ラヴェル, モーリス(1875-1937)
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レナード・スラットキンが取り組む「ラヴェル:管弦楽作品集」シリーズ第6集には、待望の2曲のピアノ協奏曲と「ツィガーヌ」を収録。ジャズ風のリズムが多用された「ピアノ協奏曲ト長調」は冒頭から活力ある響きに満たされており、悠々と流れるオーケストラをバックにピアノが華麗な演奏を繰り広げます。戦争で右手を失ったヴィトゲンシュタインのために作曲された「左手のためのピアノ協奏曲」は超絶技巧が駆使された作品で、こちらもパーカッションが重要な働きを見せる多彩な響きが特徴です。ソロを務めるデュモンは1985年生まれの気鋭のピアニスト。パリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、数々のコンクールで受賞歴を持つ名手です。オリエンタルな風情を持つ「ツィガーヌ」でヴァイオリンを演奏するのは来日経験もある女性ヴァイオリニスト、ジェニファー・ギルバート。迫力ある音色が魅力的です。スラットキンの生き生きとした演奏が作品に花を添えています。(2019/09/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573572 |
ステファヌ・ドヌーヴの初のラヴェル(1875-1937)録音集がリリースされたとき、多くの人は「フランスの指揮者がドイツのオーケストラを率いてラヴェルを演奏するなんて、一体どんな音がするのだろう?」と不思議に思ったり、ワクワクしたものでした。もちろんどれもが素晴らしい出来栄えであったことは言うまでもありません。そんなドヌーヴ自身もシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者に就任したりと、すっかり馴染んでいます。この第3集、メインはバレエ音楽「ダフニスとクロエ」で、ドヌーヴがどのようにこのオーケストラから"極彩色の響き"を引き出すのかをぜひ体験してみてください。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19004CD |
フランスの名指揮者エルネスト・ブール(1913-2001)。ミュンシュとシェルヘンに指揮法を学んだブールは近現代の作品を得意としていましたが、このラヴェルでも、精緻なオーケストレーションを生かし、華麗かつ緻密な演奏をしています。東洋風な雰囲気を湛えた歌曲集「シェエラザード」で独唱を務めるのはアメリカ出身のソプラノ、オジェー。澄み渡った声が魅力的です。長らくイ・ムジチ合奏団で活躍していたカルミレッリのヴァイオリンで聴く「ツィガーヌ」も素晴らしい演奏です。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19504CD |
「Aqua」。ラテン語を語源とする言葉で多くの場合“水”を意味しますが、“water”に比べると、その内容はもっと広い範囲を含みます。このアルバムには様々な「Aqua」…それは太陽の光を反映する海や、柔らかい雨、爽やかな滝の水しぶき、時には水中の魚のうろこの煌めきまでが捉えられた、変幻自在で珍しい作品が収録されています。繊細な音からほとばしる響きまで、多彩な音色を紡ぎ出すのはアルタ・アルニカーネ。【デュオ・アルニカンス】としてリリースしたショパン/ドホナーニ:チェロ作品集(SM226)では情熱的なピアノを演奏していた人ですが、今作ではまた違った魅力を振りまいています。(2017/09/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM262 |
偉大な発明家ニコラ・テスラ(1856-1943)の名を冠した「テスラ四重奏団」。2008年にジュリアード音楽院の学生たちにより結成されたこのアンサンブルは、詩、音楽、哲学にも精通し、これらを大切にしていたテスラの意志を尊重し、“人々を結び付ける”役目としての音楽を追求しています。彼らは聴衆と演奏家の結びつきを強めるために10年間試行錯誤を繰り返したといい、このデビュー・アルバムでは、ラヴェル、ハイドン、ストラヴィンスキーという選曲から演奏に至るまで、聴き手をひきつけるために細心の注意が払われており、演奏も実にきめ細やか。現在のニューヨークで最も有望なアンサンブルの一つとして注目を集めています。(2018/10/31 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100085 |
ラヴェルの名作群は管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、そして声楽曲に大別することができます。この中で声楽曲だけは、録音に恵まれているとは言えません。ピアノ伴奏だけで演奏可能な(CD2の17~19はフルートとチェロ付)歌曲のほぼ全てを、このプライスで網羅した当盤は、ラヴェルは気に入っているけれど、声楽曲は未体験という方にお薦めします。知名度の低い曲でも決して退屈させることがない、千変万化の魅惑の世界を必ずや発見していただけるでしょう。なおマニアな方には、通常は混声合唱で演奏される「3つの歌」のピアノ伴奏付きソプラノ独唱版という珍品をご用意しております。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554176-77 |
【ヴィニツカヤが描き上げるピアノの舞曲】ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年にCDデビュー、同年より母校でもあるハンブルク音楽演劇大学で後進の指導にもあたっているヴィニツカヤ。2021年の「ショパン: バラードと即興曲」以来3年ぶりとなる今作のテーマは舞曲。ラヴェルの名作2曲では、持ち前のテクニックに支えられた繊細かつダイナミックな表現を存分に聴かせます。ショスタコーヴィチの「人形の踊り」は彼が映画などのために書いた曲を再構成した子供のための易しいピアノ曲ながら、ヴィニツカヤはほんの10年ほど前に出会ってぜひ録音したいと願っていたもので、愛らしい曲想を慈しむように聴かせます。カーネギーホールの依頼で2012年に書かれたヴィトマンの「サーカス・ダンス」は、芸術的あるいはピアニスティックな視点のみならず、彼自身の履歴書のような意味合いがある作品とされ、ヴィニツカヤは今回の録音の前にヴィトマンと語り合う機会を得たことで、作品理解が大きく深まったと語っています。その終曲はヴィトマン自身のオペラ《バビロン》から引用された軍楽隊の賑やかな行進曲。(2024/04/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1044 |