ラフマニノフ, セルゲイ(1873-1943)
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若くしてその才能を発揮し、とりわけアルトゥール・ルービンシュタインの熱烈な賞賛を受けたカペル。ラフマニノフの3番協奏曲に代表されるように、逞しい技巧と細かなパッセージをすかし細工のように浮かび上がらせる緻密さを併せ持つ一方で、小曲の起承転結のまとめ方の巧みさを持ち、緩やかなテンポのメロディーを歌わせる技にも長けた、19世紀的なオールラウンド型のヴィルトゥオーゾでした。ラフマニノフのチェロとピアノのためのソナタの録音は、3楽章のみ残しているホロヴィッツを除き、この高みまでに達したものがほかにあるか疑問でしょう。シュナーベルからアドバイスを受けたとされるベートーヴェンの2番協奏曲も磨き上げられた演奏で、やはり2楽章の歌わせぶりが秀でています。(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110767 |
1941年から52年かけてのホロヴィッツの活動は、彼の超人的なピアノ技巧を印象付ける数々の編曲とその演奏・録音に費やされました。45年の「星条旗よ永遠なれ」47年の「カルメン幻想曲」49年の「ラコッツィ行進曲」と、いずれも技巧の頂点を示す作品群に加え、当然ラフマニノフの協奏曲も含まれました。クーセヴィツキーやコーツと共演したときのようなライヴならではのスリリングさはないにしろ、精緻な技巧と統合力、またカットが少ない(第1楽章のカデンツァ2小節、第2楽章の終わり近く、第3楽章の1セクションのみ)ことから、モノラルながらホロヴィッツの代表録音として最も高い評価を得ています。「皇帝」は義父トスカニーニに頭を抑えられている盤よりも、ホロヴィッツの自在度が勝っています。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110787 |
1989年生まれの若きピアニスト、フローリアン・ファイルマイアのデビュー・アルバムです。2011年にドイツ、ヴェルニゲローデにて行われたコンクールで「Neue Sterne(新星)賞」を受賞、一躍注目を浴びています。すでにモーツァルテウム管弦楽団を始めとした数々のオーケストラと共演し、また室内楽の分野でも目覚ましい活躍をしている彼。このデビュー・アルバムでも、その才能の片鱗を伺うことができるでしょう。目覚ましい技巧を誇示するよりは、じっくり音楽を練り上げるタイプのようで、ヴィラ=ロボスなどでは、とても面白い表現を聴くことができます。最後に置かれた自作の「ノットゥルノ」は、少しだけスクリャビンを思わせる神秘的な音楽。いろいろな意味で楽しみな逸材登場です。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0001 |
2022年に開催されたアレクシス・グレゴリー・ヴァンドーム賞国際ピアノ・コンクールの優勝者、コルクマズ・ジャン・サーラムのリサイタル・アルバム。1999年アンカラに生まれ、7歳から地元で音楽教育を受けたサーラムは、クリーヴランド音楽大学に留学、アントニオ・ポンパ=バルディとセルゲイ・ババヤンに師事した後、ジュリアード音楽院で学士号を取得。アメリカ、ヨーロッパの各地でリサイタルを行うとともに、多数の音楽祭に出演し好評を博しています。このアルバムではヘンデル、ラフマニノフの作品と、トルコの現代作曲家オーユズの作品を演奏。「音楽の中に安らぎを見つける」というサーラムの想いが反映された1枚です。(2024/05/17 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92272 |
NAXOSの人気シリーズ、マッコーマックの第9集です。アイルランドが生んだ比類なきテノール、マッコーマックはその絶妙な息のコントロールで美しい響きを生み出し、オペラ・アリアだけでなく、故郷のアイルランドの民謡や、当時流行していた歌まで幅広く歌い、絶大なる人気を誇っていました。この第9集には、1920年4月から1923年9月にニュージャージーのカムデンで録音された27曲を収録しています。トラック6-9まではクライスラーとのコラボレーションです。またメリカントと、ラフマニノフの「子どもたちに」、シューマン「歌人の慰め」はマッコーマックの生前にも発表されたことがなく、今回初めてのリリースとなります。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111385 |