クラミ, ウーノ(1900-1961)
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シベリウスの次世代を担う2人の作曲家、エングルンドとクラミのヴァイオリン協奏曲集。この2曲はともに20世紀フィンランドを代表する名協奏曲として知られ、第二次世界大戦中に作曲されたクラミの作品は、1944年にストックホルムで初演されています。彼の作品にはフランス音楽~ラヴェルや六人組からの影響も指摘されていますが、この協奏曲ではクラミ自身の作風が確立されており、更に晩年に改訂されたこの版は伴奏部分がよりシンフォニックになっています。また2016年に生誕100年を迎えるエングルンドは、20世紀後半のフィンランドを代表する作曲家の一人。大戦後しばらくは、ショスタコーヴィチやプロコフィエフとの親和性を感じさせる作風でしたが、晩年になるとこの協奏曲も含め、抒情的な作風を好むようになります。作品は初演こそ成功しましたが、その後はあまり演奏されることがありませんでした。これら2つの作品を演奏するのは、名手ベンヤミン・シュミット。OEHMSレーベルへの一連の録音や、ONDINEレーベルへのリゲティ、ショスタコーヴィチ、レーガー作品の録音で高く評価されています。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1278-2 |
貴方はストラヴィンスキーやラヴェルの色彩的な管弦楽曲がお好きですか?そして20世紀フィンランドが生んだクラミ(決して有名ではありません)をご存知でしたか?音楽環境ゼロの田舎に生まれながら作曲家になったこの苦労人をご存知なければ、この機会に是非ナクソス価格でお聴き下さい。現代音楽にありがちな晦渋さは皆無だし、鑑賞の予備知識も不要。こんなに耳にビンビンくる音楽がシベリウスの後の世代から生まれていたのです。ラヴェルの「ボレロ」のテーマを真似ちゃった13は特に興味津々。昨今うなぎのぼりの評価を受けるフィンランドの地方オケの演奏で。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553757 |
19世紀後半以降のフィンランドは、まさに素晴らしい音楽の宝庫といえるでしょう。当盤にも収録している豪壮無比な「フィンランディア」等が有名なシベリウス以外の作曲家は、残念ながら「知る人ぞ知る」的な存在に甘んじていますが、いずれの楽曲も深~い情感に裏打ちされた高水準な出来映えを誇っており、期待を裏切りません。泣きに泣かせる感動的なマデトヤ、甘い切なさがたまらないアールトイラやカスキ、20世紀の音楽らしい大胆な響きも交錯するラウタヴァーラ、威風堂々たるメラルティンなど、それぞれの持つ豊かな個性にも刮目させられます。北欧マニアからビギナーの方まで、自信を持ってお薦めできるベスト盤です。(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555773 |