プロコフィエフ, セルゲイ(1891-1953)
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2015年、突然不思議なメールを受け取ったというベテラン・ピアニスト、リサ・スミルノヴァ。それはオランダの企業からのメールで「以前、あなたがコンセルトヘボウで行った演奏がオランダのラジオ局のアーカイブに録音されており、こちらをリリースしたい」というものでした。およそ20年前の演奏をリリースすることについて、もちろん許可を与えないという選択もありましたが、彼女はまずベートーヴェンとプロコフィエフの関連性について熟考し、その2つの作品が「人生を叙事詩的に表現しており、彼女自身の人生においても重要な役割を果たしていることを確認、リリースを決断した」と言います。この録音は一切編集が加えられておらず、もちろんリハーサルの素材も含まれていない一期一会の熱演の記録。エキサイティングな演奏がお楽しみいただけます。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0077 |
現在、ONDINEレーベルで最も注目されている指揮者ハンヌ・リントゥと、ピアニスト、オッリ・ムストネンのコラボレーションによるプロコフィエフ(1891-1953)のピアノ協奏曲シリーズの登場!熟練したピアニストでもあったプロコフィエフの協奏曲は、どれも高度な技術が要求されますが、中でも第3番は「20世紀を代表する作品の一つ」と賞賛されるほど幅広い人気を獲得しています。ゆったりとした序奏を経て唐突に現れるピアノの輝かしいパッセージ、第2楽章でのウィットに富んだ旋律、ピアノとオーケストラとの掛け合いが楽しい第3楽章と聞かせどころの多い曲ですが、ムストネンのピアノは常に冷静さを保ちながら、リントゥと親密な対話を繰り広げています。第1番は短いながらも、後年のプロコフィエフの独自性が垣間見えるユニークな曲。ピアノを打楽器のように扱う様子はバルトーク作品のようでもあります。第4番は「左手のピアニスト」パウル・ヴィトゲンシュタインが委嘱した作品ですが、ヴィトゲンシュタインが理解不能という理由で(これには諸説ある)演奏しなかったため、プロコフィエフの生前には初演が叶わなかったことでも知られています。ピアノの完璧な技巧はもちろんのこと、オーケストラの比重も高い難曲です。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1244-2 |
2024年のBBCプロムス・デビューを目前に控えたカナダ人ピアニスト、スチュワート・グッドイヤーの最新アルバムは、アンドルー・リットン指揮のBBC交響楽団とのプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番&第3番、そしてピアノ・ソナタ第7番という意欲的な選曲です。コロナ禍のパンデミックの頃から企画を温めてきたというこのアルバムで、彼はプロコフィエフの音楽に内在する若々しいダイナミズムと活力を引き出しています。(2024/09/13 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100335 |
フィンランドを代表する2人の名手、リントゥとムストネンによる「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集」第2集。/ピアノ協奏曲第2番は1912年から1913年にかけて作曲され、初演を聴いたミャスコフスキーが大興奮してプロコフィエフに称賛の手紙を書いたとされる作品。しかしロシア革命のため総譜が失われてしまい、後の1923年にプロコフィエフ自身によって総譜が復元されました。全曲に渡ってピアノが活躍し、第1楽章の冒頭こそ瞑想的であるものの、民謡風の第2主題をはじめ、激しいトッカータ形式の第2楽章、重厚な第3楽章、激しくエネルギッシュな終楽章と、全体的に荒々しさに満ちています。1932年に作曲された第5番はプロコフィエフの最後のピアノ協奏曲であり、完成直後にフルトヴェングラー指揮のベルリン・フィルハーモニーの伴奏でプロコフィエフ自身の演奏で初演されています。ピアノが支配的な第2番に比べると、伴奏のオーケストラ・パートが演奏至難であり、なかなか録音に恵まれなかった作品とされていましたが、最近では優れた録音も多く出現、このリントゥとムストネンのアルバムも演奏、録音とともに素晴らしい出来映えです。/(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1288-2 |
ピアノはもともと弦をハンマーで叩くことによって音を出す構造なのだから、打楽器として扱えばいい。プロコフィエフの提唱したこの理論は、まさに反ロマンティシズムの先鋒とでも言うものでした。胸のすくような推進力、当時としては斬新な不協和音、デジタル的リズム。これら新種のピアニズムを満たした作品を、プロコフィエフは苦労の跡も見せず、弾ききっています。しかし同時に小品に垣間見られる甘美なメロディーなどは19世紀的なアプローチで、とりわけ旋律線の絶妙な歌わせ方は、ピアニストとしての彼の力量の高さを物語っています。(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110670 |
ドイツ出身の若手ピアニスト、ユリアス・アザルが弾くプロコフィエフ。アルバムの中心を成すのは、バレエ「ロミオとジュリエット」からの音楽で、通常のピアノ組曲だけではなく、彼自身が管弦楽版からピアノ用に編曲した曲も含む全16曲が演奏されており、管弦楽版の各楽器のモティーフが効果的に用いられたアレンジからは、アザルの編曲の才能が存分に感じられます。他にはプロコフィエフ初期の「4つの小品」と中期の「思考」が選ばれており、アザルが心酔するプロコフィエフの多面的な魅力が味わえる1枚になっています。【ユリアス・アザル】1997年、音楽一家に生まれ、幼い頃から独学でピアノの即興演奏をはじめた彼は、2005年から本格的な音楽教育を受け才能を発揮。2017年からはエルダー・ネボルシンの元で研鑽を積むとともに、2021年からはアンドラーシュ・シフからも教えを受けています。パルマドーロ国際ピアノコンクール、ブラームス国際コンクールなどで入賞、2017年に開催されたブゾーニ国際ピアノコンクールではファイナリストになるなど優秀な成績を残しています。現在、ソリストとして活躍するだけでなく、アルコン・トリオを結成し、室内楽の分野にも力を入れています。(2022/05/20 発売)
レーベル名 | :IBS Classical |
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カタログ番号 | :IBS-12022 |
韓国生まれの新進気鋭ピアニスト、キム・ドンギュのリサイタル・アルバムです。彼は2010年のサン・マリノ国際ピアノ・コンクール第1位獲得を始め多くの国際コンクールで上位入賞を果たし、その卓越した技巧と華麗なる表現力が高く評価されています。すでに数多くのオーケストラと共演していて韓国、イタリア、ドイツではソロリサイタルを開催しこちらも大評判となっています。2012年のリーズ国際コンクールでは惜しくも賞を逃しましたが今後の活躍には存分に期待の持てる大器です。ここではプロコフィエフの小品集とソナタ、ソナチネの幾つかを演奏していますが、ここでの多彩な音色と考え抜かれたタッチはやはり並大抵のものではない「何か」を感じさせてくれます。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572826 |