ランゲ=ミュラー, ペーター・エラスムス(1850-1926)
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19世紀後半から20世紀初頭にデンマークの作曲家によって書かれた“ロマンス”を集めたアルバム。未出版などの理由でほとんど知られていない曲ばかりですが、どれも北欧の民謡を思わせる美しい旋律をヴァイオリンがロマンティックに歌い上げていて印象的です。デンマーク国立図書館が所蔵していた楽譜などを発掘し、世界初録音を4曲含んでいます。演奏はデンマーク出身の女性ヴァイオリニスト、クリスティーナ・オストラン。4歳よりスズキメソードでヴァイオリンを学び、24歳の若さでデンマーク国立交響楽団のリーダーに就任、現在もその地位で活躍を続けるほか、夫でピアニスト、パー・サロとの室内楽の演奏でも広く知られています。(2020/12/25 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220652 |
巷に溢れるクリスマス物のCD、たまには当盤のような変わり種はいかが?耳慣れない曲ばかりでも、この内容は素晴らしい、まずデンマークの小規模合唱団ムジカ・フィクタの演奏が特筆物なのです。至純のハーモニーとは、こんな演奏のことを言うのでしょう。収録曲の詞は、グロントヴィ、インゲマン、アンデルセンら、旋律の作曲者はニールセン、ランゲ=ミュラー、ガーデ、ハルトマンらで、いずれもデンマークを代表する芸術家です。合唱用編曲の多くは作曲家でもある指揮のホルテンが担当、ごく素直な編曲が原曲の持ち味を生かしています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554627 |
中央ヨーロッパでは広く愛されていた「ピアノ三重奏曲」というジャンルは、実はデンマークではそれほど長い歴史を持っているわけではありません。ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンが数多くの作品を書いていたのに、デンマークではそれらは全く手付かずでした。ようやく19世紀の半ばになって、何人かの作曲家たちが「ピアノ三重奏曲」を書くようになったのですが、例えばシューマンやメンデルスゾーンに傾倒していたゲーゼの作品はドイツ風であり、なかなか北欧独自の響きを獲得するまでには至らなかったようです。しかしランゲ=ミュラーの三重奏曲には明らかに北欧の民謡が使われるなど、独自の作品が生まれていくようになります。そんなデンマークの現代の三重奏曲を聞いてみたければアルバム「5つの現代ピアノ三重奏曲集」(8.226583)もあわせてどうぞ。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226119 |
あの夏の強い日差しのせいか、はたまた明るい夜のせいなのか・・・。とにかくデンマークの音楽は美しいセレナーデに満たされています。ロマンティックな歌の中には夏の光と夜の神秘が横溢し、セレナーデや愛の歌の中には汚れなき欲望と幸せ、そして幾許かの憂鬱の感情が交錯しています。厳粛な生死の問題を考えるよりも、好きな娘の家の門をたたく。そんな単純な愛の夢の世界に身を投じてみてはいかがでしょうか?若きテノール、ヘーゼゴーの輝かしき声でご堪能ください。(2007/10/17 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226012 |
3人のデンマークのロマン派作曲家による愛の歌を集めたアルバムです。一番時代の古いC.E.F.ヴァイセは、実はデンマーク出身ではなく、ドイツ生まれですが(モーツァルトの妻コンスタンツェとも知り合いでした)、15歳の時にコペンハーゲンに行き、当時流行していた文学の影響を受けて音楽の中にもデンマークの民俗性を採りいれました。アルノール・ハイセは当時、素晴らしい歌を書く作曲家として知られ、管弦楽曲や室内楽曲を含む100以上の作品を残しましたが、現在では忘れ去られています。ランゲ=ミュラーは最近復興の兆しのある人で、ほとんど独学ながらオペラ、管弦楽曲、劇場音楽、合唱作品、200以上の歌曲、ピアノ曲など広範囲の曲を書いています。ただ、やはり大規模な作品は冗長感が否めず、このような小さい歌曲で彼の真価が発揮されているようです。若きリリック・テノール、マティアス・ヘーゼゴーによる感動的な歌唱でどうぞ。(2010/04/28 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226141 |