ラフマニノフ, セルゲイ(1873-1943)
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1897年のペテルブルク。ラフマニノフ(1873-1943)の交響曲第1番が初演された時、会場は騒然となり罵詈雑言が飛び交ったとか。無論、初演を担当したグラズノフの曲に対する無理解が引き金となったものの、キュイを始めとした有識者たちにはこの作品の真価を理解することができず、自信を喪失したラフマニノフはこの楽譜を出版禁止にするだけでなく、気持ちもすっかり落ち込んでしまい、1901年の「ピアノ協奏曲第2番」までは作曲への意欲さえをも失うほどだったのです。実際の交響曲は、彼が生涯に渡って固執していた「怒りの日」のモティーフが効果的に使われ、また見事な対位法が駆使された野心的な作品であり、なぜそこまで酷評されたのかはわかりませんが、まあ、ここで大成功を収めてしまったとしたら、交響曲第2番やピアノ協奏曲第2番が生まれなかったかもしれないことを考えると、時には「若き挫折」というものも必要なのかもしれません。「死の島」は1909年の作品。ベックリンの「死の島」(これを元にしたクリンガーの銅版画)からインスパイアされた曲で、こちらにもたっぷりと「怒りの日」のメロディが引用されています。スラットキンとデトロイト交響楽団は、これらの曲を完璧に聴かせます。(2013/10/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573234 |
(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0004 |
ラフマニノフ最後の作品となった「交響的舞曲」は、1940年に作曲された際、まず2台ピアノ版が書かれて、ホロヴィッツとラフマニノフの共演で初演されました。その後、オーケストラ版が作成され、これはその翌年にオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によって初演され大好評を博しています。かたや、ストラヴィンスキーの「春の祭典」は1913年に初演され、当時大きな物議をかもした作品。その先鋭性は21世紀の今でも、全く衰えることがありません。この連弾版は1912年に完成され、ストラヴィンスキーとドビュッシーが演奏したというもの。オーケストラで演奏するよりも小回りが利くため、作曲者が指定した速度表示に近づけることができるという利点もあります。どちらもオーケストラで演奏とは異なる緻密な響きをご堪能いただけます。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD098 |
スコットランド生まれのピアニスト、マーティン・カズン。イギリス王立音楽院在学中の1998年にデビュー。いくつかの国際コンクールで優勝し世界的な活躍をはじめました。1996年に公開された映画『シャイン』では主人公ヘルフゴットの「手の吹き替え」出演をして話題になったことでも知られています。2004年に録音されたこのラフマニノフ作品集は彼のデビュー・アルバムであり、デイリーテレグラフ誌の“今週のクラシックCD”に選ばれるなど高い評価を受けています。ゲーテの「ファウスト」に基づき構成されたという長大なソナタ第1番で冴えわたる彼の驚異的なテクニックは、聴き手に強い印象をもたらします。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD048 |
モスクワ出身の大指揮者、スヴェトラーノフ(1928-2002)。彼は1955年からボリショイ劇場で指揮活動を始め、1962年から同歌劇場の首席、1965年からはロシア国立交響楽団(当時はソ連国立交響楽団)の首席指揮者を務めました。1979年からはロンドン交響楽団の客演指揮者に就任し、イギリスへのロシア音楽の普及に高く貢献したことでも知られます。日本にも頻繁に来日してNHK交響楽団を指揮、たくさんのロシア音楽ファンを増やしています。このラフマニノフは彼の死の2週間前の録音で、BBC交響楽団と合唱団の豊かで華麗な響きを存分に引き出し、また、全編恐ろしいまでの緊張感を湛えた演奏です。彼の訃報を聞いたBBCの楽団員たちは本当に嘆き悲しんだことでしょう。もう1曲のプロコフィエフは1988年の録音で、当時の批評では「今まで聞いたアレクサンドル・ネフスキーを凌駕する詳細で信憑性のある演奏であり、勝利に満ちたフィナーレ」と絶賛された名演です。スヴェトラーノフがどれほどイギリスで愛されていたかがわかる1枚です。音質良好です。(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5069 |
【2017年エリーザベト王妃国際コンクールの覇者による、ロシアのチェロ作品集】2017年に新設された、エリーザベト王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者となったジュリアン=ラフェリエール。それ以前にリリースしたブラームス、フランクとドビュッシーのソナタ(MIRARE)は、ディアパソン・ドール2017に選ばれており、2019年初頭にリリースしたヤン・ミサ、アダム・ラルームらとのトリオによるアルバム(SONY)も高い評価を得ています。ピアニストのヴィトーはラ・フォル・ジュルネなどの来日でもお馴染み。このアルバムには、ロシアを代表するチェロの名曲が収められていますが、社会主義台頭を避けて西側に亡命したラフマニノフ、体制の粛清にさらされ思うように作曲に打ち込めなかったショスタコーヴィチというように、母国の政治に翻弄されてきた作曲家たちの作品でもあり、もう一人のデニソフもまた、社会主義リアリズムに反して西側の同時代音楽に呼応し続けていました。ジュリアン=ラフェリエールとヴィトーは、20世紀におけるチェロ音楽の頂点ともいえる作品とその作者に深く寄り添った、美しも厳しい演奏を聴かせてくれます。(2019/10/18 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA547 |
まずは大曲「ショパンの主題による変奏曲」ですが、そうと知らなければ思い起こすことができないほど元の主題を自由に変容させているのがこの曲の特色です。それだけにファンタジーの飛翔が豊かで、ショパンの主題を借りながらも、最もラフマニノフ的要素が濃厚な1曲といってよいでしょう。その他に落穂拾い的な曲が沢山収録されていますが、全然ラフマニノフらしくなくても、なかなか凝っていておどけた味が楽しいフゲッタなど、思わぬ宝物を発見した気分です。また最も早いもので13歳の頃の作など若書きの作品が多く含まれますが、時代を追って次第にラフマニノフ「らしさ」が獲得されて行く様に耳を傾けてみるのも一興です。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554426 |
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる、ラフマニノフ生誕150周年を記念アルバム。ピアノ協奏曲第2番の成功後に構想された「ショパンの主題による変奏曲」で幕を開け、ラフマニノフが1892年の卒業リサイタル、及び亡くなる6週間前に開催した最後の公開リサイタルで演奏したというショパンのソナタ第2番、そして、同じくラフマニノフが愛奏したショパンのソナタ第3番が演奏されており、ドノホーは2人の作曲家の繋がりを紐解いていきます。ロシアの音楽評論家マリーナ・フロローヴァ=ウォーカーが「ラフマニノフはショパンなしでは考えられない」と語ったように、ラフマニノフが終生ショパン作品を大切にしてきたことを感じさせる1枚です。(2023/12/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0679 |