マーラー, アルマ・マリア(1879-1964)
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【アルマ・マーラーが残した歌曲全17作品を初収録!ピアノは当時のオリジナル楽器を使用】グスタフ・マーラーとの結婚生活のほか、多くの音楽家、芸術家と交流を持ったアルマ・マーラー。彼女自身様々な才能に恵まれていたと言われており、作曲家としては歌曲が残されています。このアルバムには、最晩年のマーラーによって出版の準備がなされた5つの歌曲(トラック3-7)から、2018年に出版された「独りの歩み」まで、全17曲が初めて収録されています。ソプラノのエリーゼ・カールワールツは母国ベルギーを中心にヨーロッパ各地で活躍、モーツアルトからベルクまで幅広いレパートリーを持ち、これまで2枚のアルバムをリリースしています。ボーイ・ソプラノを思わせる澄んだ中高音域から、深い憂いを帯びた低音域まで多彩な表現力で、作品の魅力を伝えています。ピアノは来日経験もあるアルメニア出身のマリアンナ・シリニャン。アルマが生きた時代のスタインウェイから美しい音色を引き出しています。※ 使用ピアノについて原盤ブックレットには1899年製とありますが、確認の結果1895年の可能性が高いとのことです。(2023/05/19 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG796 |
ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう?毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女だけに、国内仕様での解説訳・訳詞にも注目です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA393 |
ロマン派から現代までに活躍した24人の女性作曲家が書いた歌曲を収録したアルバム。クララ・シューマンの生誕200年を迎えた2019年、イギリスとポーランドの家系を持つドイツのピアニストのベンヤミン・ミードが彼女の作品の調査に着手したことが発端となり、ほぼ名前も知られていない女性たちの知られざる作品を発掘。比較的知られるレベッカ・クラークやアルマ・マーラー、エイミー・ビーチの歌曲と併せ、このアルバムが生まれました。さわやかな春の気持ちを歌う曲や、死の恐怖、不安な予感を抱いた曲などが女性の視点から描かれた24の歌曲を、ミードのピアノとともに、スイスのソプラノ、ハインツェンが歌い上げました。二人はライン=ルール地方リートデュオ・コンクールで第1位を獲得したのち、デュオとして活躍しています。(2021/11/19 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM378 |
最近、世界中で高い評価を受けているアラブ系アメリカ人作曲家フェイルーズ(1985-)。このアルバムには彼のこれまでの10年間に書かれた声楽のうちのいくつかが収録されています。もっとも古い作品は2005年の「さらわれた子供」で、最も最近の作品は2014年の「アナベル・リー」となります。使われた詩の中で最も古いものはイブン・ハファージャのアラビア語の「同性愛」について書かれたもの、そして最新の詩は2006年の「ドイツのロマンティックな歌」となります。「全ての人間」はあのアルマ・マーラーの日記から取られた言葉が歌われているという興味深い曲集、ここで表現力豊かな歌唱を聞かせるケイト・リンゼイとフェイルーズとの2番目の共同作業となったものです(最初の仕事はオーデンの詩を用いた「亡命者のブルース」です)。「ノー・オルフェウス」はフェイルーズの祖母の思い出として。このように様々なテキストを用いて書かれたこれらの歌は、ほんの少しの親しみやすさと深い感情を伴い、聴き手の心に直接訴えかけてくるのです。堅苦しい現代音楽ではなく、もっと柔らかい肌触りのする音楽といえるでしょう。(2016/03/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559783 |
後期ロマン派を彩る有名な愛の物語。マーラー夫妻とツェムリンスキーの微妙な関係を彼らの歌曲を通して垣間見るという、少々罪悪感に満ちた刺激的な1枚です。3人の歌曲を聞いてみればおわかりかと思いますが、一番先鋭的な曲を書いているのは紛れもなくツェムリンスキーでしょう。そのツェムリンスキーから一時期作曲を習っていたのが、絶世の美女アルマ・シンドラー。後のマーラーの妻となる人ですが、当時はツェムリンスキーとアルマは恋人同士であり、彼女の歌曲からは師の影響が強く漂い、ここでの濃密な音楽的なやりとりは、2人の関係をはっきりと物語っています。マーラーの歌曲は一番明快で民謡的ですが、その完成度の高さはやはり他の追随を許さないもの。ちなみにアルマに去られたツェムリンスキーは心に深い傷を負ったのは間違いありません。(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5119 |
金箔を多く施した官能的な絵画で知られるグスタフ・クリムトを中心とする「ウィーン分離派」運動と同時期に書かれた歌曲を集めた1枚。収録されているのはエーリヒ・コルンゴルトやリヒャルト・シュトラウス、アルバン・ベルクから、アルマ・マーラー、ヨハンナ・ミュラー=ヘルマンといった女性作曲家の作品まで多種多様ですが、どれも後期ロマン派の重厚な和声を持ち、クリムトの描く女性像のように、どこか暗く退廃的な雰囲気を宿しています。ロビン・アレグラ・パートンは英国出身でコンクール入賞歴を持つソプラノ。2022/23シーズンはドイツのミュンスター歌劇場と契約して活動しています。サイモン・レッパーは歌曲伴奏で高く評価され、ウィグモア・ホールで歌曲シリーズを担当しています。(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100228 |
2017年に発売された『Stille und Nacht 静寂と夜』(OC1879)に続く、美声バリトン、フィンガーロスのコンセプト・アルバム。今作の『FREMDE HEIMAT見知らぬ故郷』には、19世紀ドイツ・ロマン派を中心に多く取り上げられたさすらい人をテーマにした曲が集められており、聴き手は彼の歌を通して、住み慣れた故郷を後にし、苦しくも楽しい旅を重ねるとともに、深い郷愁を感じるさすらい人のさまざまな感情に共感を抱くことでしょう。ピアノ伴奏は前作と同じサーシャ・エル・ムイジが担当。最後の曲では2人で編曲を行うなど、フィンガーロスが信頼を寄せるピアニストです。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1711 |