プロコフィエフ, セルゲイ(1891-1953)
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2013年にリリースしたデビュー・アルバム(NYCC10001)では、ベートーヴェンのソナタ第6 番、ラフマニノフの「楽興の時」、そして三善晃のピアノ・ソナタという意欲的なプログラムで、その溢れんばかりの才能を魅せてくれた藤田真央。当時は「紅顔の美少年」と言った風情だった彼も、すっかり大人になりました。第2 作のプログラムは、より技巧的でアグレッシヴな内容を持つものであり、今現在の彼の姿を余すことなく映し出すものです。叙情性と劇的さを併せ持つ「月光ソナタ」での雄弁な語り口はもちろんのこと、彼が最も得意とする「タンホイザー序曲」では、リストが要求する超絶技巧を心行くまで楽しむことができるでしょう。また彼の新境地ともいえるプロコフィエフの「ピアノ・ソナタ第6 番」では、嘲笑やアイロニーなどの大人の味わいをも醸しだしており、すでに大家の貫禄さえもが垣間見えるものです。素晴らしい原石が磨き上げられ、独自の光を放っていく様子をぜひその目でご覧ください。(2015/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Japan |
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カタログ番号 | :NYCC-27296 |
オルゴール、ミュージック・ボックス・・・これらが奏でる魅力的な音と、そのメカニズムには多くの作曲家たちも魅了されてきました。このアルバムは、そんな「オルゴール」を模したピアノ曲を集めたもの。かわいらしい音色を忠実に模したものから、壊れたオルゴールや、オルゴールを通して心象風景を表した曲まで、様々な小品が並んでいます。また「笛時計」というのは、18世紀の中央ヨーロッパ、ビーダーマイヤーの時代に好んで制作された機械仕掛けの時計のこと。決められた時間になると木製のパイプとドラムなどが精妙な音を奏でるものですが、ハイドンやモーツァルトを始めとした作曲家たちがこれを模した音楽をいくつか作曲しています。残響をたっぷり取ったダリオ・ミューラーのピアノは、時を超えた無邪気な世界を丁寧に再現しています。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7684 |
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ラフマニノフ、チャイコフスキーと続いてきた、キタエンコとケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるロシア音楽集の録音。今回は「魔女の宴、死神の踊り、氷上の戦い」にまつわる作品が演奏されています。通常耳にすることの多いリムスキー=コルサコフによる編曲ではなく、作曲者自身の原典版で聴く「禿山の一夜」は、幾度も改訂を繰り返す前の粗削りさが魅力。最後まで悪霊たちが暴れまわり唐突に曲を閉じるのは、普段のヴァージョンに慣れている人にはかなり衝撃的。同じく死に取りつかれた歌曲集「死の歌と踊り」も恐ろしさに満ちています。もともとは映画のための音楽「アレクサンドル・ネフスキー」も荒々しさ満点。音楽がピークに達する「氷上の戦い」では迫力たっぷりの響きが堪能できます。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC459 |