プッチーニ, ジャコモ(1858-1924)
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この1957年のマノン・レスコーの驚くばかりの音の良さ。もともとクリアな音質でしたが、復刻の名手マーク・オーバート=ソーンはその音に更に磨きをかけました。当時34歳の世紀の歌姫、マリア・カラスの歌声も瑞々しく蘇っております。とりわけ第2幕「時は美しく楽しうございます」の正確な歌唱と艶やかな声をお聴きください。必ずや陶酔の境地へと達することでしょう。余白に収録されたディ・ステファノのアリア集も秀逸です。頭の芯を揺さぶるような光り輝く美声です。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112031-32 |
「蝶々夫人」や「ラ・ボエーム」でプッチーニ入門を終えた貴方なら、次に聴いておきたいオペラが「マノン・レスコー」。純粋さと奔放さを併せ持つ美しい娘マノンと騎士デ・グリューとの恋愛物語。偉大過ぎる先輩ヴェルディの背中を見つめなければならなかったプッチーニの第3作にして初めての成功作。これぞプッチーニ独特の節回しが充満、魅惑の香りプンプンの名作なのです。ナクソス価格で熱気いっぱいの演奏を成し遂げたのがイラン出身の指揮者ラハバリ、発売時より大好評を博す名全曲盤から、聴きどころを選りすぐりました。(2000/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554705 |
舞台は19世紀前半のパリ。若い貧乏な芸術家仲間4人で屋根裏部屋に住むロドルフォは、階下のお針子ミミと恋に落ちる。病気が悪化するミミに対する無力感から酒に溺れるロドルフォ。そんな彼の前から去るミミ。再び4人で生活する屋根裏部屋に死期が近いミミをムゼッタが連れてきて、ミミは静かに息をひきとる。泣き崩れるロドルフォ。時代風景を絶妙に描いたこのオペラは、プッチーニの最も人気のある作品の一つです。「冷たい手を」「私の名はミミ」「ムゼッタのワルツ」「ミミの別れ」など名場面多数、ラストは涙無しには聞けません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660003-04 |
1950年代初めにLPが商品化されたことは、クラシックのレコード界に革命的な変化をもたらしました。とりわけオペラについては全曲録音がSP時代より格段に容易に、手軽に楽しめるようになりました。イギリスのデッカ・レコードは早速この分野に進出、51年夏にローマでプッチーニの人気3作品をまとめて録音しました。3作品すべてのヒロインに抜擢されたのが、「天使の声」と呼ばれて人気を高めつつあった、当時まだ29歳のレナータ・テバルディ(1922- )です。彼女のその後の成功は、この《ラ・ボエーム》などの好評が決定づけたのです。(山崎浩太郎)(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110252-53 |
ロドルフォとミミ以外の登場人物にも重要な役割が担われる「ラ・ボエーム」。いずれ劣らぬ個性と力量の発揮が必要なため、すべてのサブ・キャスト達が充実した盤に出会うことはなかなかありません。この盤では、ビョルリンクは第1幕では輝かしいハイCを披露(ミミと連れだってカフェに行くエンディングでは、最近の慣習のユニゾンではなく楽譜通りのGを歌っています。)。そして彼以外の登場人物は千両役者が勢揃い。特筆すべきは、マルチェルロ役のメリルのすばらしい美声と、その滑脱な声の演技です。第2幕でのムゼッタのワルツを含んだシーンでの活躍ぶりは、主役の二人をくってしまいかねないほどの秀逸なもの。低声ファンなら聞き逃せません。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111249-50 |
第二次世界大戦前年の1938年にミラノで録音された全曲です。1918年の最初の全曲盤以来、早くも4つめの録音となるものですが、SP時代の録音ではこの曲のいちばんの名演として有名です。その特長の第1は、20世紀のリリック・テノールとして最高の歌手、ベニアミーノ・ジーリ(1890~1957)がロドルフォ役を歌っていること。甘く、しかも澄んだその歌声による演唱は、今もこの役の規範となるものです。ミミを歌うのはリチア・アルバネーゼ(1913~ )。フレーニ風の美声ではない、大きな歌いまわしとドラマ性で聴かせます。(山崎浩太郎)(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110072-73 |
【プッチーニ没後100周年記念、シャハトナーによる管弦楽伴奏歌曲をカストロノヴォの美声で聴く】19世紀後半から20世紀初めにかけて活躍したイタリアのオペラ作曲家たちの多くはまとまった数の歌曲を残していますが、プッチーニの場合は生前に出版された歌曲は11曲だけで、それらもまとまった作品としてではなく、キャリアの初期から後期にかけて散発的に書かれたものでした。2010年に出版された最初の校訂版「歌曲集」には16曲が収められており、当CDにはそのピアノ・パートを大オーケストラのための管弦楽伴奏に編曲したものを収録しています。編曲を手掛けたのは1985年ドイツ生まれの作曲家・指揮者ヨハネス・クサヴァー・シャハトナー。楽譜は2020年にBoosey & Hawksから出版され、これが初録音となります。プッチーニの歌曲は基本的にベルカントのスタイルで書かれており、ピアノはシンプルな伴奏に留まることが多いのですが、シャハトナーはプッチーニのオペラでのオーケストレーションを参考にしつつも、時に大胆かつ独創的なアレンジを施しています。今を時めくテノール歌手の一人、カストロノヴォの力強く輝かしい歌唱がこの録音の魅力を一層高めています。稀少なオーケストラ作品を併録。(2024/01/12 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900349 |
たまにはこんな、肩の凝らないミサ曲もいいではありませんか。プッチーニのミサ曲は期待通りで、オペラ作家の面目躍助たる美しい旋律に彩られています。特に「グローリア」の部分は充実、思わず踊りだしたくなるような楽しい主題以下、聴き手を爽快にしてくれる歌い上げっぷりが実にいい。深刻な楽想が割り当てられることが多い9での伸びやかなテノールソロも魅力たっぷり。既に日本でも合唱団に親しまれていますが、当盤では合唱団の明晰な演奏が素晴らしく、合唱団員が参考にするのに最適と言えます。カップリングの2曲は、正に秘曲と言ってよいもので、プッチーニ・ファン必聴。特に、弦楽四重奏曲(ここでは弦楽合奏で演奏)15は、オペラ同様の泣ける旋律が感動的です。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555304 |