ラヴェル, モーリス(1875-1937)
Search results:309 件 見つかりました。
【フランス近現代管弦楽の旗手によるラ・ヴァルス、そしてセルパン協奏曲!】近年、フランス近現代作品の演奏で高い評価を得ている、1985年生まれのフランスの指揮者アレクサンドル・ブロック。ジャンスとの共演によるショーソン(ALPHA441/国内盤:NYCX-10048)も高い評価を得た彼とリール国立管弦楽団によるラヴェルが登場。オーケストラを重心低く鳴らす中から様々な楽器の音色が折々に際立ち、ラヴェルならではの巧みなオーケストレーションを最大限の色彩で描きあげる手腕は見事なものです。カップリングはブロックと同世代のフランスの作曲家アタイールによる、セルパンと管弦楽のための協奏曲『Adh-Dhohr』。イスラム教徒の祈りの習慣サラートにヒントを得た作品で、東洋の伝統音楽に習い旋律の対話で構成され、和声は盛大に鳴り響くことがほぼ無く、多くの場合リズム的に処理されます。複数の楽器のユニゾンや、絡み合うフレーズが生み出すリズムが非常に面白い作品です。ブックレットにはこの作品について、シリアのアレッポの廃墟を舞台とした兵士の対話という設定の、フランスの作家ランスロ・アムランによるテキスト(仏・英・独)が掲載されています。ここでセルパンを聴かせるのは、レ・シエクルでオフィクレイドを担当し、ソロ・アルバム(RIC362)も発表しているピリオド系低音金管楽器の名手ヴィバール。セルパンのソロをホールで聴くという滅多にない状況で、音程を安定させるのも難しいこの楽器を見事なテクニックで制御し、独特のふくよかで柔らかな音色を聴かせます。(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA562 |
ウィーンで活躍する女性ヴァイオリニスト、コルソランは、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭に出演したことで指揮者ショルティに見出され、世界的に脚光を浴びました。彼女はブダペストのフランツ・リスト音楽院で学び、ジュリアード音楽院では、パールマンとディレイに師事し、ウィーン交響楽団などいくつものオーケストラのコンサート・ミストレスを務めた人。ユダヤ音楽を精力的に紹介していることでも知られています。毎年100万人以上もの集客があるブダペストの「ユダヤ夏祭り」での実行委員を務めるなど、「頽廃音楽」の紹介にも力を注いでいます。(2011/06/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM150 |
2014年、アメリカのヒルトン・ヘッド国際ピアノコンクールで優勝した中国のピアニスト、シェン・ルーのデビュー・アルバムです。彼は北京の中央音楽院で学び、数々の舞台でコンサートを行っている期待の若手です。このデビューアルバムは、ロシア、フランスと、中国のピアノ作品で構成されたもので、彼の硬質なタッチと音楽性が遺憾なく発揮された素晴らしい1枚となっています。中国ではお馴染みの「平湖秋月」で始まり、柔軟な感性はそのままラヴェルの「鏡」へと引き継がれ、ラフマニノフで一気で昂ぶります。タン・ドゥンの「水彩による8つの思い出」も、中国風のメロディと現代的な感覚が融合した興味深い作品で、多くの中国人ピアニストが大切にしているレパートリー。もちろんシェン・ルーも文句なしの名演を聞かせます。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
---|---|
カタログ番号 | :Steinway30039 |
ウィーン・リード五重奏団はサクソフォンを交えたユニークな楽器の組み合わせにより、従来の管楽五重奏とは大幅に異なる新鮮で爽やかなサウンドを生み出します。このアルバムでは、ラモーとラヴェルという2人のフランスの大作曲家の作品を中心に演奏。ラモーの組曲「勝ち誇った女」の原曲は鍵盤曲ですが、ヘッケマの編曲は作品の持つ軽やかさと生き生きとした対位法を丁寧にくみ取り、管楽器のための新たな作品に生まれ変わらせています。そのおよそ200年後のラヴェルの「クープランの墓」は古典的な様式の中にフランス近代の響きを織り込んだ作品。原曲はピアノ曲で、管弦楽編曲版もありますが、ここで聴けるのはやはり軽やかで洒脱な響きです。間に置かれたモーツァルトの幻想曲の端正かつ荘厳な響きも聴きどころです。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.579021 |
フランスの作曲家、指揮者、そしてパリ・オペラ座管弦楽団のオーボエ奏者でもあったラリエ。彼は得意としていたオーボエを中心としたいくつかの作品を残しましたが、それらはほとんど演奏される機会がありません。このトリオ・クレメロークのアルバムでは、そのラリエの古典的なスタイルを持つ端正な三重奏曲を中心に、ラヴェル、プーランク、ラフマニノフの作品を演奏しています。プーランクの作品はもともとこのピアノとオーボエ、ファゴットのために書かれたものですが、ラヴェルとラフマニノフは、新鮮な響きを楽しむことができるでしょう。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM213 |
20世紀を代表する名ヴァイオリニスト、ハイフェッツの至芸を聴く1枚です。この録音は1950年代のもので、円熟した音楽性に溢れた一連の演奏として評価の高いおのです。ラロのスペイン交響曲は、彼のレパートリーの中では比較的珍しいものです。ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番は、1935年のバルビローリとのものがより知られていますが(8.110938)、こちらはより深みのある、大らかな演奏が魅力です。終楽章での激しさは感動ものです。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111363 |
定番中の定番、おなじみのエキゾチック系ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン名曲四巨頭の揃い踏みセットです。・・・とは言ってみましたが、こうして改めて並べて聴いてみると、そんな十把一からげ的な形容は相応しくないような気もしてきました。チャンや湯浅の、演歌的要素を過度に強調しない自然体のアプローチもあってか、むしろ聴けば聴くほど、作曲家それぞれのヴァイオリンという楽器との付き合い方、民族的要素の取り入れ方、時代背景、そして作曲家としての「あり方」そのものの違いが、楽曲間で共通する要素を通して、一層鮮やかに浮かび上がっているといえましょう。(2003/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.555093 |