プロコフィエフ, セルゲイ(1891-1953)
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ビリー・ジョエルも認める20世紀を代表する作曲家プロコフィエフの作品の中でも超人気なのがこの2つの交響曲です。「古典交響曲」はハイドンを現代に甦らせようと試みたアイデアと20世紀ならではの機知との絶妙なコンビネーションが魅力。第5番は、ソビエト軍がドイツ軍を打ち破った直後に初演されソ連国民に歓喜の涙を流させたという曰く付きですが、現在冷静に聞いてみても大オーケストラの醍醐味を満喫させてくれる逸品。プロコフィエフの故郷ウクライナのオーケストラが演奏しているところがこの録音のミソになっています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554058 |
プロコフィエフの交響曲第1番は「ハイドンが現代に生きていたらこんな曲を作っただろう」というねらいで書かれました。おかげで彼の作品の中でも、親しみやすさでは1・2を争う人気作となっています。続く第2交響曲は、パリに亡命した作曲者が当時の最先端芸術の地で自己をアピールするために作った「鋼鉄製の交響曲」で、過激にして難解な音楽となっています。なお、瞑想的な変奏主題は亡命途上の日本で作られたものです。冒頭の「夢」は、若き作曲者のスクリャービンへの思慕を描いたと言われる佳品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553053 |
1917年にプロコフィエフ(1891-1953)が完成させた「交響曲第1番」は、彼が学生時代にニコライ・チェレプニンの教室で研究したハイドンの技法をもとにして書かれたもの。ピアノ協奏曲第2番などの、それまでの革新的な作品に比べ、古典的で整然とした佇まいを持つ音楽であったため、周囲はとても驚いたと言います。確かにハイドンやモーツァルトを思わせる親しみやすい表情を持っていますが、様々なところに仕掛けたっぷりの「新古典派」そのもののいたずらっぽい顔がたまりません。それに引き換え、第2番のまあ難しいこと。これは作曲当時パリに住んでいたプロコフィエフが「6人組」の作品よりももっと前衛的な作品を書こうと試みた結果出来上がったもので、当然ながら初演を聴いたパリの聴衆は冷淡な反応をしたと言われています。しかし、大編成のオーケストラにピアノ、様々な打楽器を加えたカラフルな音楽、これこそがプロコフィエフの本領発揮と言えるのではないでしょうか。交響的絵画「夢」はスクリャービンからの影響が感じられる小さな作品。大きな起伏を伴う若干陰鬱な雰囲気を持った音楽です。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573353 |
大好評!マリン・オルソップとサンパウロ交響楽団によるプロコフィエフ(1891-1953)の交響曲集第4集です。アルバムのメインとなる「交響曲第3番」は、その前年に完成された歌劇「炎の天使」の素材が用いられています。それは、この歌劇にはあまりにも問題が多かったため演奏会形式で上演されたものの、完全な初演の見通しが立たず、この作品の将来を鑑みたプロコフィエフが、その中の幾つかの主題を基に交響曲として再構築したためです。プロコフィエフはこの交響曲に絶大なる自信を持っていたと言い、確かに刺激的かつ堂々たる作品となっています。「スキタイ組曲」は、もともとバレエ音楽として作曲され、バレエ・リュスのディアギレフにスケッチを提示したところ、上演を拒否されたため、演奏会組曲として書き直されたものです。第2曲目の激しさは必聴です。「秋」は暗い雰囲気を有した作品ですが、タイトルと曲には直接の関係はないのだそうです。あまり演奏されることのないレアな作品です。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573452 |
【インキネンのプロコフィエフ交響曲全集第1弾!】2020年バイロイト音楽祭で新演出の《指環》を託され、世界中から大きな期待を寄せられているインキネン。彼の新しいプロジェクト、プロコフィエフの交響曲全集第1弾です。亡命時代に書かれ歌劇《炎の天使》に登場する主題を交響曲へと昇華させた傑作第3番と、第二次世界大戦の影を引きずったやや難解な第6番という組み合わせ。プロコフィエフならではのダイナミックなオーケストレーションを細部までコントロールすると同時に最大限に鳴らし切る、インキネンらしさが十二分に発揮された快演。今後の展開が楽しみです。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19086CD |
ボストン交響楽団創立50周年記念の委嘱作品として1929年から1930年にかけて、プロコフィエフ(1891-1953)が作曲した交響曲第4番。初版には作品番号47が付けられている通り、同時期にディアギレフのために書かれたバレエ音楽「放蕩息子」の素材が転用されています。1931年にクーセヴィッツキーの指揮、同楽団によって初演されたものの、1947年に思い切って改訂を施し、当初25分程度だった曲は45分ほどの長さに引き延ばされ、オーケストレーションも拡大され、作品番号も新しく付番、全く違った音楽へと変貌したのです。ここでは、今最も輝いているオルソップが、交響曲と「放蕩息子」を指揮。この2つの作品の関連性を丁寧に紐解き、共通する荒々しさや軽妙さ、そして無意味とも思える盛り上がりを徹底的に追求していきます。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573186 |
交響曲第4番には初版と改訂版があり、ここで演奏されているのは改訂版です。改訂版の方がずっと大規模になりましたが、初版に比べて出来が良くなったかと言えば、実は賛否両論。旧ソ連当局に迎合しただけという批判もあります。要するに問題作なのですから、これはプロコフィエフを深く知るには聴いておきたいもの。冒頭から過激な音楽が鮮烈な録音で耳を直撃、刺激を求める貴方に最適です。ナクソスは「第4番」の楽想のもとになったバレエ音楽「放蕩息子」も組み合わせました。作曲者の故郷のオーケストラによる交響曲全集の完結編になります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553055 |