ロースソーン, アラン(1905-1971)
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当盤収録作品の多くは、偉大なギタリスト、ジュリアン・ブリームのために書かれたものです。彼のおかげで、スペインや南米のイメージが強いギター音楽の分野に、20世紀後半の英国の才人たちが期待通りのレパートリーを開拓してくれました。その中でも特に有名なウォルトンの「バガテル」に始まり、美しい哀歌6、孤高の作曲家ロースソーンならではの深みがある7、ブーランジェに作曲を師事したレノックス・バークリーによるフランス近代音楽の影響も色濃い諸作を経て、英国の現代作曲家の中でも器用なことでは天下一のロドニー・ベネットで締めくくります。自ら解説も書いた名手デヴァインは、銘器エルナンデス・イ・アグアドを使用しています。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557040 |
イギリス、マンチェスターの楽譜出版社「フォーサイス・ブラザーズ」。1850年代に創設されたこの会社は、もともとピアノを扱っていましたが、やがて楽譜や他の楽器の扱いをはじめ、1980年代の終わりには軽音楽のレパートリーも増やし、現在に至っています。この2枚組は、フォーサイス・ブラザーズから出版されたリコーダー曲集「John and Peter's Whistling Book」に掲載されていた作品を、1988年にジョン・ターナーとピーター・ローソンが演奏したアルバムが原盤。初出時のアルバム収録作のほとんどはターナーのために書かれたもので、ジャズや舞曲風の軽い作品もあれば、ジョン・ゴーランドの「ディヴェルティスマン」など規模がの大きな作品もあります。今回の新装再発売に際して新たに5曲を加えました。録音時期には30年ほどの開きがありますが、ターナーとローソンはギャップを感じさせない生き生きとした演奏を聴かせます。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA21241 |
20世紀に大好評を博したイギリスのヴァイオリン・ソナタを集めた1枚。メニューインから依頼されたウォルトンのソナタをはじめ、均整のとれたオルウィンのソナタ、初録音となるジェイコブの3つの小品、映画「アンクル・サイラス」でも用いられたロースソーンのヴァルス=カプリス、若々しいレイトンのソナタ、巧妙に音が張り巡らされたバークリーのエレジーとトッカータ、この6人の作曲家の作品が演奏されています。演奏しているクレア・ホウィックはこのアルバムがSOMMへのデビュー。ピアノのサイモン・キャラハンと息の合った演奏を聴かせます。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0610 |
2016年、若手ギタリストの登竜門である「GFA(GUITAR FOUNDATION OF AMERICA)国際ギターコンクールで優勝したザビエル・ジャラのリサイタル・アルバム。アメリカ、ミネソタ州に生まれ12歳よりギターを始め、2011年にGFAが主催する「高校ギターコンクール」で第1位を獲得した他、すでに数多くのコンクールの優勝経験を持つ彼は、2015年には東京国際ギターコンクールでも優勝、すでに日本国内でツアーを開催したという、ギター好きにはお馴染みの奏者です。ギターだけでなくリュートも演奏するというジャラ、このGFA国際コンクールにおける優勝記念リリース・アルバムでは、彼の持つ確かな技術に加え、ドラマティックな音楽性、レパートリーの広さとダウランドへの愛も存分に味わえます。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573797 |
弦楽合奏のメッカ=イギリスから、またまた素敵な一枚が登場! 弦楽合奏の命、コクのある音色でシックに繰り広げられる、美しくもはかない歌の魅力が全開です。もし弦楽器のみの純粋な響きの世界に身を委ねたいならば、「哀歌風狂詩曲」がオススメでしょう。胸を締め付けられるような最弱音から、身を裂かれるような激しい切り込みまで、表題がぴったりの様々な表情が交錯する感動的な音楽です。また、若干の管楽器を加えた作品も魅力的で、「田園風コンチェルタンテ」での弦・管2群が見せる対比と調和のバランス感覚の見事さは驚異的とすらいえましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553567 |
ロースソーンは3曲の弦楽四重奏曲を遺しました。彼の作風の変遷を味わうには好適の1枚となっています。第1番は、全体が主題と変奏曲という分かりやすい構成で、演奏効果の鮮やかさも目立つので、最も親しみやすい曲となっています。一方、第2、3番となると、辛口度は増していき、必ずしも耳あたり良好とは言い難くなって行きますが、より切り詰められた表現で、緊張感のある音楽が組み立てられており、慣れてしまえば大変に聴き応えのある音楽です。併録の2つのヴァイオリンのための主題と変奏は、ちょっと珍しい編成が生み出す独特の効果もあり、第1番の四重奏曲と併せて入門編に最適の1曲となっています。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570136 |
20世紀英国の個性派作曲家ロースソーンの交響曲集。まず注目は「田園交響曲」という副題が付いた「第2番」でしょう。あのベートーヴェンの交響曲を思えば「一体どこが田園なのか?」と突っ込みたくなる内容かもしれませんが、ロースソーンが田舎での生活の喜びを表現すると、こうなるのです。終楽章に叙情的なソプラノソロが入ります。ブラームスではありませんが、発表まで時を要した「第1番」は、激しい冒頭から聴き手を惹きつけます。楽章間を可能な限り短くという指示がある「第3番」もまた荒々しい交響曲で、第2楽章における緊張感の持続は、快心の出来と言える内容。当盤では録音の良さも曲を引き立てています。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557480 |
音楽は抽象的でなくっちゃというシブ好みの貴方、20世紀英国にもこんな作曲家がいます。映画音楽で生計をたてながら、実は先進的な作曲家だったロースソーン。9のように無調なのにかっこいい音楽は、そうそうあるものではありませんが、このヴィオラソナタは絶品です。冒頭の暗闇が聴き手を覆うチェロソナタも渋さの極み。日本人演奏家や作曲者と関係のあるマッケイブがピアニストとして加わる事にもご注目ください。独自路線を歩んだロースソーンの音楽を廉価でまとめて聴けるのはナクソスだけ、その中でも特に注目盤です。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554352 |