ヴェルレーヌ, ポール(1844-1896)
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シカゴで生まれ、最初はピアニストとしての勉強を始めたトーマス。しかしニューヨークのマンハッタン音楽学校で学んでいた時に、声楽の才能を見出され、歌手としてデビュー。ウィリアム・クリスティやルネ・ヤーコプス、ガリ・ベルティーニ、シモーネ・ヤングなど錚々たる指揮者たちと共演、古楽系から現代曲までを歌いこなすテノールへと成長したのでした。そんな彼、このアルバムでは、アメリカ人である彼の「心の憧れの地」であるヨーロッパの作曲家たちによる歌曲を連綿と歌います。ただし、選ばれている作品はどれも、何かしらの「憧れ」を秘めているものばかり。フォーレやツェムリンスキー、ブリテンにおけるイタリア、バーバーの古きものに対する郷愁、ベートーヴェンは「恋する人への憧れ」など、様々な想いが交錯する珠玉の1枚です。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5194 |
現在ルクセンブルクを拠点に活躍するブルガリア出身の女性作曲家アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ。数多くの文化勲章を受章し、作品はヨーロッパを中心に演奏され高い評価を受けています。このアルバムにはヴェルレーヌや自作の詩を用いた色とりどりの歌曲を収録。独特の下降音形と神秘的な雰囲気が特徴的なユニークな作風をお楽しみください。難しい旋律を歌いこなすヴェロニク・ノスバウムはルクセンブルクのソプラノ歌手。幅広いレパートリーを持ち、とりわけ現代作品を得意としています。ピアノを担当するロマン・ノスバウムはペトロヴィチ=ヴラチャンスカの良き理解者であり、これまでにもピアノ作品集を録音するなど、作品の普及に努めています。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM305 |
セザール・フランクに作曲を学んだシャルル・ボルド(1863-1909)はバスクの民謡研究を経て、ルネサンスや中世音楽にも深い関心を寄せ、1894年にヴァンサン・ダンディとともに「スコラ・カントルム」(ダンディがパリ音楽院に対抗して設立した音楽学校)の創設に貢献したことで知られています。多くの作品を残しましたが、今ではその中の合唱曲と歌曲のいくつかが知られるのみ。ほとんど忘れ去られてしまった作曲家と言っても過言ではありません。彼の旋律はまるでプーランクのように洗練を極めています。また、このアルバムにもバランス良く配置されている「リズミカルな幻想曲」は、若い頃に研究したバスクのリズムからの影響を強く受けた闊達なものであり、どれもが愛すべき美しい小品です。46歳という早すぎる死が惜しまれる作曲家です。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1196 |
マギー・テイト(1888-1976)はイングランド中部のウルバーハンプトンに生まれたイギリス人ソプラノですが、1904年からパリで名歌手ジャン・ド・レシュケに学び、08年にはドビュッシーに認められて《ペレアスとメリザンド》のヒロインを歌うなど、フランス歌曲や歌劇の名歌手としても活躍した人です。結婚により21年に引退しましたが、離婚後30年に復帰、55年まで活動を続けました。ここには復帰後の32年から48年までのSP録音がマーストンの覆刻により収められており、コルトーの伴奏による有名なドビュッシー歌曲の録音も含まれています。(山崎浩太郎)(2003/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110757-58 |
フランス六人組の中心人物であったミヨーは、その生涯に数多くの名曲を生み出しました。このアルバムにはそんなミヨーの最後のスコアであり、かつ最も興味深い歌曲集「愛の歌」の世界初録音が含まれています。この「愛は歌う」は様々な詩人たちの愛の主題による言葉を、短くも完結な音楽で紡ぎ出し、微妙な感情の揺れを見事なまでに音にしています。ジッドの狭き門による連作歌曲「アリサ」と、彼が雑誌で見つけたテキストを元にした「ユダヤの詩」もドビュッシーを思わせる多感な表現が魅力的です。クルト・ワイルなども得意とするファーリーの豊かな感情が迸る名唱でお楽しみください。(2009/12/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572298 |
1947年、アメリカのミネアポリスで、音楽家の両親の下に生まれたジャネット・ペリー。2歳の時のクリスマス・プレゼントに「モーツァルト・ワンダーボーイ」という絵本をプレゼントされた彼女は、すぐさま主人公のモーツァルトとナンネルに魅了されたと言います。そして成長するに従い、母親の伴奏で歌曲やアリアを歌い、ますますモーツァルトの音楽の素晴らしさに目覚めたペリーは、音楽を志し、ピアノ、ヴァイオリン、バレエ、演劇、歌のレッスンに励みました。11歳の時にセントポールの市民オペラで「オズの魔法使い」の子役としてデビューした後、カーティス音楽院に入学、在学中からヨーロッパの主要な歌劇場に出演し、スープレッド・ソプラノとして活躍しました。晩年のカラヤンとは、ベートーヴェンの「第9」やブルックナーの「テ・デウム」モーツァルトの「ミサ曲ハ短調」で共演、クーベリックとも同じ「ミサ曲ハ短調」の映像収録があります。古楽作品も得意ですが、何よりクライバーの「こうもり」映像版での艶やかなアデーレは彼女の最も素晴らしい映像の一つです。このリサイタルは、長年共演を続けているジャン・ルメールの伴奏に乗って、彼女の滋味溢れる歌声で、愛唱曲が次々と歌われます。(2016/10/28 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM239 |
【ジャンスが歌いあげる4つの「夜」のかたち】19世紀末から第一次世界大戦前、一般にベル・エポックと呼ばれる時代を中心としたフランス歌曲を集めた一枚。デビュー時から得意としているバロック作品のほか、近年は近代作品でも高く評価されているフランスのソプラノ、ヴェロニク・ジャンスと、ボルドー生まれの気鋭のヴァイオリニスト岡田修一率いるアンサンブル、イ・ジャルディーニによる共演です。華やかなベル・エポックの作品から、「夜」が持つ様々な顔と魂の関りをテーマに、4つの側面に分けた興味深い選曲。ジャンスならではの豊かな表情で、それぞれの作品が持つ世界を掘り下げます。エディト・ピアフの名曲「薔薇色の人生」が聴けるのも嬉しいところ。室内アンサンブルの編曲は、ロマン派フランス音楽センター(PALAZZETTO BRU ZANE)のデイレクター、ドラトヴィツキによる、深い理解に基づいた作品愛あふれるものです。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA589 |
ラヴェルの名作群は管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、そして声楽曲に大別することができます。この中で声楽曲だけは、録音に恵まれているとは言えません。ピアノ伴奏だけで演奏可能な(CD2の17~19はフルートとチェロ付)歌曲のほぼ全てを、このプライスで網羅した当盤は、ラヴェルは気に入っているけれど、声楽曲は未体験という方にお薦めします。知名度の低い曲でも決して退屈させることがない、千変万化の魅惑の世界を必ずや発見していただけるでしょう。なおマニアな方には、通常は混声合唱で演奏される「3つの歌」のピアノ伴奏付きソプラノ独唱版という珍品をご用意しております。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554176-77 |