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ラフマニノフ, セルゲイ(1873-1943)

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    ショパン/リスト/メンデルスゾーン:ピアノ作品集(ホフマン)(1916-1923)

    素晴らしいテクニックを持ちながらも、「小さい手」で人一倍苦労した名ピアニスト、ヨゼフ・ホフマン。ラフマニノフの作品などでは難儀したと言われますが、ここで聴くリストやショパンなどでは、そのようなハンデは一切感じさせることがありません。あくまでも正確でスケールの大きな音楽性はその時代の他のピアニストをはるかに凌駕するものです。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111326

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    ジョン・マッコーマック・エディション 11 - ビクタートーキングマシン・レコーディングス/グラモフォン・レコーディングス(1924)

    世紀の名テノール、ジョン・マッコーマックのコレクション第11集です。1884年にアイルランドで生まれたマッコーマックは、最初公務員を目指していましたが、ダブリンの教会で聖歌隊に参加したとき、自らの音楽への探究心に火がついたと言います。その後猛勉強を続け、オペラにデビューするも、やがてはコンサート歌手として活躍することを決意します。多くの歌曲を当時のSPレコードに録音し、それを復刻した何枚ものアルバムが発売されていますが、この録音集のユニークなところは、同じ曲の別テイクが収録されているところでしょうか。現代のような録音技術(編集技術)もなかった時代、1回ごとのテイクに漲る緊張感といったら、それは言葉では尽くせないものです。実際に使われたのがどのテイクなのかわからないものもありますが、どのテイクにも真摯な魂が込められていることは間違いありません。クライスラーが参加している曲や、エドウィン・フィッシャーがピアノ伴奏をしている曲、そして4つの未発表テイクも含まれた、ファンにとっても嬉しい1枚です。(2015/12/23 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111402

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    D. スカルラッティ/ラヴェル/ドビュッシー/ラフマニノフ/ストラヴィンスキー:ピアノ作品集(バリシェフスキー)

    1988年ウクライナ生まれのピアニスト、アントニー・バリシェフスキーは1999年にブカレストで開催されたエネスク・コンクールを始め、たくさんのコンクールで入賞を重ねている実力派です。まだまだ素材的には未知数ですが、ここで聴ける演奏からは、やはり「何か違うもの」が感じられないでしょうか?冷徹なスカルラッティは、ホロヴィッツの名演に匹敵するほどですし、ラヴェルのラ・ヴァルスからは仄暗い狂気すら漂ってきます。幾重にも塗り重ねられたドビュッシーの彩色、そして荒ぶる技巧が炸裂するラフマニノフのソナタ、目を見張るばかりのストラヴィンスキー、星の煌めきにも似たマテオスのマリオン・・・。さて、彼はこれからどのような芸術家になっていくのでしょうか?(2010/07/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572573

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    スティーヴンソン/ラフマニノフ/ミハショフ:ピアノ作品集(ジェイソン・ベ)

    ピアニスト、ジェイソン・ベは10歳になった時「コンサート・ピアニストになる」と決意したと言います。彼はブロンフマンが演奏するラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番をラジオで聴き、慌ててオークランドの倉庫のようなお店にCDを買いに行き「Rachmaninov」と書かれた全てのアルバムを購入して帰宅。ドミトリ・アレクセイが演奏する「楽興の時」の演奏に“恋におちた”のだそうです。また彼にとって「蝶々夫人」も大切な作品であり、その悲しい物語と音楽にも完全に魅了されたのだそう。ブリテンは、好きではなかったものの「ピーター・グライムズ」を聞いたら好きになったとも。若きピアニストの様々な体験を彷彿させるユニークな1枚です。(2018/03/23 発売)

    レーベル名:Austrian Gramophone
    カタログ番号:AG0003

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    マリーナ・メシェリアコワ - ソプラノ・アリア集

    マリーナ・メシェリアコワはロシア出身で、ウィーンを本拠に今や世界中のオペラハウスに出演、既に来日経験もある、人気ソプラノ歌手です。人気の秘密は、ピュアな美しさを失わない伸びやかな声にあり、彼女の長所は例えば冒頭ラフマニノフの技巧的なアリアで、最大限に発揮されています。母国物から有名なチャイコフスキーも歌い、他は全てイタリア・オペラから、3や6などの名アリアをチョイス。旧ソ連では親しまれることがなかったイタ・オペを、ロシア出身のソプラノがかくも見事に歌う。21世紀におけるオペラという芸術の更なるグローバル化を予見させるアルバムです。(2004/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557109

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    ゾロトゥルン聖ウルズス聖堂児童合唱団 - 真紅の花びらは眠っている

    スイスの名門少年合唱団によるクリスマスのモテット集。古くからの伝統的なキャロルと、現代作曲家のキャロルをバランスよく配し、時代を超えたクリスマスの喜びを歌い上げています。プレトリウスやガブリエリの定番曲はもちろんのこと、最近の合唱界で注目されているオラ・イェイロや、イヴォ・アントニーニ、ウィリアム・バルナムらの新鮮な響きも聴きものです。アルバムの最後はお馴染みの「きよしこの夜」で締めくくられます。(2017/01/25 発売)

    レーベル名:Rondeau Production
    カタログ番号:ROP6134

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    タネーエフ:ピアノ協奏曲/ピアノ小品集(バノウェツ/ロシア・フィル/T. ザンデルリンク)

    (2007/03/01 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0042

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    チェロ・デュエット編曲集(2つのチェロの物語)(ジュリアン&ジアシン・ロイド・ウェバー/レナハン)

    編曲の世界に魅せられた作曲家は、いつの時代にも数多く存在します。それは憧れの存在を身近に引き寄せるようなものなのでしょうか?名チェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーもそんな一人で、彼は古今東西の声楽曲をチェロのために編曲し、声楽作品と器楽作品を自由に行き来して、これらの曲の魅力を存分に伝えることに力を尽くしています。このアルバムでは、モンテヴェルディからペルトまで時代を超えた「二重唱」の名作を2台のチェロ用にアレンジ。ジュリアンと彼の妻ジアシンが2人で寄り添いながら、哀愁に満ちた調べをゆったりと奏でます。(2013/11/20 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573251

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    ヴィタウタス・ソンデツキス - チェロ作品集

    独特の哀愁と粘着質を持つロシアの名旋律の数々を、歌い上げるに最も相応しい楽器は? この問に対する最有力な模範解答の一つとして、チェロを挙げる事ができるのではないでしょうか。人の体ほどもある大きなボディから発せられるアツく豊かな響き、低音域はもちろんのこと、中高音域での雄弁さを強力な武器として歌われるロシア艶歌には、魂を揺さぶられる思いがします。収録曲も誰もが知っている有名曲からちょっと素敵な秘曲まで、気の利いたアレンジものも多数とりれたナクソスならではの懐の広さとなっているこの1枚、特にロシア音楽ファン・弦楽ファンの方には自信を持ってお薦めします(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554381

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    チャーミング・チェロ

    チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。(2019/08/30 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.578173