ラフマニノフ, セルゲイ(1873-1943)
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憂愁の色の濃いスラブ情緒と甘く切ないロマンティシズムをたっぷり詰め込んだ、ラフマニノフ最高傑作の一つがこの第2交響曲です。演奏時間1時間弱の大作で、冗長と批判されることもありますが、それがいったいなんだというのでしょう! こんなに美しい音楽は2時間でも3時間でも聴いていたいものです!! 特に白眉となるのは第3楽章で、クラリネットで奏される主旋律は身も蕩けるほどの甘美さ、音楽史上でのこの楽器の最も素晴らしい用例の一つといっても過言ではありません。もちろんその他の楽章も充実を極めており、ラフマニノフのメロディーメーカーとしての資質はピアノ独奏曲よりも、むしろこういった分野で満開になっているともいえるでしょう。(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554230 |
2004年に新しくオープンしたコンサート・ホールであるカドガン・ホールは、もともと約100年前ほどに建てられた教会で、信者減少のためにイギリス国教会が放棄することを決定したところ、教会の音響の良さに感動したCadogan Estateという会社が買収することで蘇ったというものです。4年間の改装を経て生まれ変わったホールは、その響きの良さにロック・ミュージシャンやジャズ・バンドも魅了されているほどで、聴衆からも愛されているところです。ロイヤルフィルハーモニー管はここの常連であり、RPOレーベルからも一連のシリーズとして、このホールでの録音をリリースしています。このラフマニノフ(1873-1943)は、名手ヤブロンスキーの指揮を得て、ふっくらとした響きを持ちながらも、スマートな解釈によって、きりりと引き締まった現代的な表情を以っています。ヴォカリーズではチェロも演奏するというサービスぶりも微笑ましいところです。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Royal Philharmonic Orchestra |
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カタログ番号 | :RPOSP031 |
ラフマニノフは、ロシア革命後にアメリカに亡命します。しかし、愛するロシアの大地を離れた後、彼の作曲量は激減します。そんな人生の最後の30年間に作られた数少ない作品の中で、交響曲第3番は屈指の傑作と言える存在です。深い憂愁を秘めたスラブ的叙情が全体を支配し、枯淡の境地すら思わる・・・ロマン派最後の巨人の晩年を物語る内容と言えるでしょう。余白に収められた「メロディー」と「道化役者」は、元来ピアノ独奏曲として書かれた作品を、作曲者自身が管弦楽用に編曲した比較的珍しいものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550808 |
(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Newton Classics |
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カタログ番号 | :NC8802024 |
(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0088 |
20世紀最大の作曲家ラフマニノフは、ピアニストであると同時に偉大なる指揮者でもありました。彼はボリショイ劇場では優秀なオペラ指揮者として信頼され、数多く行った演奏会では、自国の作曲家、チャイコフスキーやボロディンの作品を積極的に紹介し、評論家たちからは大絶賛されています。ロシアを出国後は、ボストン交響楽団からも演奏会の申し出を受けたほど(結局実現することはなかった)当時の注目指揮者でもありました。ここでは彼自身の指揮による3つの作品をお聴きください。ピアノとは違う表現の幅を体感できることでしょう。(2010/12/15 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111357 |