サティ, エリック(1866-1925)
Search results:78 件 見つかりました。
インスブルックで生まれ、ウィーン大学で哲学を学びながら声楽の道を志したエヴァ・リント。彼女は19歳のときにウィーン国立歌劇場で「夜の女王」を歌いセンセーショナルなデビューを果たしました。その後、バーゼルで「ランメルモールのルチア」のルチア役を歌い、この2つの上演の成功をもとに、世界中の歌劇場で活躍を始めます。彼女の透き通った声と優しい歌い口は多くの人に愛されており、これまでも「春の声」などのウィーン音楽などで高い人気を博しています。このアルバムで彼女が歌うのはフランス歌曲の数々。彼女はフォーレ、ドビュッシー、サティ、そしてマスネという4人の作品に漂う繊細な感情を見事に歌い分けています。何といってもその美しい声は、まさにジャケット写真で彼女が身につけている「宝石」そのものです。なおこのアルバムの収益金の一部はホセ・カレーラスが主催する「ホセ・カレーラス国際白血病財団」へ寄付されます。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM208 |
ドイツの若手テオルボ奏者、ブルーノ・ヘルシュトロッファー。17世紀以前の音楽と現代の音楽を自由に弾きこなす逸材として知られています。このアルバムは彼自身が「logbook=日誌」と呼ぶもので、ヨーロッパからアメリカまで、数千キロメートルに及ぶ旅の印象から生まれた自作と、様々な時代に書かれた小品が並べられており、聴き手の想像力を強く刺激します。現代の田舎と都市の風景、16世紀のイタリアの人々の歌、突然混じり合うサティの「グノシエンヌ」、そしてインドを思い描く曲までも聴くことができます。ヘルシュトロッファーの感性を通じて生まれた作品も聴きどころです。LP盤には、選りすぐりの作品がセンス良く並べられており、テオルボの深みのある音色が良く捉えられています。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA391 |
甘さと強さを兼ね備えたオペラ界のキャンディ・ヴォイス。藤原歌劇団の実力派ソプラノ、大注目のファースト・アルバム。藤原歌劇団の実力派ソプラノ歌手、山口佳子待望のデビュー・アルバムです。本人が若い時から永く歌い続けてきたオペラ・アリアや歌曲の名曲全14曲を心ゆくまでお楽しみ下さい。ピアニシモからフォルテシモまで、まさに驚異的な歌唱力で魅せる超ワイドレンジの歌声を、DSD11.2MHzの超ハイレゾ・レコーディングが隅々まで余すところなく捉えました。ブックレット解説も、全てアーティスト本人の書き下ろしによる入魂の1枚です。CD発売に寄せて 山口佳子人前で歌を歌うという事誰かが書いた言葉と誰かが書いた音そこに込められているものを出来るだけ正確に伝えようと自分の中にあるありったけの心と頭と体と声を使って表してみる事だからそこにあるものは書いた人の喜びであるし書いた人の悲しみではあるけれど自分の喜びであり自分の悲しみでもあってそれを見つめる事はまるで鏡の中の自分を見ているようである出会った作品を、理解し表現するという作業は、結局のところ、その作品に自分がどう呼応するか、何を感じ、何を思うのか、自分が一体どんな人間なのかを知らされる事になります。オペラにせよ歌曲にせよ、多種多様なそのキャラクターを演じるという事は、日常生活では出会わない、知らなかった自分に出会う事でもあるかもしれません。収録という普段とは違う作業には、そんな自分をより客観的に「鏡」の中に覗くような、そんな感覚がありました。毎日覗く鏡、そこに映る自分は、いつも同じようで、いつも少しずつ違う。音楽も同じようで、同じ歌をいつもと同じように歌ってみても、それはいつも少しずつ違うもの。だからこその難しさ、そして面白さ。未熟さも成熟さも全部ひっくるめて、これが今の私の「鏡」。タイトル「le miroir」にはそんな気持ちも込められています。山口佳子(ソプラノ) Yoshiko Yamaguchi、 Soprano東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程修了。サントリーホールホール・オペラシリーズや藤原歌劇団公演のアンダースタディ、カヴァーキャストとして研鑽を積み、2005年アルベルト・ゼッダ指揮、藤原歌劇団公演「ラ・チェネレントラ」クロリンダ役でデビュー。その後(財)江副育英会オペラ奨学生、文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア留学。2005年ペーザロ・ロッシーニ音楽祭のアカデミア・ロッシニアーナに参加し「ランスへの旅」にコルテーゼ夫人役で出演した他、2006年第11回オルヴィエート国際コンクールオペラ部門第1位、副賞として同市立歌劇場公演「ラ・ボエーム」にムゼッタ役で出演、2011年フランスにて「セビリアの理髪師」ロジーナ役、2013年トリエステ歌劇場「カルメン」ミカエラ役など様々な公演に出演し、海外での研鑽を積む。帰国後は「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ、「椿姫」ヴィオレッタ、「ミニョン」フィリーヌ、「アラベラ」ズデンカ、「愛の妙薬」アディーナ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ等、様々なオペラ公演で主要な役を務め、近年は日生劇場「セビリアの理髪師」ベルタ(2016)、藤原歌劇団・帝国ホテル共催「こうもり」アデーレ(2012)、「メリー・ウィドウ」ヴァランシエンヌ(2015)、「フィガロの結婚」スザンナ(2018)、藤原歌劇団公演「ランスへの旅」コルテーゼ夫人(2019)、「カルメン」フラスキータ(2020)等の役でも好評を得ている。また、仙道作三作曲「樋口一葉 恋の和歌」「与謝野晶子 みだれ髪」「小林一茶 七番日記」など邦人作品の創唱や出演も多く、日本語の美しい語感を大切にした歌唱は定評を得ている。その他、様々なコンサートや「メサイヤ」「第九」等のソリストとしても各地で活躍。藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。中澤桂、木村宏子、大島洋子、マルゲリータ・グリエルミ、ウィリアム・マッテウッツィ、五十嵐麻利江の各氏に師事。東京都出身。(2020年12月現在)■アールアンフィニ(Art Infini)についてアールアンフィニ・レーベルは、株式会社ソニー・ミュージックダイレクトと、株式会社ミューズエンターテインメントとのパートナーシップによるクラシック専門レーベルです。世界的に活躍する才能溢れるアーティストのCD アルバムを定期的に制作、リリースしています。アールアンフィニはフランス語で「永遠の芸術」の意味。一貫してマーケットに迎合することなく、アーティストが表現したいことを純粋に追求しています。制作過程においては、全てのアルバムにおいてDSD 方式でプロダクションされたマスターを使用、スイス・マージングテクノロジー社のDAW ピラミクスにてDSD11.2MHz、またはDXD384KHz フォーマットでのレコーディングを行っています。マイクロフォンが捉えた信号を極力劣化させないようラインの最短化を図り、ステージ上のマイクロフォンの直近で収録されたアナログ信号をDSD、DXD 信号に変換後、RAVENNA(AES67)で伝送しています。また動的リスクを回避するため記録媒体は厳選されたSSD を使用、さらにレコーディング?編集?マスタリングまで全ての電力は、高品位なリチウムイオンバッテリーで供給されます。アナログ、デジタル領域共に、まさに究極とも言える高品位化を実現しています。(2021/03/24 発売)
レーベル名 | :ART_INFINI |
---|---|
カタログ番号 | :MECO-1061 |
【ハープによる有名クラシック曲を再構築した、眠れるアンビエント・ミュージック】DJ、作曲家、エンジニアであるMatsusaka Daisukeによる環境音楽(アンビエント・ミュージック)アルバム。2014年にナクソス・ジャパンがリリースしたデジタル配信アルバム「眠れる森のハープ」収録の音源を元に、様々な方法で再構築を行った音源を収録。収録曲のほとんどは誰でも聞き覚えのあるメロディで、「なじみやすい音楽で癒されることで『いつでも音楽のある生活』を楽しんでほしい」というコンセプトのもと、原曲の構成を尊重しつつも大胆なアレンジを加え、音への没入感など「眠れる」要素は大幅にアップしています。おやすみ前はもちろん、お風呂やおやつタイムなど、あらゆる「ホッとしたい」時に、そして気負いのない上質さを感じてほしい場所のBGMとしてもおすすめの、いま世界が注目している「日本の環境音楽」に新たな一石を投じる一枚です。(2019/08/28 発売)
レーベル名 | :Off-Tone |
---|---|
カタログ番号 | :OTCD001 |
凍てつくような寒さの中、濃い霧がたちこめる荒れ果てた湖面を、静かに泳ぐ一羽の白鳥・・・。弦楽器のくすんだ音色に包まれて、切々と歌われるイングリッシュ・ホルンが印象的なシベリウスの「トゥオネラ(黄泉の国の意)の白鳥」は、下敷きとなったフィンランド神話そのままの視覚的イメージが、眼前に現れるかのようでありながら、単なる描写音楽に堕すどころか、聴くものの心にどこまでも深く染み入るかのような名作です。対照的にドビュッシーのカプレ編の「月の光」は、イメージそのままのセミ・クラシック風なアレンジかもしれませんが、これはこれで安心して楽しめるものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556609 |
この盤では二人のチェコの作曲家に注目しましょう。シブくてしかも感傷的という難しい路線を貫徹したのは、チェコ作曲界の第一人者、ドヴォルザークの「アメリカ」の第2楽章です。一貫して奏でられる簡素な伴奏にのって歌い上げられる土臭い旋律は、何と耳に懐かしく響くことでしょうか。そしてもう一人は、優れたヴァイオリニストでもあったドルドラです。比較的マイナーな存在の彼ですが、ここではピアノ・ソロで演奏されている彼の代表作「思い出」に聴く、ほどよく甘いサロン音楽風の味わいは、古き良き時代を感じさせてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556607 |
どんなにギターに関心のない向きでも、「アランフェス協奏曲」の魅力に抗することはあまりに困難でしょう。転がるような装飾音型、「弾く」という奏法によって生み出される独特のイントネーションが魅力的な「歌」が泣けることはもちろん、ポロロンと単に伴奏として分散和音を奏でるだけでも哀愁タップリ・・・オケとの融合も素晴らしく、まさに涙モノです。またポピュラー名曲になり過ぎて、じっくり聴かれる機会が減りがちなようにも思いますが、「タイス」の瞑想曲はやはり大変な名作です。清楚さと、官能的な艶かしさの奇跡的な同居が、まさにここにありといえましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.556614 |
【極上の美しさ!ダイクストラが導くア・カペラの世界】ペーター・ダイクストラ率いるオランダ室内合唱団による、ゴッホとクリムトが生きた19世紀末近辺のフランスとドイツの音楽を集めたア・カペラ・アルバム。サン=サーンス、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクといった大家の合唱作品が聴けますが、サティの「ジムノペディ第1番」(この編曲による世界初録音)などの合唱編曲版などが収録されているのが嬉しいところ。中でも、妻アルマの作品と会話のように交互に収められたマーラーの編曲版に注目で、彼らならではの高純度のア・カペラで歌われる「原光」や交響曲第5番「アダージェット」の美しさは、まさに天国的と言えるでしょう。合唱編曲の多くは、この分野で定評のあるドイツの作曲家クリトゥス・ゴットヴァルトによるものです。またこの作品はイタリアのアート集団「fuse*」とのコラボレーションとなっており、実演では、ステージ上の大きなスクリーンにゴッホとクリムトの絵を元にしたイメージを投影し、それが観客と演奏者の生体反応をリアルタイムに反映して次々と変化していく、インスタレーションの要素を導入していました。その様子もブックレットにカラーで掲載されています。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA638 |