションを受けているのでしょうが、タイトルこそ「マズルカ」でも、その根底には更に熱いものが流れています。この中でかろうじて名前が知られているのはポンセあたりでしょうか。あとの作曲家の名前はほとんど知られいません。しかしどれも楽しく美しい、まるで宝石のような作品ばかりです。もちろんオソリオの卓越した技巧にも耳を傾けてください。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Cedille |
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カタログ番号 | :CDR90000-132 |
奏者のアザバギッチは72年ボスニア=ヘルツェゴビナ出身の新星、既に数々のコンクールで優勝するという実力を誇ります。プログラムにはバリオス「大聖堂」のようなギター・ファンには御馴染みの名曲もありますが、奏者より少し年長の作曲家リヴェラの作品にご注目、今後流行しそうです。特にアフリカの部族のリズムを用いた終曲のかっこよさなど、21世紀のギター音楽の傾向を予見させる逸品といえるでしょう。全体に中南米の詩情と美しいメロディーラインを持つ作品が多く、前途洋々たる新人のテクニックと感性を存分に味わえるアルバムとなっています。(2000/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554555 |
若者は若者らしく選曲から攻撃的でなくっちゃ、という期待に応えるブラジル出身の若手ギタリスト、ファビオ・ザノン。古典タルレガの憂愁の旋律で聴衆のハートを掴んだ後、バッハの無伴奏バイオリンソナタを奏者自らギター用に編曲してロマンティックに仕立て上げ。70年代生まれという若さの作曲家への委嘱作品。ドニゼッティの有名なオペラ「ランメルモールのルチア」の最後のテノール・アリアの如何にも19世紀っぽいトランスクリプション。メキシコ出身ながらフランス音楽に憧れたポンセの力作。曲を選ぶ目だけでなく、もちろんウデも抜群です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554431 |
イタリア出身の若手プラティーノ(ホームページもご覧あれ!)のリサイタルは、知的なプログラミングが魅力。スカルラッティの鍵盤ソナタのギター版(これが実にロマンティック)に続いては、バイオリンのための至高のバッハ作品「シャコンヌ」を、過去の巨匠に倣って演奏者自ら編曲し、トータルの才能を見せつけます。以下、19世紀のメルツや、20世紀の名曲として有名なバリオス「大聖堂」、定番のポンセ、ロドリーゴの録音僅少作品まで。コンクールで上位入賞するなら何でもできなくちゃ、というあたりのアピールが絶妙なのです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554344 |
当盤でご紹介する女流若手奏者はバルエコらに学び、コンクール上位入賞の常連。バッハやソルといった古典的レパートリーで「何でもできますゾ」ぶりをアピールしますが、注目はやはり20世紀作品。粋な小品を書かせたら才人ぶりを遺憾なく発揮するポーランド人タンスマン、お馴染みのポンセ、ロドリーゴに加え、聴き逃せないのがアメリカ人ヨハンソン作品。フィンランド人である父のために作曲した変奏曲は、カレワラ伝承に求めた主題がとっても和風で、日本人のメンタリティーにぴったり。琴を爪弾いているかのような風情があります。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555720 |