尹伊桑(ユン・イサン)(1917-1995)
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5人の主要な韓国の作曲家たちによる先鋭的なピアノ作品集です。最近は韓流がブームとは言え、この分野はまだまだ未開拓。この5 人の中でも、よく知られている名前は尹伊桑くらいではないでしょうか?ただし、彼は政治的理由から祖国を離れ、ドイツに帰化し、その地で生涯を終えています。このアルバムには彼の初期の作品である「5 つの小品」と円熟期の作品「インターリューディウム」を収録しています。シェーンベルクに連なるドイツの音楽に近いものがありますが、あくまでも根底には祖国への憧憬があるようです。ダイナミックな作品、静かな作品、それぞれ若きピアニスト、クララ・カンが共感を持って演奏しています。(2011/09/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572406 |
大韓民国で生まれ、1967年の東ベルリン事件(韓国中央情報部がヨーロッパ在住の韓国人たちをスパイ嫌疑で大量に逮捕した事件)を機に西ドイツに帰化、独自の作品を生み出し続けたユン・イサン。彼の作品は老子の教え「道(タオ)=道徳経」の思想に貫かれているとされ、ヨーロッパで作曲した100曲以上の作品はどれも自国の伝統と国際的な近代性が組み合わされたユニークな様式によっています。彼の音楽の特徴は、室内楽などの小編成の作品で遺憾なく発揮されており、どこか懐かしさを感じさせるメロディは聴き手の耳を強烈にひきつけます。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5364 |
日本で作曲を学ぶも反日運動に加わり投獄、その後ドイツでの亡命生活を余儀なくされるという人生を送ったユン・イサン。死後においても彼の音楽は繰り返し演奏され続けています。東洋と西洋との融合への指向が特に顕著なのが「ゴンフー」。タイトルはペルシャから伝わったとされる中国の一種のハープのことですが、この作品はハープという楽器の特性もあり、極めて聴きやすく美しい仕上がりを見せます。長大なカデンツァなど独奏者の技巧の見せどころです。「室内交響曲第1番」と「タピ」も音楽の力に満ち満ちた快作です。チョン・ミュンフンに学んだこともあるポーランド人指揮者の棒で。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557938 |
名指揮者グスターボ・ドゥダメルが「素晴らしい才能!」と称賛したスペインのヴァイオリニスト、フランシスコ・フラーナのデビュー・アルバム。テーマは「バロック時代の伝統再考」であり、作曲家、演奏家ともども過去の名作を探求し、現代に再現するという試みが課せられています。アルバムの中心を成すのはヴィヴァルディの「四季」に使われた75%の素材を捨て、残り25%で新しく構築したというマックス・リヒターの「四季Recomposed」。作曲家自身の映画音楽のリメイクでもあるシュニトケの「バロック風」の組曲、他にユン・イサン作品と、世界初録音となるブロトンスの作品が並びます。フランシスコ・フラーナは故郷のパルマ・デ・マジョルカで学び、ジュリアード音楽院に入学、日本の名手、川崎雅夫に師事し学士号と修士号を取得しました。USCソーントン音楽学校のアーティストディプロマ卒業生でもあり、五嶋みどりとも共演するなど、今後の活躍が期待されています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100080 |