バーンスタイン, レナード(1918-1990)
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当盤収録のバレエ音楽2曲は、バーンスタインが30年の時を隔てて書いたものですが、彼の持つ二面性が両曲によく現れているといえましょう。「ファンシー・フリー」はピアノやドラムス、ヴォーカルの導入が象徴的ですが、ジャズの語法などが積極的に取り入れられており、「ウェストサイド物語」ほどくだけてはいませんが、いかにも「アメリカ的な」エンタテーメント性が滲み出ています。一方の「ディバック」は、ロシア系ユダヤ人たる彼のルーツへの思い、ユダヤ教に対する信仰心が濃厚に反映されたシリアスな作品で、バレエ音楽でありながら、いかにも舞曲といった雰囲気は控え目になっています。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559280 |
バーンスタイン(1918-1990)というと、作曲家としても指揮者としても、どうしても派手で熱いパフォーマンスばかりが思い浮かびがちですが、実はこんなに簡潔で美しく、刺激的な作品も書いていたのです。とは言え、世界中に親しい友人を持っていた彼のこと、これらの作品のほとんどはそんな人たちのために書かれているのです。彼による「アニヴァーサリー=記念日の音楽集」は4つのシリーズがそれぞれ1944年、1948年、1964年、1989年に出版されていて、このアルバムには最初と最後のシリーズが収録されています。「13のアニヴァーサリー」は1960年代から1980年代までの長いスパンに書かれた曲であり、これらの作品は他のいくつもの曲と関連性があり、またその後の作品にリサイクルされています(例えばトラック21の「エレン・ゲッツの追悼のために」は、後に"アリアとバルカロール"で再現されました)。この小さな作品に、バーンスタインの情熱が溢れていると思うと、ついつい聞き入ってしまうのではないでしょうか?またこのアルバムには、世界初録音である、初期に書かれた2つの作品も収録されています。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559756 |
2018年はレナード・バーンスタインの生誕100年にあたります。これを記念して、STEINWAYレーベルから未発表作品を含む全てのピアノ作品を集めた2枚組がリリースされます。舞曲やピアノ・ソナタだけでなく、バーンスタインが友人や家族に贈った「個人的な小品」を全て含む作品集は、バーンスタインのユニークな性格を示すだけでなく、多彩な音楽スタイルが反映された興味深いもの。演奏しているリアン・オスターカンプは2010年「ヤング・スタインウェイ・アーティスト」に認定された実力派。アメリカ現代作品の演奏に定評あるピアニストです。(2018/09/21 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30076 |
ファースト・アルバム(SM215)で独自のアレンジによるピアソラからモーツァルトまでを一気呵成に聴かせた双子ギター・デュオ「カトナ・ツインズ」。それから27年を経た彼らが演奏するのは、ハリウッドの映画音楽をアレンジした名作の数々です。ハリウッド映画にジプシー・ジャズを持ち込んだジャンゴ・ラインハルトから、バーンスタインやマンシーニらのお馴染みの音楽を、原曲の華やかな響きをそのままギター2台に置き換えた彼らのアレンジは、野心的であると同時に抗しがたい魅力を備えています。アルバムの最後に添えられているのは、1940年代から50年代に多くの映画音楽を書いたカステルヌオーヴォ=テデスコの「平均律ギター曲集」からの抜粋。こちらは2台ギターのためのオリジナル作品です。(2021/03/19 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM333 |
バーンスタインがワシントン・ケネディ・センターのこけら落としとJ.F.ケネディ追悼のために「ミサ」を書き始めたのは1970年。ロック、ブルース、エレキ、ダンサーなど様々な要素を必要とするこの巨大な作品で、翌年の初演時には激しい論争を巻き起こしたという問題作でした。ほぼ40年の時を経た今でも、曲の発するメッセージは普遍のもの。オルソップの的確な演奏はそれを聴き手の眼前にぐいぐいと突き付けてくるかのようです。司祭役のサイクスがエレキギター片手に歌う「シンプル・ソング」にしびれない人はいないでしょう。(2009/10/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559622-23 |
バーンスタインがワシントン・ケネディ・センターのこけら落としとJ.F.ケネディ追悼のために「ミサ」を書き始めたのは1970年。オーケストラ、合唱、児童合唱、18人の独唱者、ロックバンド、ブルースバンド、ダンサーなど、上演するためには総勢約200名を要するという、バーンスタインの個性が遺憾なく発揮された巨大な作品でしたが、翌年の初演の際に賛否両論を巻き起こし、その後なかなか上演の機会に恵まれることはありませんでした。この作品が書かれたのはベトナム戦争のさなか。神の存在に疑問を抱いたバーンスタインは、まずクラシック音楽とポピュラー音楽の境界線を外し、通常のミサ典礼文を歌い上げる合唱と、「平和が必要ならば祈るだけではなく、実行しなくてはいけない」とメッセージを発するロック歌手やブルース歌手の歌声を融合させるというユニークな方法を生み出しました。物語の進行役を務める司祭(=バーンスタイン自身でもある)はエレキギターを片手に苦悩をを歌い上げ、街の人たちが疑問を呈するなか、ボーイソプラノが清冽な声で希望を歌うという内容は、時にオーケストラだけではなく、電子楽器やドラムスを用いながら、さまざまな形で聴き手に迫ります。この演奏は、若きバリトン、ヴォイチェフ・ダイクが表現豊かに司祭役を担当、鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスが全体をまとめ、混沌の中の苦悩や希望をくっきりと際立たせた見事な演奏に仕上げています。(2020/03/13 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5370 |
巨匠指揮者バーンスタインが、作曲家としてユダヤ教に関係する名曲(「交響曲第3番」や「チチェスター詩篇」など)を書いたことは、もちろん既に有名です。しかしこの分野、実はバーンスタインは、中には公開の場で演奏されたことすらない、多様な音楽を残してくれていたのです。当盤は世界初録音多数で、既に録音がある曲でも当盤のバージョンでは初の音源となるものもあります。お薦めは声楽曲で、合唱曲も独唱曲も、不思議な魅力に満ちています。ピアノ独奏曲「4人のイスラエル人」も音の数が少なくて一見スカスカなのに、なぜか訴える力がある。やはりバーンスタインの音楽の生命力は出色と言えるでしょう。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559407 |
【ジミヘンからヴィラ=ロボスまで、クラシカル・ギターとの絶妙の相性で聴かせる20世紀の音楽】ラジオ・フランスの音楽チャンネル「フランス・ミュジーク」の番組「Guitare、 guitares」で演奏者兼プロデューサーを務めるフランスのギタリスト、セバスティアン・リナレス。かつて「ゴルトベルク変奏曲」やサティ作品のギター編曲版をリリースして話題を呼んだ彼が、ALPHAに登場です。その内容は通常のギター作品集の枠には収まらない、クラシックはもちろんロックからジャズ、オリジナルまで幅広く収録した彼らしいもので、「このプログラムの各作品は、私が好きな時に避難できる儚い城のようなものです」と彼が語るように、個人的な思い入れがたいへん強い選曲となっています。今回のプログラムを組むきっかけとなったジミ・ヘンドリックス「砂のお城」とヴィラ=ロボスを繋ぐ開放弦の響き、古代から伝わるメロディのように奏でられるレナード・コーエンの「ハレルヤ」など、時代を超えた美しさが印象的なアルバム。明記は無いですが、編曲は全て演奏者自身によるものと思われます。(2024/08/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1063 |