ラヴェル, モーリス(1875-1937)
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1988年、ジョージア(グルジア)の首都トビリシに生まれた双子ピアニスト、アニとニア・スルクハニシヴィリのデビュー・アルバム。2015年に開催された第64回ARD(ミュンヘン)国際音楽コンクールのピアノ・デュオ部門で二位を獲得、その傑出した才能が認められ、すぐさまBR KLASSIKとの共同制作でこのアルバムの録音が敢行されたのです。幼い頃から音楽的才能が顕著だった二人ですが、両親は音楽家ではなかったため、彼女たちは6歳の時に初めてピアノのレッスンを受けることとなります。その後はトビリシ音楽院で音楽を学びますが、デュオとして演奏することはなかったといいます。しかし、13歳の時に偶然にドビュッシーの「小組曲」を連弾したところ、その演奏に強く魅了された人々から、デュオで活動することを勧められたのです。16歳の時にモスクワでデビュー。その際は大規模なプログラムを用意した本格的なコンサートでした。2012年10月からはタール&グロートホイゼンに師事し、レパートリーの拡大を図りながら、多くのコンクールを制し、2015年のARDで快挙を遂げます。このアルバムではドヴォルザークの「伝説」とラヴェルの「スペイン狂詩曲」を披露。息のあったアンサンブルを繰り広げています。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1852 |
第1集(8.572979)ではドビュッシー(1862-1918)の若き時代の知られざる作品に光を当てた「4手のためのピアノ作品集」、第2集では"印象派の始まり"を告げる名作「牧神の午後への前奏曲」を中心に、色彩豊かな作品が収録されています。ドビュッシーが敬愛していた象徴派の詩人マラルメの妖艶な詩に基づいて作曲された「牧神の午後への前奏曲」は、調性を離れた繊細なオーケストラの響きがけだるく美しい作品ですが、ラヴェルによるピアノ編曲は、その美しい響きは残しながらも、ピアノならではの「音の仕組み」が見えてくるような仕上がりです。「海」はドビュッシー自身による編曲で、こちらも海面に映る日の光や砕け散る波の水の粒子一つ一つが見えてきます。「映像」は管弦楽版の3つの作品をドビュッシーの親友カプレがピアノ連弾版にアレンジ。通常はピアノ曲をオーケストレーションすることの多かったカプレの"逆パターン"の編曲は、作品を完全に掌握している親友ならではの凝りに凝った出来栄えで、原曲とは全く違った味わいが魅力的です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573463 |
19世紀の終わり、ドビュッシーがそれまでの音楽における制約を振り切るようにして作曲した「弦楽四重奏曲」は、当時の聴衆に賛否両論を巻き起こしました。印象派の時代の幕開けを感じさせるこの作品には、その少し前に耳にしたガムランの響きや、様々な風景を喚起させる雰囲気が漂っています。またこの曲と良く対比されるラヴェルの弦楽四重奏曲は、ドビュッシーの影響を受けながらも、これを更に発展させ自由さを取り入れた統一感のある作品で、どちらも近代の弦楽四重奏を代表する名作です。シグナム弦楽四重奏団は、この2曲に現代作曲家のトーマス・アデスの作品を加え、音楽の伝統と革新について聴き手に強く訴えかけるのです。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5239 |
【シルヴェストリの珍しいスペイン・プロ!幻のピアニスト、シルヴィ・メルシエも登場、プライベート・コレクションからの復刻】ルーマニア出身の指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)は、白熱するような情熱と深い詩的芸術性、そして時には創造的とも言える独創的な解釈を聴かせることで知られています。ボーンマス交響楽団との出会いは1961年、翌年には首席指揮者に就任し、この楽団を国際的に高い水準にまで引き上げました。67年には英国の市民権を得て約2年後にボーンマスで亡くなっています。このアルバムには、シルヴェストリの歿後そのプライベート・コレクションから見つかった音源より、ロシアや東欧の作品の録音が多いシルヴェストリにとってたいへん珍しい、スペインを主題にした作品が集められています。特にファリャの2作品については初出のレパートリーとなり、「イベリア」については過去に同じ演奏がプライベート・レーベルからリリースされたことがありましたが、正規音源からは今回が初登場。「亡き王女のためのパヴァーヌ」は同年の録音がEMIに存在しています。また「スペインの庭の夜」で共演のシルヴィ・メルシエは1934年パリに生まれフランスを中心に活躍したピアニストで、マルセル・シャンピやヴィルヘルム・ケンプに師事し指揮者アタウルフォ・アルヘンタとの交流が知られますが、その録音はフランスDECCAなどに僅かに残されているのみであり、今回のライヴ音源の登場はピアノ・ファン待望のものと言えるでしょう(なお、1980年からは写真家として活動したとのこと)。いずれもモノラルながら、ポール・ベイリーによる丁寧なリマスタリングにより自然なノイズカットが施され、程よい音場の広がりと幅広いダイナミックレンジが確保された、たいへん聴きやすい音に仕上がっています。シルヴェストリの知られざる一面を聴くことの出来る貴重な一枚です。(2025/01/24 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5182 |
準・メルクルとリヨン管弦楽団によるドビュッシーの第3集です。第1集(8.570759)と第2集(8.570993)も大絶賛。今回も色彩感と和声をとことん追求した美しい演奏です。第3集に収録されている「管弦楽のための映像」はドビュッシーが心身ともに疲れていたスランプの時期の作品。もともと2台ピアノと管弦楽のために書かれていて、曲順も違っていました。曲が完成するまでに6年半を要し、最終的に現在の形に落ち着いたという苦心作です。とは言え、イギリス、フランス、スペイン民謡から素材を取ったわかりやすいメロディと、印象派特有の神秘的な響きが交錯、そして脈打つリズムは多分に南国的要素も備えています。特に「イベリア」は単独でも演奏されるほどの人気曲です。(2010/05/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572296 |
国際的に高い評価を受けている若きヴァイオリニスト、グェンドリン・メイシンのリサイタル・アルバム。ソリスト、室内楽奏者、オーケストラの芸術監督、そして作家として八面六臂の活躍を続けるメイシンは、ダブリンのトリニティ・カレッジで博士号を取得し、教師としても高く評価されています。この「炎」と題されたアルバムでは、長らくパートナーを務めているピアニスト、シモン・ビューヒャーと共演。情熱、温かさ、光をもたらし、対象物を燃やし尽くすまでの、妖しく美しい炎の様々な表情を音楽になぞらえ演奏しています。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100075 |
【クラリネットとハープで紡ぐ 珠玉のクラシック名曲集】ソロ・クラリネット奏者として各方面で活躍する、関根悠乎のセカンド・アルバム。阪神淡路大震災のあるチャリティーコンサートで、その素晴らしさを実感して以来大切にしてきたハープとのアンサンブルという形で、クラシックの名曲を収録しました。彼女が絶大な信頼をおいている渡辺かやとの息の合ったデュオで、曲の美しさを十二分に引き立てる素晴らしい演奏を聴かせています。ラストには、関根悠乎自身がバッハの平均律クラヴィーア第1巻第1番プレリュードを元に作詞・作曲し、リサイタルではアンコールで必ず演奏する「Message」を収録。"「誰もが一度は聴いたことのあるクラシックの名曲というのは、本当に美しく芸術的な曲だからこそ、名曲として語り継がれる曲です。そして、フルートとハープの二重奏曲はたくさんありますが、私はクラリネットとハープも同じように、あるいは全く違う魅力で、素晴らしく芸術的なアンサンブルができることを知っています。見た目は地味ですが、柔らかい木の独特な温もりのあるクラリネットは、華やかな装いで元気にしてくれるというよりは、ゆっくり隣で寄り添って話を聞いてくれる、そんな存在なのだと思います。収録している18曲のクラシック作品のうち、1曲でもあなたの心に届いて、一緒に生きていこうと、ささやいてくれる曲が見つかりますように。」 ~関根悠乎(ライナーノーツより)"【プロフィール】関根悠乎(クラリネット) Yuko Sekine, clarinet国立音楽大学附属音楽高等学校を経て、国立音楽大学卒業。クラリネットを大橋幸夫、浜中浩一、二宮和子の各氏に、室内楽を黒崎功仁彦氏に師事。ソロ、室内楽、オーケストラなどで活躍するほか、吹奏楽指導、吹奏楽コンクール審査員など幅広い分野で活動している。2007年よりリサイタルを開催し、その様子がクラリネット専門誌「The Clarinet」にて紹介されるなど好評を博す。2011年、CD「クラリネット・ソロ~無伴奏パルティータ第2番シャコンヌ~」をリリース。「The Clarinet」にて紹介され、超絶技巧を中心とした内容が高く評価される。一般社団法人日本クラリネット協会理事。新宿ミュージックアカデミー、クラリネット、ピアノ、ソルフェージュ講師。渡辺かや(ハープ) Kaya Watanabe, harp東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学卒業。柳田裕子、桑島すみれ氏に師事。渡辺暁雄氏指揮、藝大オーケストラ(現 藝大フィルハーモニア管弦楽団)とモーツァルト、グリエールの協奏曲を共演。1977年、独奏者試験でマーストリヒト市よりプリデクセランス賞受賞。オランダ、ベルギー、ドイツ各地で演奏活動後、帰国。1978年、第1回リサイタルを開催し好評を得る。近年ではサロンコンサート、美術館や教会、学校訪問などの演奏活動の他、高校や大学でのハープ指導、草加日本ハープコンクール審査員やコンクール委員を務めるなど後進の育成に励んでいる。(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Prelude Music |
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カタログ番号 | :YSC0002 |
この「パリの大通り」と題されたアルバムでは、主に19世紀末から20世紀の初頭のパリで流行した多彩な作品をお聴きいただけます。当時のパリは、ドビュッシーらが推し進める印象派の作風による音楽、ワーグナーを起点とする"崩壊する機能和声"を用いた音楽、そしてアメリカからもたらされたポピュラー音楽やジャズ、サティが提唱する"家具としての音楽"が混然一体となり、コンサートホールやキャバレー、ビストロなど知識人と芸術家が出会う場所で奏されていました。これら人々を刺激した作品を並べた1枚は、当時の洒落た空気を想起させます。アメリカ近代作品を得意とするミュラーの洒脱な演奏で。(2020/11/27 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7877 |
1997年生まれのマティアス・ケスラー、1996年生まれのルカ・シュタッフェルバッハ、1995年生まれのファビアン・ツィーグラーは、チューリヒ芸術大学で学んだ若き奏者たちによるマレット・パーカッション(鍵盤打楽器)アンサンブル「トリオ・コローレス」のメンバーです。彼らは2台のマリンバ、3台のヴィブラフォン、2台のグロッケンシュピールを中心に、時には楽器を増減させながらさまざまな作品を演奏、将来的にマリンバやヴィブラフォンのコンサートがピアノのリサイタルのように楽しめるものとなることを目指しています。このアルバムでは、彼ら自身がアレンジを施したフランス近代作品を収録。骨の鳴る音を巧みに表現した「死の舞踏」、ジャズ風の「スカラムーシュ」、目まぐるしくハーモニーが変化する「トッカータ」、 印象派の名作「小組曲」「クープランの墓」などが演奏されており、どの曲も多彩なリズムと音色をお楽しみいただけます。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM467 |